景気回復のために失業者が増えないといけないアメリカの苦行

4月末まで上がり調子だったが、9月末まで短期的な調整相場を組みそう。利下げまでの。
4月末に売る、9月末に買うだけの周期。

2023年は米利上げによるGAFAMの株価下落を、NVIDIAを持ち上げて立ち直ってると見せかけると同時に台湾有事を交代させるワザを披露したが、ソロスチャートでみるドル円売りとエヌビディア売りの象徴的な出来事。

日経平均632円安 ソロス一派「NVIDIA株売却」に過敏反応:日経
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB081GX0Y4A500C2000000/

今回の4月の戦争物価高の追い飯の急落の反動で、アメリカが利下げしやすくなった。しかし利下げは失業率が4.5%まで上がらないといけない。
つまり「株主のためにアメリカ人がもっと失業しないといけない」フェーズに。
日本が円安総受けでドル高にして物価高相殺してたが、アメリカ人が悲惨すぎる。

アメリカが利下げして株価を回復させたいフェーズに入り、利下げのためには失業率が「上がらなければならない」ので、米大統領選へ向けて景気上昇と株主利益のお膳立てのため、実力とか関係なく今後解雇されていくアメリカ生活の悲惨さ。

怖いもの見たさで、アメリカの、院卒で何社受けても採用されず、採用されても、家族を持っても、いつレイオフされるか分からないリスクにビクビクし、ケガや事故したら高額医療で借金生活、固定費と家賃と生活費で全く貯金も貯まらず、職場まで1時間かけて毎日通勤してガレージで暮らす地獄を。

で、この米雇用統計で下がった株価の分を、アメリカが利上げドル買いして、日本が円安で尻ぬぐいする流れが今後の展開。おそらく150円より下は近況では想定していなそう。

本質は米国債を売れないという戦後からの伝統的な日本奴隷縛りプレイなのだが、日本も利上げしてアメリカ様を毀損するわけにはいけない口実が、コストプッシュインフレにおいて利上げしなかったので長期的な逆張りになってる。これは偶発的な国債格下げ回避の手段なのか不明だが。

金 vs 米国債(ドル円=原油)
日本が世界一アメリカの米国債という借金を肩代わりで保有して日本国民がみついでいるので、日本で金を売ることは出来る(外国向けに消費税還付で)が買わせてももらえない。

日本が国債金利を上げない理由は、国内に変動金利でローン組んでいる人が多いから以上に、それでアメリカ様の米国債も利上げして米国株が下がる(釣られて日本株も下がる)のを気遣うというアメリカ・ファーストな理由だが、
ドル高のコストプッシュインフレ下では、あえて逆張りになるのでは。

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