心の痛みを包丁に変えて物理的に相手に分からせる

理不尽な人物に会って
「心の痛みを包丁という見える形にして、後遺症が残る程度に滅多ザしにしてあげたほうが、その人の反省という学びになるし、周りの被害者も助かる。自分が加害者として一人犠牲になれば、これ以上の被害者を生まず、世界平和になる。」
と言う学生がいた。

気持ちは心の底から共感する。

私も学生時代はカバンの中に常に包丁を持ち歩いていた。
嫌な人に対してすぐにコ口せる。
相手をコ口して自分もすぐシねる。
嫌な人がいなくなれば、自分も嬉しいし、周りへの二次被害もなくなって世界平和になる。
憎まれている自分もいなくなれば、自分のことを攻撃してくる嫌な人は嬉しい。
つまりWin-Winなのである。
誰も損をしない。
カバンの中の包丁はその安心感をくれた。

同じことを考える人は結構いるものである。

私も今となってはカウンセラー。行動自体の支持はしないが、どんなことにも共感しなければならない。
共感できないことには質問して返すのが基本姿勢である。

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共感はするが、そこで私は
「そうだね。ぶちコ口したいんだね。でもそんな生きる価値もないほどのクス゛野郎のために、君のような思いやりのある賢い人がわざわざ手を汚すことはないんじゃないか。」
と返している。


とはいえ私なんかまだ甘い方で、指導教官の精神科医は「そんなクス゛野郎はヤっちまえよ、マンモーニ。こういう風にさァ〜(首を絞める真似)」をする。
意図はあるものの、直接的すぎてさすがにびっくりする。

このように精神科医やカウンセラーでも、人間関係に悩まされるクライエントに対して、意図的に「もうそいつコ口しちゃえば?」「こうやってさぁー(首締めるジェスチャー)」とかやることがある。

わざと相手の抑圧していることを代弁して見せることで打ち消す。割に効果はある。人と状況によるが。

カウンセリングで出てきた憎むべき相手への「首絞め演技」。

「ほんっとそうですよ!」と攻撃性を出せるか、
「いやいや、さすがにそれは…」と攻撃性を抑圧するか、
投影・転移(自分を他人に見るか、他人を他人に見るかどうか)のリトマス紙としての機能もある。

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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