同情と罪悪感に巻き込もうとする人格障害~幼児的操作に乗らないこと~

心理学・精神医学

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Twitterで「~好きな人はRT!」とか「拡散希望!」とかやってフォロワーを試して、
言ったように周りが動かないと「ほーら、やっぱりみんな私のこと無視してるんだー」とアカウントを閉じていく
・・そんな人にリアルで会いました。

他人を「操作」することで愛情確認しようとする愛着障害の傾向があるのです。

先日も「俺うつ病なんですよー」と言う人と知り合いになりました。

当初は「大変でしたね…」と傾聴はしていましたが、
急に「お前、この鍵やるから、俺の車で部屋のカネ取ってこい」と上から目線の命令がきました。
当然、断ります。
甘やかして際限のない幼児的操作に乗るわけにはいかないので。

この被害者面して手段を選ばない感じの「操作性」は境界性人格障害が近いです。

神経症→人格障害→精神病(うつ病・統合失調症)と進化して行く過程があるだけに、
回復する時も精神病→人格障害→神経症という過程が少なからずあります。

神経症→人格障害→精神病の認知の変化まとめ

一番対処し辛いのは、共感が難しい上に他人も巻き込んで薬物療法も適応されにくい人格障害の段階だと感じます。

この段階が一番他人にも迷惑かけて嫌われるのです。

ぶっちゃけ言えば、人格障害の段階の人に関わるのが面倒くさいので、さっさと精神病ということにしてお薬出してるのだと感じます。

心理学者ハインツ・コフートも「人格障害でもギリギリ共感できるからカウンセリングだけでも治る」とはいいつつも、「時間と労力がいる」という論の張り方でした。

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