家庭や学校や職場で、言ってないことを言ったことに、やってないことをやったことにされることがあります。
どこからか勝手なウソの噂が流され、どこからかそれが正当化されていることはありませんか?
そのような場合、だいたい集団の中のパーソナリティ障害者が最初に「ウソ」を流しています。
医療や福祉の現場では、特に気をつけているのが「境界性パーソナリティ障害」のウソのパターンです。
ウソで組織や集団を混乱させ、腐らせて壊滅させます。どう対応したらいいのでしょうか?
境界性パーソナリティ障害、解離性障害の行動操作の典型パターン
境界性パーソナリティ障害、解離性障害の行動操作の典型パターン。
自分は人類史上最高の被害者だと妄想→
あいつのせいだと敵を作る→
自分の言いなりになる良心ある他人を使いパシリで攻撃に向かわせる
(自分は安全な場所に避難)
元がウソの被害妄想なので「本人に確認していい?」という対処をします。
もともと妄想のウソなので「本人に聞かれたら終わり」です。嘘がバレます。
教科書通りの対応です。
なぜ自分の被害妄想からウソを付くのか?
本人は被害妄想を見ているので、ウソをついている自覚はないかもしれませんが、結果的に妄想が発端なのでウソになっているのです。
これを心理学ではスプリッティング(分裂)と言います。
良い自分と悪い自分が分裂しているので、周囲の他人も分裂させようとするのです。
例えば、精神病院でボーダーの患者が、
介護士に「私は看護師に暴力を受けた。分かってくれるのは介護士のあなただけだ。看護師の〇〇さんはとんでもないやつだ。医師ももう薬を飲まなくても良いと言った。」という被害妄想から来るウソを流しします。
そして介護士は「看護師の〇〇さんは暴力的だ。患者はこんなに良い人なのに。無理に薬を飲まされているんだね。」と信じてしまうことがあります。
正しい対応としては「看護師の〇〇さんに確認してみるね。薬のことも医師に確認してみるね。」です。
それをせずに患者の言うままに信じると「看護師の〇〇さんは良い人だ」「いや悪い人だ」と職場同士の人間関係が荒れます。
医療現場のカンファレンス(会議)ではこの状況を「今、患者はスプリッティングしている」と言ったりします。
精神病院ならすぐ気付けますが、診断されていない境界性パーソナリティ障害が通常の職場等の人間関係が荒れる時に種を蒔いていることが往々にしてあります。
なんで自分で言わないの?なんで自分で動かないの?本人に確認していい?が必須
対応としては
なんで自分で言わないの?
なんで自分で動かないの?
本人に確認していい?
と返すのが大切です。
冷たいように思われるかもしれませんが、それが病気なので治療のためです。
典型パターンとして
「同情をひいて他人を攻撃に向かわせるための使いパシリさせる」「自分は動かない」のが特徴的だからです。
自分は良い自分なので、悪い他人を作ったら、自分は手を汚さず、戦うのは悪い他人同士にさせます。
他人の被害話を武器に攻撃して来る人がいたら、その人を裏で操作しているボーダー(境界性)が大体います。
そもそも被害妄想のウソをど初っ端に作っているので「確認してみるね」と返せば一瞬でウソとバレます。
通常の人間関係で出会ったら
精神科の臨床現場ではスプリッティングは折り込み済みなので早期に気づけますが、通常の学校や職場の人間関係でこれをばら撒かれると厄介です。
年功序列や上司や取引関係で逆らえず、ウソで全員が騙されたままウソを正当化する方向に向かうからです。
良心ある弱い人がメランコリー鬱で追いやられ、同情話と脅迫で騙し続ける攻撃性の強い人(ダークドライアド、マキャベリア、ナルシスト、サイコパス)が組織に残るので、底なしに組織が腐ります。
別に人類史上最高の被害者と妄想するまでは良いです。
その次に「自分は悪くないから他人を動かそう」とする行動操作が明確に特徴的なのです。
「私は被害者です。あいつを攻撃してください。」と言われたら、
「なんで自分で言わないの?」
「本人に確認していい?」
と聞くことが本当に大切です。
そうしないと騙されたままになります。
当人はそれで他人が思い通りに動いてくれないと、自分を責めたり、他人を責めたりします。
そこでまたお涙頂戴の道場で操作しようとしてきます。
そうやってその人から人がどんどん離れていきます。
そして人間不信を繰り返します。
そういう病気なのです。
そこから精神病へと発展していきます。
境界性パーソナリティ障害は薬の薬物療法で対応するものなので、個人でどうにかしようとしてはいけません。
必ず専門の医療機関との治療の中で改善させていくものです。