病院や医療機関や福祉施設等の医療福祉従事者の人たちは、日本政府・厚生労働省・保健所から「布マスク」が送られてきて怒りの限界に達しました。
布マスクではウイルスの感染防御にはならないからです。
日本政府や厚生労働省に対し、
医師会会長さえも「布マスクは効果ない」と言い、
アメリカ合衆国保健福祉省(アメリカの厚生労働省)からも布マスク配布を注意されるという、
日本政府と厚生労働省は国際的にひどい醜態をさらしてしまいました。
ウイルスのサイズは0.1μm。布マスクは出入り自由
コ口ナウイルスの大きさは0.1μmです。
サージカルマスク(外科用マスク)は飛沫感染でウイルス5μmを遮断することができます。
コ口ナウイルスのサイズの方が0.1μmで小さいじゃないか?
と思うかもしれませんが、それはコ口ナ「核」の話。
外に飛沫感染する場合は、コ口ナウイルスは水分を帯びて5μmのサイズにはなります。
よって飛沫感染が主の感染源となるコ口ナウイルスはサージカルマスクでの感染防御が有効な理由となります。
米国立労働安全衛生研究所の実験によると、微粒子に対するフィルター効果は、
N95マスクが95%以上。
タオルが40%前後、
スカーフが10~20%程度、
布マスクは10~30%程度。
布マスクは最大90%もウイルスが抜けるということです。
ちなみに布マスクと不織布マスクは別物で、不織布マスクはサージカルマスク並のフィルターを仕込んでいます。
「ウイルス対策のサージカルマスクと、そうでない布マスクの違い」なんて、医療従事者や福祉従事者であれば基礎の基礎で習います。
布マスク自体さえの衛生管理も悪かったという事態
しまいには布マスク自体が衛生管理が悪い状態で作られており、すでに布マスク自体が感染しているという最悪の状況。
日本の医学部の牙城、かつ最古の看護医学の聖路加国際大学からさえも注意される結果となりました。
大西一成・聖路加国際大学准教授は「これだけ不良品が多いということは、衛生用品の管理が一切されていなかったと言っても過言ではない。ウイルスやカビの胞子、バクテリアなどが付着している可能性
虫混入、カビ付着…全戸配布用の布マスクでも不良品 政府、公表せず 毎日新聞2020年4月21日
https://mainichi.jp/articles/20200421/k00/00m/040/185000c
そして回収されていきました。
新型コロナ感染防止で全世帯に配布予定だった布マスクなどに不良品があり、納入元が回収を決めた問題で、配布済みのマスクにも不具合があるとの連絡が厚生労働省に複数寄せられていることが分かった。政府関係者が24日明らかにした。同省は配布済みのもので不良品が確認されれば交換する。
(中略)
厚労省によると、マスクの納入元は、興和(名古屋市)と伊藤忠商事、マツオカコーポレーション(広島県)。不良品は興和と伊藤忠が納入したもので見つかっており、2社は未配布分を回収するとしている。配布済みの布マスクにも不具合か 2020/4/24 共同通信
https://this.kiji.is/626355352257725537
一体何のために税金を466億円もかけて、ウイルスを予防できない布マスクを配ったのか。
わざと高額な予算をつけておいて、低コストで仕事を投げ、差額をピンはねして儲けようとするから、安かろう悪かろうが実現してしまったのです。
厚労省・保健所がウイルス感染者数を少なく操作していたのがバレた件~2020年感染対策~
厚生労働省・保健所の感染患者の対応に激怒する医師たち
マスクの感染防御は医学の国家試験の必修問題で出される基礎レベル
マスクの感染防御は医学の国家試験の必修問題のボーナス簡単問題で出されるほど、超超、基礎レベルの知識です。
例えば、2013年度(第102回)版 看護師国家試験の過去問題を見てみましょう。
空気感染を防止するための防護用具はどれか。
✕1.ガウン・・空気感染は✕
✕2.ゴーグル・・空気感染は✕
◯3.N95マスク・・空気感染を防止
✕4.サージカル(外科用)マスク・・飛沫感染防止4 外科用マスク
サージカルマスクともいわれる。飛沫感染を防止するために有効だが、空気感染は防げない。解説
くしゃみや咳で飛散した飛沫の中の水分が蒸発すると、直径5μm以下の飛沫核になります。サージカルマスクでは5μmまでしか捕集できませんが、N95マスクでは0.3μmまで捕集できるので、空気感染(飛沫核感染)の防止にはN95マスクを用います。2013年度(第102回)版 看護師国家試験 過去問題
https://nurseful.indeed.com/student/contents/kokushi/kakomon/2013/018
問題では「空気感染」を防ぐのは?で3のN95マスクが正解です。
大切なのは、
4の外科用サージカルマスク。くしゃみや咳などの飛沫感染に有効と解説されています。
サージカルマスクではウイルスが水分を帯びた5μmまでは防御できるとあります。
ではもっと穴の大きい布マスクでは?
当然ながら感染防御することはできません。
厚生労働省の作った国家試験にも必修という超基礎知識のサービス問題で出ているのです。
本当に基礎中の基礎です。
もしかしたら今回の反省に学んで、将来的にはこんな国家試験問題が出されるかもしれません。
必修問題(妄想)
20XX年度(第1XX回)版 看護師国家試験 過去問題
飛沫感染を防止するために適当でない防護用具はどれか。
1.布マスク
2.N95マスク
3.サージカルマスク
なぜか医療者向けには「サージカルマスク」と言い出す厚生労働省
厚生労働省(保健所)は定期的に病院や施設の監査をしにきます。
そこに布マスクなんてあろうものなら厚生労働省・保健所は「布マスクなんてけしからん!ウイルスがそのまま抜けるだろ!業務改善命令だ!」と顔を赤くして怒ります。
しかしその厚生労働省・保健所が、自ら病院や施設に布マスクを配布したので、医療従事者の中では「ふざけとんのかこいつらは・・」となって怒りがMAXでした。
他人に「働け!」と説教する人自身が、実はニートだったような話です。
しかし建前では「サージカルマスクを使うように」と医療現場に言ってくる厚生労働省。
厚労省が示したN95マスクの例外的な使用ポイントを紹介します。
気管内吸引や気管内挿管、下気道検体採取など、エアロゾルが発生するような手技を行う場合はN95マスクの使用を推奨。
その上で、それ以外の場面ではサージカルマスク等を使用するよう促しました。
また、N95マスクの再利用や継続利用の方法を示しました。新型コロナで例外的に「N95マスク」を再利用?!|看護roo!ニュース 2020/04/16
https://www.kango-roo.com/work/7508/
「あれ?布マスクで感染防御できるんじゃなかったの厚労省さん(棒読み)」と返したくなります。
自分たちが医療従事者や国民全員に布マスクを配っておいて、医療者向け情報には真面目に書いていたので逆なでされているようにしか思いませんでした。
「布マスクはウイルス感染防御対策には不十分」と知りながら、必死に「感染防御に有効」という捏造した論理を組み立てて、日本政府に従って配布したのです。
80年前の戦時中も布マスクだった
日経新聞を見ていたら面白い記事がありました。
状況を変えたのは戦争だ。物資不足で「愛国マスク」のように透けて見えるぺらぺらのガーゼ製ばかりになった。
■いつも清潔に 使い捨て広がる
洗って繰り返し使うガーゼから不織布の使い捨てへと転換したのは80年代以降、花粉症対策で多くの人が使うようになってから。ガーゼだと花粉が目詰まりする。便利な使い捨ての人気が高まった。
マスクの歴史 呼吸器・高級品・ガーゼ・使い捨て… 2020/3/29 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57052560Q0A320C2W11600/
なんと80年前の戦時中も「愛国マスク」と称して布ガーゼマスクだったのです。
それから時代も医学の技術も進んで、洗って使える不織布、使い捨ての立体マスクと進化してきたのに、2020年現在でも布マスクに戻すという時代錯誤を感じました。
元々、マスク配布はマスク配布自体が目的ではなくて、40億円程度で済む話を、466億円と税金を多めに見積もって出費させて、日本郵政株式会社の旧郵政官僚の公務員にボーナス給料をプレゼントさせることです。
知恵のある人はしっかりとしたフィルターの入ったマスクを使用しましょう。
布マスク(アベノマスク)が飛沫を防げると言う動画がツッコミどころ満載