いろんな職場の人間関係の方々の話を聞いていると「真面目に働いていたのに周りの人間関係が悪すぎて辞めた」というパターンが多いです。

どう人間関係が悪いのかと言うと、
パワーハラスメントの内容が幼稚すぎて
「情けない」「悲しい」「あんなに頭の悪いのと一緒に思われたくない」

という感想が多いです。

職場の自分の失態の責任をすべて部下のせいにする、人間の存在自体を否定してくる、法律も無視した勝手なルールを作り脅す・・

とても30代、40代、50代、60代の大人がやることではない、小学生どころか幼児がやるような行動、いじめ犯罪を日本の職場では公然とやっているのです。

多くの場合、被害を受けた側は
「先輩の言うことだから聞かなければ」
「会社の利益のために私が耐えなければ」
「生活のために耐えなければ」と泣き寝入りしています。

それが1回、2回ならまだしも、毎日のように慢性的に続くので耐えれるようなものではありません。


自分の軸を持っていないと無力化されて利用・搾取される

パワーハラスメントをする彼・彼女らははっきり言って「犯罪者」です。

スポーツで言えばルールを知らずにゲームに参加して、いきなり殴りかかるファウルを繰り返しているのに放置されているようなもの。

本来であれば「社会には法律というルールがあるんだよ」と、どんな高い地位であっても「法の下の平等」に引きずり出して、白昼の下に晒して罰を受けてもらわなくてはなりません。
しかし職場や部署のトップにその行動力がないと、邪悪な人間がのうのうと跋扈(ばっこ)してしまいます。

ただ被害者側は、それを訴えて
「場の空気が乱れるのが怖い」
「自分が悪い人に思われるのが怖い」
「そもそも面倒くさい」
「あんなバカをまともに相手したくない・・」

と無力化させられてしまっているのです。

それで砂を噛むような思いもしますが、攻撃受けたら「やり返そう」ではやっている相手と同じなので、早い段階で身を引くことが懸命です。
そのためには自分自身にブレない軸をもっておく必要があります。

自分自身に軸がないと「まぁいいか」で、無力化されたまま逃げる勇気すらなく、利用・搾取されることに慣れてしまいます。

職場には「上に向く力」と「下に向く力」がある

職場には大きく「上に向く力」と「下に向く力」があります。

「上に向く力」は職場で全員で大きな目標に向かい、個々も切磋琢磨できるような環境です。
「下に向く力」は職場内でお互いの足を引っ張り合い、人間関係が悪くなります。

職場の全体利益よりも

「私のことをかまってー!」
「私が全宇宙一すごいんだから認めてー!」

という幼児が混ざるからです。
もちろん表立ってこう発言することはありませんが、根底にあるのはこの思いです。

パワーハラスメントをする彼・彼女らは、脳みそを5歳児で「完璧!」と止めてしまったので「努力」ということを一切しません。

自分は「完成」しているので、完成した自分の地位が脅かされないよう「他人を下げる」ということをします。
仮に努力したとしても、「自分は頑張っている」「他人は頑張っていない」と自分の注目賞賛欲求と満たして、同時に他人を見下す「強迫神経症」的な努力をしています。

「血眼になって相手の悪い部分を探して評価を下げようとする」
「悪人である、と他人の悪意を証明させようとする」

という行動を取ります。

無償の愛の反対で「無償の憎悪」を向けてきます。

これは本来、職場の人間関係ではなく、加害者の親子関係の中で解決する発達過程の問題を職場に持ち込んでいます。
彼・彼女らは、他人のことを甘えていると言うかも知れませんが逆です。

本当に甘えているのは、自分の親子関係の葛藤を社会の場で他人に押し付けて、責任転嫁しようとする彼・彼女ら自身なのです。

これらの行動は、精神病圏の自己愛性人格障害や境界性人格障害などの人格障害や、躁うつ病者が行う行動です。

しかし受けた相手の方が、抑圧と我慢の限界を超えて、同じよううつ病や精神病などが発症します。

加害者は無自覚に精神病を発症しており、被害者は精神病を発症していることを自覚するのです。

ハラスメントの加害者が感染源であり、被害者に潜伏して「感染していく」のです。

もしあなたが「なんで私だけ攻撃されるのか」と思っていたとしたらそれは違います。

彼・彼女らは、自分が最高と思っているので、自分以外の人類全てに攻撃を向けているからです。

あなたがいなくなっても、またその次、その次・・と自分以外の人間が全員死ぬまで続けます。

むしろパワーハラスメントの加害者側は、被害者側の100倍以上、不安要素が強いです。
彼・彼女らは普通に日常生活で何もなくても「なんで私だけ攻撃されるのか」と被害妄想に囚われています。
「攻撃される前に、攻撃してやろう」という弱肉強食の動物と同じ低いIQしか持っていません。
思考する回路すら働いていないのです。

よくキレやすい人を「沸点が低い」と言いますが、

パワーハラスメントをする彼・彼女らは「不安の限界で相手を攻撃する」までの閾値が低すぎるのです。

例えば、石で転んで足を怪我するのを想像してみてください。

健常な人・・転んでしまった。今度から気をつけよう。
パワーハラスメントの加害者・・転んでしまった。誰かが私が転ぶように石を置いて罠を張ったに違いない。そうだ職場の大人しそうなあいつが悪いんだ。仕掛けられる前に攻撃してやろう。

特に客観的な根拠もなにもない妄想的な心理で、健常な人を攻撃します。

同時に「自分は悪くない」と善人ぶって被害者面したり、職場のルールや権威を盾に他人を攻撃してくることもあります。

その同情や綺麗事に納得してはいけません。

どんなに善人ぶろうとも、致命的に分かりやすいのは、「他人を攻撃している」という点です。
加害者が、どんなに「自分は悪くない」と言っても、どんなにルールや権威を主張したとしても、やっている事自体が「犯罪であり違法」なのです。

「行動と言動によって、確固たる証拠」が残ります。

本来は、加害者側のほうが明らかに精神的におかしいのですが、被害者側が真面目すぎると、この「加害者の甘え」を真に受けて「感染」してしまうのです。


「バカはバカ同士で潰し合っててくれ」と思ったら辞めて正解

本来、パワーハラスメントの加害者は、普通に犯罪者なので、会社のルールや規範がしっかりしていればルールを守って大人しいはずなのです。

しかしその規制が緩むと、唐突に弱肉強食の動物化します。
IQが低下して、他人を攻撃しだします。
「自分もいつ攻撃されるかわからない」という不安を植え付けられ、自分も不安から「攻撃される前に攻撃してやろう」と同じような行動をしてしまうのです。

自分自身に軸がないと、動物化した環境に気付けず、自分も動物化してしまいます。

これがいつまで続くかと言うと、自分以外が死ぬまでです。

だから「バカはバカ同士で潰し合っててくれ」と思ったら辞めて正解です。

サルの檻(おり)から出て、人間として主張できた瞬間です。

職場での安定よりも、個人の心理的安全が第一です。

その決断をした人には最大限の努力と賞賛をしています。