2020年2月にダイヤモンド・プリンセス号でコ口ナウィルス罹患者を隔離している時、私も岩田医師の告発動画があるまで「クルーズ船は感染専門医や感染管理看護師のインフェクションコントロールドクタークラスが厚労省経由で対応しているもの」と思っていました。

しかし、船員や医療従事者の接触、厚労省がそのまま勤務する…あまりに杜撰(ずさん)すぎて落胆しました。

新型コ口ナウィルスへの対応で露呈した厚労省の正体

それまで「大丈夫です」と言う「厚労省の謎の匿名意見」を信じ続けて「うおー!日本国はがんばっている!さすが厚労省の官僚様!」と言っていた人の息はピタリと止まりました。官僚の権威による洗脳が解けたのです。

不安が強いと、自己保身から、それを後押ししてくれる権威へ服従します。権威バイアスと言います。
それが一発で崩れた瞬間でした。
危機的な状況の時ほど判断を誤る!認知バイアスに注意せよ!

しかし厚労省は2020年3月になってコ口ナウィルスが日本全土で流行ってから、度々デマツイートを拡散させていきました。


医療機関へマスク配布したデマ

厚労省が「医療機関にマスクを供給した」というのです。
すぐ日本医師会に「そんな事実はない」と批難されました。

私自身も、びっくりでした。そんな事実、本当に聞いたことなかったからです。
周囲の病院やクリニックの関係者、院長の医師の知人・友人も
「初めてそんな話聞いた」「マスクがなくならないよう病院の実費で買い揃えているのに、よくそんなウソを流せるな厚労省は」
という反応をしていました。

ドライブスルー検査は感染拡大というデマ

厚労省がやったマスクを医療機関に配布したデマがあり、しばらくこんな現場が混乱するミスはしないだろうと思っていたら、数日後には「ドライブスルー検査は医師の診察がないから感染拡大」というデマを流してきました。


国の公式機関がデマ連発して良いのか?

本来、国の公式発表でここまでデマを連発したら、流した張本人は解雇のはずです。

デマと言えばまだ聞こえの良い方で、国の公式の本家本元がやっているので「嘘(ウソ)」なのです。

しかし官僚・公務員なので、こんな失態を繰り返しても責任は問われません。

厚労省は5年前のデータを出すアーカイブ省

当たり前ですが、国の公式データは信頼性が高いとされているので、研究や論文で信頼性と妥当性の高い情報として引用されます。
もちろん私も何度もデータベースを利用したことがあります。

しかし多くは3~5年以上前の長期的なデータを参考程度にします。

そもそもなぜ厚労省がでしゃばってくるのでしょうか。


厚労省は高卒・大卒者の集まり。大学院卒の専門研究者ではない。

厚労省及び各省庁すべてそうですが、国家公務員の官僚なので「おぉ!すごい!頭いい!」という印象を抱くと思います。

しかし彼・彼女らはあくまで高卒や大卒の学士。
はっきり言って、学士の、大学生がそのまま仕事をしていると考えていいです。

もしあなたが大学で実証研究の理科系の論文を書いたり、大学院で修士や博士であれば、公務員の官僚よりも遥かに専門的に頭が良いのです。

厚労省だからといって権威に臆する必要はありません。
研究者や学校・病院関係者の専門職の人であれば、特にそのことを知っているでしょう。

厚労省で何が起こっているのか?

通常なら政府が厚労省の官僚に指示を出すのですが、日本は議員に立法能力がないので、権限が官僚主体になっており、首相・内閣総理大臣よりも官僚が上にあります。

なので首相の指示より先に、厚労省が情報を流すのですが、「私達はしっかりやっています」という保身が全面に出たのでおかしくなっているのです。

厚労省がデマをばら撒く頻度が増え、医師会からさえも批難されたのは、

官僚の「事なかれ主義」で、何か問題があっても責任かぶりたくないので「最初から何も問題がなかったことにしようとする」からです。

結果、事実と違う厚労省の理想や妄想を公式で垂れ流すようになり、虚偽や捏造となったのです。