韓国一人旅①~仁川国際空港→ソウル~
の続きです


◎2日目 Nソウルタワー/明洞(ミョンドン)ソウル観光

関帝廟(東廟)

キリスト教と儒教の強い韓国ではかなり珍しい。関羽信仰。

東廟

中国三国時代の関羽を祀った関帝廟。
1601年頃に建立された。
豊臣秀吉の朝鮮出兵こと壬申倭乱(イムジンウェラン=文禄・慶長の役)」の直後の中国皇帝の要請により建てられ、朝鮮王朝にも重視される。「関羽将軍のおかげ」で日本軍が退いたと言い伝えるため。

関羽信仰は平たく言えば三国志の関羽ように「官僚の規制と増税を徹底して嫌い、経済の商売繁盛を願う」信仰。

中国人の富裕層にとても人気が高い。

あまり注目されていないが、これからここは重要なアジアの拠点になるだろう。

休日か週末でないとオープンしていないようだった。


ソウル城郭(漢陽都城) 駱山城郭道

東大門の漢陽都城(朝鮮に攻めてきた漢族防御壁)

朝鮮の初代国王・李成桂(イ・ソンゲ)が1392年に建てた城の「漢陽都城(ハニャントソン)」の城壁跡。
小高い丘に万里の長城のような積み方をして敵の侵入を防いでいる。

周辺に東大門(トンデムン=興仁之門(フンインジムン)や、南大門(ナンデムン:崇礼門(スンネムン)などが現存している。

日本でも仏教寺院の、東に「東大門」や、南に「南大門」と名付けるので発音も同じ。

出先でトイレに困ったら高そうなホテル2F以上に行けば清潔な場所へ無料で入れる法則は万国当たっているのかもしれない…

Nソウルタワー(南山タワー)

479mのNソウルタワー(南山タワー)から東京の方角を遠望。

明洞ショッピング


Keunkiwajipのカンチャンケジャン

Keunkiwajip
人気店すぎて1時間ほど行列。品の良いカンチャンケジャンの味。
煮物等が完全に日本風の出汁の味付けだった。
右はチゲに見えるが味噌汁。

 

 

曹渓寺

韓国仏教界の最大宗派である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の総本山。
高麗中期の僧の知訥(ジヌル、1158年 – 1210年)を開祖とする。

「曹」「渓」など名前から日本の禅宗を連想する文字列をしている。
実際に禅宗に属しているが、学業祈願であったりと、あまり禅宗らしさはない。

信徒の方々が建物ごとに深々と礼をしているのでとても信仰深いことが伺える。

本堂には巨大な金色の釈迦牟尼仏を3体も安置しているのが

読経の場面に出くわしたが仏像に向かって祈るのではなく、仏像の右側を向いて読経するのが斬新に感じた。

 


景福宮(けいふくきゅう)

景福宮(けいふくきゅう)

韓国ソウル中心部。日本人に関係の深い場所。
・文禄の役で豊臣秀吉の朝鮮出兵で、小西行長や加藤清正が攻めてきたときに、国王の宣祖が逃げようとしたので朝鮮人自ら攻め落とされた場所。
・戦時の朝鮮統治で日本の朝鮮総督府本庁舎が置かれた場所。

建物は道教の風水を意識しながら中国の紫禁城を真似ている。

現在は朝鮮の伝統衣装を来て入ると3000円(30000ウォン)の入場料が無料になるため、観光客も国籍問わずこぞって朝鮮の民族衣装を着ている。
なので中はコスプレ会場のようになっており、インスタ映えを重んじる昨今、自撮りの聖地になっている。

「あなたの名前、書きます」という無料習字サービスなるブースを韓国中心広場で見つけて、まぁまぁ習字の上手い人が墨汁で名前を書いてくれるだけなのですが、わりと行列ができていて。
カラフル習字や似顔絵を描くわけでもない。
冷静に考えれば、自分の名前は誰でも自分で書けるのですが「他人に書いてもらうとなんか嬉しい」という「なんか」を付加価値の売りにしてるのが良いと思いました。

韓国の国会議事堂前「貞仁麺屋」平壌冷麺とマンドゥ(餃子)

韓国の国会議事堂前の小綺麗なお店「貞仁麺屋」で頂いた。店の評価はグーグル上では高かった。
味は一言でいうと日本のそうめんの「揖保の糸」だった。
コシのある高級そうめんに+2mmほど太くなっている感じ。
麺としては高級感があるが、水に浸してあるだけなのに、この多めな分量が来ると「食べるのがしんどくなる」
量をそうめん並みに少なくして、なにか「濃い味のソース」があると美味しく化ける気がした。
マンドゥ(餃子)は餃子のジューシーさは皆無でサイズが大きいだけでパサパサしている肉の塊。
不味いほどではないが、食べられる範囲の味で、やはりこれも大きいので「食べるのがしんどくなる」
総括すると、日本人にとっては「高級そうめん」の方が美味しいので、現地の冷麺はおすすめできない。
日本のチェーン店の「カルビ丼とスン豆腐専門店 韓丼」や、焼肉チェーン店の冷麺は現地の10倍は美味しいと思う。


汝矣島(ヨイド)漢江(ハンガン)公園

韓国人の友人に「ナイトパーティーや夜景、屋台飯がたくさんあるからおすすめ」された汝矣島(ヨイド)漢江(ハンガン)公園。

いろんな食べ物が楽しめる。今回の旅行で一番気に入った場所かもしれない。

初めての韓国屋台。

屋台はイベントごとに更新されやすいので、いずれ均衡化されて世界中が同じ屋台になりそう。衛生上、揚げ物か焼き物か、あとアイス系に限定されてくるので。

ただ台湾の果実や、韓国の肉や、ドイツのウインナーのように明らかに素材からレベルが高いのはトラディショナル(伝統)で残っている。

韓国の夜の屋台へ来ていますが、たこ焼きが数店あってどこも人気。わりと初めて見るような反応していますが最近のブームだったのでしょうか…

とにかくどこ行っても、たこ焼き屋がストリートフードで人気が高い。伝統的な韓国屋台よりも。
発音も「タコヤキ」でテンション上がってる若い人をよく見る。ユーチューブの影響だろう。

食べてないので分かりませんが、YouTubeを見る限り「ドーナツの中にタコを入れてハチミツをかけた味」と言われていました。やはりちょっと異なるものなのかも知れません…

韓国の屋台のベスト。チキン揚げ旨辛ソースかけ。
屋台はたくさんあって一通り参考しましたが、ダントツでこれが美味しかったです。
他は串物の揚げ物や煮物が多いですが、味が淡白だったり、大味が多くて、量も多いので、結構しんどくなります。

韓国の国会議事堂に来ていますが「立地がセコい」と思ってしまった。
永登浦区 汝矣島洞。

見通しが良く、川沿いで陣が張れる中洲のような場所。
戦国時代のお城と同じ発想。
(近代以降は堀の深いお城をイメージすると良い)
有事の軍事拠点ならまだしも、民主主義国家として国会を置くのはひどい。
内部で暴動が起きても「必ず自国民の弱者を切り捨てる」から。
岐阜城のような川沿いの山に国会議事堂があるとイメージすると、かなりいびつである。
例えば北朝鮮からソウルへ単純に陸路で攻めていたら、川より北を防衛戦にして切り捨てる。
それが露骨に分かる位置にあるのがセコい。

永登浦区 汝矣島洞からソウルの方角への夜景は、
尖沙咀から見る香港の夜景にかなり似ている。
しかし、なぜか夜景の見える側を、必死に建物の3Fまで木を植込して庶民は夜景が見れないようにして、
同じく国会議事堂のある汝矣島洞の議員や、LG社など大手企業の接待のときに3F以上のレストランから夜景が堪能できるようにしてある。
韓国人同士内で公然とサービスの格差作ってひどいと感じました。
仮に北朝鮮がソウル側から漢江へ侵攻してきたと過程したら、韓国側自身が植えたこの格差植林によって、北朝鮮側が見えないという自滅の大ポカになりそう。
最初は川の洪水時の防波堤目的かと思いましたが、全くそんな機能でもなかった。
「国会議員や企業役員の接待夜景を庶民に見せたくない」ただそれだけ。

LG本社ビル

Hongik

鏡は20.9kmほど歩きました

20kmも歩いて足が生まれたての子鹿みたいになってる…
もう動かん…

参勤交代や千日回峰行や四国遍路周り1ヶ月達成コースが1日30km、飛脚が200kmらしく、昔の人も体のどこからエネルギー持ってきていたのだろうと感じました。