苫米地英人のおすすめベスト良書ランキング(年代別)

苫米地英人氏は認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)・計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)です。
経歴が凄まじすぎて書ききれませんがカーネギーメロン大学の博士で「学歴キラー」と呼ばれるほど、現在の日本人ではこれ以上の学歴の人物はいないであろうと言われる人物です。
詳しくはWikipediaをどうぞ→Wikipedia 苫米地英人略歴
また日本の一般会計と同じ程度の個人財産を持っているそうなので、桁外れに金持ちです。

2009年頃から日本での執筆活動が多くなり、本の発売数も月1,2冊程度と多すぎます。

私は苫米地英人氏以外にも月に1万円分(10冊)以上の専門書や新書などいろんな本を買って読む読書家ですが、読むのが追い切れません。

それでも心理学者として同じジャンルの心理学系の著書に触れる機会は多く、苫米地英人氏も2007年頃から例外なく読んでいるので紹介します。

苫米地英人氏は「10冊に1冊の当たり本」

いきなりこんなこと言うのは申し訳ないですが、苫米地英人の著書には「10冊に1冊の当たり」があります。

月に1,2冊発売するので、年に12~24冊発売されるうちの1冊か2冊「これは凄い!」という「当たり本」があります。

とはいえ、残りはどうでもいい本というわけではなく、一度他の苫米地本を読んだことがある人なら「物足りない」と感じるのです。

分かって我慢できる人しか読めない

Amazonのレビューにも多くありますが、内容に自慢話が多い、あるいは経歴がすごすぎて事実だけを書いても嫉妬で皮肉にされています。そういう人は「苫米地ってこういう性格の奴なんだよ」という軽い認識を最初から持って読めば少し楽になるかもしれません。

4つのジャンル

ジャンルは大きく4つあります。

「成功哲学マインド系」「ビジネス系」「政治・経済系」「学問系」です。

「成功哲学マインド系」では、個人の精神的な悩みを入り口に、国際コーチ協会会長のルー・タイスのコーチング理論を基礎とした苫米地流哲学や方法論が中心になります。「幸福」「恋愛」「夢」「人生」「~術」などのタイトルが特徴的です。

「ビジネス系」では、儲けるとか大金持ちになるなどの社会的な悩みを入り口にしています。書いてあることはマインド系と同じことが多いです。ただ最終章あたりになると時事的な政治・経済に目を向けようと結ぶことが多いです。「儲ける」「稼ぐ」「収入」「金持ち」などのタイトルが特徴的です。

「政治・経済系」では、歴史的な経緯を追った分析と、今の時事ニュースの分析が中心です。最終章あたりになると成功哲学で結ぶことが多いです。「洗脳」「~経済学」「秘密」「~が知らない」などのタイトルが特徴的です。

「学問系」では英語や教育やディペードや宗教などを入り口に、苫米地流に解釈を加えています。こちらも最終章あたりになると成功哲学で結ぶことが多いです。「倍」「育て方」「論理」「釈迦」「~教」などのタイトルが特徴的です。

4つのバランスの均衡


この4つがバランスしているので、どこから入っても、どこかへ流れることになります。
マインド系とビジネス系は近く、ビジネス系と政治経済系は近く、政治経済系は学問系と近く、学問系はマインド系と近いです。
マインド系やビジネス系は学生や女性などの若年者向け、政治経済系や学問系は現役世代やそれ以上の年配者に対応しています。

マインド系・ビジネス系は情報量が少ないですが分かりやすく、
政治経済系・学問系は情報量が多いですが難しいです。

つまり
マインド系を求めている人が正反対の政治経済系を読むとつまらなく感じるでしょうし、
政治経済系を求めている人がマインド系を読むとつまらなく感じるということが起きるのです。

苫米地英人の個人的な良書(年代別)


※あの本は?と思う人もいるかもしれませんが、最近になって内容重複で焼き回された新しい本の方が内容が分かりやすい場合もあってそちらを紹介しているのであしからず。見落としていたら教えて下さい。


2000年


学問系

洗脳原論

←単行本 電子書籍→

苫米地英人の初期の本。ファンでもほとんどの人が読んだことないのではないかと思われます。

しかし個人的には良書です。洗脳の仕組みについて定義から実験・考察まで詳細に書いてあります。

成功哲学に後押しされた独特の「バイラルワード」(儲ける!モテる!など人を感情的に引っ掛けるワード)が少なく「~である」口調。別人かと思うほど堅苦しいので最近の本を読んでから読むと面白いです。222ページに渡ってほとんど学術論文です。引用文献にも使えると思います。

タイトルはデザインからしても、苫米地氏も尊敬すると言っていた小室直樹先生の90年代の「原論シリーズ」を真似たのであろうと思います。
小室直樹は2011年にお亡くなりましたが、日本人で唯一世界レベルで通用する学者の大天才でした。
今まで色んな本を読んできましたが小室先生の本は群を抜いています。小室本を読んでいる人いないか人で学問に対しての理解は雲泥の差があります。それくらい価値があります。




2007年


2000-2006年は2年に1冊程度の出版でした。
良い本もありますが、最近になって焼き回された本の方が良いのでここでは割愛します。

成功哲学マインド系

心の操縦術 (PHP文庫)


2007年は読売巨人軍監督原辰徳氏の愛読書としても有名な「心の操作術」です。

ここで読まれやすい形として登場し始めました。私が初めて読んだのもこの本です。

この年はスピリチュアルに対して書いた「スピリチュアリズム」という本もありますが、これも最近の本の方が情報量が多くて良いと思います。



2008年


学問系

洗脳 ~スピリチュアルの妄言と精神防衛テクニック~


この頃はスピリチュアルカウンセラー江原啓之氏のオーラの泉という霊視番組が流行っていたのでスピリチュアルに対して書くことが多かったです。

2008年は「英語は逆から学べ」などの「学問系」が多く登場しています。

英語シリーズは参考にはなりますが実践は難しいです。個々人によります。


2009年


学問系

苫米地英人、宇宙を語る


ドナルド・ホーキングの話からよくここまで掘り下げれたと感心しました。

宇宙と脳の関係についてそうとうに世界観が広がると思います。


2010年


この年の書著がまとまったものが多いです。

学問系

フリー経済学入門

←単行本 電子書籍→

クリス・アンダーソンのFreeの著書に同意・反対するような内容の本。
限界効用逓減の法則など、学問として勉強になるだけでなくビジネスにも応用できる良書。

学問系

なぜ、脳は神を創ったのか? Forest2545新書

←単行本 電子書籍→

量子力学と数学を用いて神の不在証明がなされるまでの歴史を書いた本。
宗教嫌いで現実主義な人が手に取りそうなタイトルながらも、内容は心の時代へと向かうという穏健な内容。
それまでの凝り固まった単なる科学万能の唯物論者への緩衝材になったようにも思う。

学問系

お釈迦さまの脳科学 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? 小学館101新書

←単行本 CD→

釈迦の悟りについて脳科学的な視点から考察した良書。

学問系

脳を鍛える「超」記憶法 アスコム


←単行本 CD→

試験勉強・資格勉強で利用する人は必読の書。

苫米地英人氏はそのような使われ方は単に記憶するだけなので本意に反すると書いているが、この記憶法で勉強すれ必ず合格できると思う。


2011年


ビジネス系
学問系

クロックサイクルの速め方 ~脳が2〜32倍速になる特殊音源トレーニングCD付


時間をいかにコントロールして脳をスピーディーにさせるかの実践本。

速読や仕事や勉強にも多用できる。

学問系

ディベートで超論理思考を手に入れる 超人脳の作り方


世界レベルでのディペード(議論)の専門的な正しい手法が学べる良書。
実際の模擬ディペードのDVDは参考になった。
ディペードは勝ち負けではない、論破の仕方まで、内容も濃い。これがあれば言論で負けることはないだろう。

成功哲学マインド系

幻想と覚醒  パンローリング

←単行本 CD→

今までのマインド系の本より時間の概念や実践法などに入り込んで書かれた本。

成功哲学マインド系

コンフォートゾーンの作り方【聴くだけで目標達成できる!CD付】~図解TPIEプログラム~

←単行本 電子書籍→

過去に書いた「まずは親を超えなさい!」という本の要約本。図解があって分かりやすいのでTPIEに冠してはこちらを読んだほうがいい。


2012年


成功哲学マインド系

夢をかなえるPX2完全マスター―なりたい自分になれる!講義実録CD付き!


PX2はTPIEの子供版ではあるが、アファメーションについては、かなり深く説明されている。

成功哲学マインド系

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

←単行本 電子書籍→

いかに頭をシンプルにフットワーク軽くするかを書いた本。

このような方法論が分かればかなり心が楽になると思う。

成功哲学マインド系

「イヤな気持ち」を消す技術

←単行本 電子書籍→

2012年はこの本がベスト。
武田鉄矢もラジオで絶賛していました。
なぜ悩みが起こるのかなどの仕組みから実践的になくす方法まで詳細に書いてある。

ストレートにマインド系にしては今までの本よりも内容が濃いのが人気。


2013年


政治経済系

税金洗脳が解ければ、あなたは必ず成功する

←単行本 電子書籍→

2013年は個人的にはこれがベストでした。

累進課税、逆進性など分かりやすく書かれています。
消費税など税金は身近なもの、増税すれば給料は減るという当たり前のことなので学んでおきましょう。

政治経済系

原発洗脳 アメリカに支配される日本の原子力

←単行本 電子書籍→

よくここまで暴露してくれたと感心しました。
私が読む他の著者の本でも書かれている内容がキレイにまとめられています。


2014年


成功哲学マインド系

超瞑想法 (PHP文庫)


過去に書いた超瞑想法の復刻版ではあるが、図解があって分かりやすい。
瞑想法の深い話までとても参考になって実践している。

政治経済系

日本人の99%が知らない戦後洗脳史 嘘で塗固められたレジーム

←単行本版 電子書籍版→

2014年のベスト良書。
私自身もTwitterで苫米地英人氏本人から感謝の言葉を頂きました。↓

苫米地英人氏にフォロー頂いてまたメンションが来た件
http://libpsy.com/tomabechihideto-twitter/1959/

日本の戦後史~最近までの経済的な裏事情を暴露しています。
一番興味深かったのは、日本赤十字社と天皇の財産、そしてスイスはなぜ永世中立国なのか?、BISを通した世界のお金の仕組みに関してです。


2015年


ビジネス系

《思いのままにお金を集める》 Dr.苫米地式資産運用法なら誰もが絶対にrichになれる! (Knock‐the‐knowing)


今までほとんど語られてこなかった資産運用法に関して。

リッチになろうと思うなら必読の書。

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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2 Responses to “苫米地英人のおすすめベスト良書ランキング(年代別)”

  1. ANOF より:

    たくさんある苫米地さんの本を分かりやすく4つに分類されているのが良かったです。
    わたしは『AFFIRMATION』が好きでおすすめです。

    • tokeyneale tokeyneale より:

      ありがとうございます!恐縮です!

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