のんさんが民放に出演したことでのテレビ帝国の終焉

政治経済・近代学問

2019年8月10日、能年玲奈さんことのんさんがNHKの「この世界の片隅に」のドキュメンタリーに登場しました。

生放送にも関わらず、15秒程度の録画映像でしたがこれは快挙です。

のんさんの何が快挙か?

元々のんさんは2013年にNHKの朝ドラ「あまちゃん」で大ヒットしました。
しかしそのあと独立するということで芸能界から一切姿を消しました。
具体的には音事協(音楽事業協会)に逆らったのです。

音事協は渡辺プロダクションやホリプロやジャニーズなどの最大手芸能事務所の上にある協会で、ここと対立したら芸能界生命を絶たれます。

しかし、のんさんはいち早く芸能事務所トップの音事協に弾かれて、逆にテレビに戻ってきたのが快挙なのです。

芸能界で流行りの「解散ビジネス」「暴露ビジネス」

今は大手芸能事務所が電通(広告代理店)の指示で、YouTube等のネットに活動拠点を移そうとしています。

なので、意図的な問題スキャンダルを起こす「解散ビジネス」や、意図的に闇を暴露して消える「暴露ビジネス」をしています。

SMAPは2025年頃にフジテレビで、TOKIOは2027年頃に日本テレビで復活する(予言)

芸能事務所も脱・音事協で、あえて「解散ビジネス」や「暴露ビジネス」をやって抜け出す理由を作ろうとしているのです。

本音を言えばテレビの芸能人はネット活動拠点を移したいのですが、先輩やお上が動かないと下は動けないから、わざわざ起こしているのです。

ジャニー喜多川の死去が一つの節目

タイミング的にジャニーズ事務所トップのジャニー喜多川さんの死去も、音事協の作る芸能帝国の崩壊の象徴でもあったわけです。

今のジャニーズの「結婚できるのはグループに一人のみ」というルールも崩れていくでしょう。

(実際、ジャニーズもどのアイドルグループも隠し子がいるだろうけど。)

歴史で言えば、銀行が実物資産から法定通貨、そこからデリバティブや仮想通貨といったように、世界的に旧勢力vs新勢力という構図が鮮明になってきました。

新聞からテレビ、テレビからネット。

ネオ・音事協が出来るでしょう。

タイトルとURLをコピーしました