幼稚園や保育所で3~5歳児だと、何の前フリもなく相手のものを奪ったり、何の理由もなく相手のことを叩いたり殴る。
しかも即「せんせ~い、◯◯くんがボクの奪った~」とか「◯◯くんが殴ったからやりかえした~」とか泣いたフリ。
そうやって大人を操作する。
自己中心性。
自己愛の原形がここにある。
良いことして褒められないと、今度は悪いことしてでも大人の興味をひこうとする。
私が大学のボランティアサークルや看護師の実習のとき、保育所へ行きました。
このように何の理由もなく、何の理由もなくいきなり相手のことを叩いたり殴ったりする児童がいました。
私は担当の保育士に「一列に並んでいる時に~君がいきなり後ろから前の~君の頭を叩きました」と報告していました。
叩いた張本人の児童は「~君が殴ってきたからやりかえした」と言っていましたが、そもそも殴られたりなどされていないのです。
明らかにウソです。
しかし保育士はそのウソを信じて「前に並んでいる~君が悪いことしたから、後ろから叩いたんだよ。」と、被害者側の児童を責め立てました。
私も被害者の児童と同じく「んなアホな」という顔になりました。
保育士は「理由なく叩かれることなどない。きっと叩かれるに値する理由があったから~君は叩いたのだ。」と言っていましたが、そんなことはありません。
5歳時程度のそんな合理性など児童には微塵もないです。
むしろそこまで大人のように理性的なら「やったらやり返す」などという幼い手段は逆にしないでしょう。
このような自己中心的なものを良かれと思って放置するから、将来的に無責任に他人のせいにする人が増えていくのだと確信してしまいました。
例えば、皿を割ってでも、自分に注目させようとするわけですが、物ならまだしも相手のものを奪ったり、他人を叩いたり殴ったりして、自己中心性を満たそうとします。
どんどんと無理で非現実的なことを相手に欲求します。
これが大人になっても抜けないと人格障害になるのです。
相手の評価を下げることに徹することで、自分が上がると勘違いするための行動です。
一方で考慮すべきは、
アレルギーや喘息がひどくて配慮(子どもから見ると同情的な特別扱い)されていたり、
幼少期から発達障害であったり、
1~3月の早生まれで発達が遅れていたりして、
避けようのない理由で慢性的な劣等感を習慣的に植え付ける場合。
どうしても負けず嫌いや自己中心性が強い傾向があるのです。