なぜ自分のことばかり話してしまうのか?~話題のひき逃げ拉致~

心理学・精神医学

どうしてあの人は自分のことばかり話すのか?
なぜ自分は自分のことばかり話してしまうのか?
どうやってコミュニケーションしていいか分からない。

そんなことはありませんか?

発達障害の自閉症スペクトラム症(アスペルガー/ADHD)の人自身、あるいはその人とコミュニケーションしていた人が、双方にこの問題で悩むことが多いです。

会話が自分中心になっていく2タイプ

「自分の話ばかり話して、自己中心的なやつだな」と嫌われていく人には
・発達障害の自閉症スペクトラム症(アスペルガー/ADHD)
・自己愛性パーソナリティ障害

の2タイプがあります。
両方とも併発している場合もあります。

大きな違いとはして「他人への見下しがあるか、ないか」です。

自己愛性パーソナリティ障害の場合、露骨に他人への見下しがあります。

見下しの基準なんてあるの?本人の感じ方次第じゃない?
と思うかもしれませんが、

先天的に他人のことは興味なくてどうでもいい発達障害の自閉症スペクトラム症に対して、
人格障害である自己愛性パーソナリティ障害は、他人を気にしているがゆえに「なのにお前はなにもできない」「お前は馬鹿なやつだ」と必ず語尾につきます。

発達障害の自閉症スペクトラム症は無垢で無自覚に自己中心的ですが、
自己愛性パーソナリティ障害は露骨に人を見下すので分かりやすいです。

自閉症スペクトラム症(アスペルガー)の場合「話題のひき逃げ拉致」が起こる

自閉症アスペルガーの中学生の事例。

どうしても話題に入り込めない、無理に入り込んで自分中心の話題に持っていってしまう悩みです。

例えば「カツ丼おいしいね」と集団で話している時に「そんなことより俺はカレーライスが一番美味しい」とやってしまっていました。

これを「話題のひき逃げ拉致」と私は(イメージしやすいように)呼んでいます。

会話をひき逃げして、ひいた相手を拉致して連れて行こうとしてしまっているのです。

2人でツーリングしている人たちに真横から当たり屋して、ひき逃げならぬ「話題のひき逃げ拉致」をしてしまう。

話題が全然関係ないことになるので、「あいつは自分の話しかしない」と嫌われてしまうのです。

本人は別に自己中心的な話にして、自分がすごいという話に結びつけたいわけではないのですが、無自覚にやってしまい周りに「わがままなやつだ」と勘違いさせてしまうのです。

どうすれば嫌われずに話題のツーリングができるのか

大切なのは相手への「共感」と「疑問」です。

共感してくれた相手には好意を持ちますし相手もその好意を返そうとします。
疑問を持ってくれた相手にはより親身になります。
もちろん疑問とは「その話本当?」「うそだろ」と疑心暗鬼になることではありません。

話題の中で「共感」したあとの「疑問」のワンセットです。

上記の事例の場合、主軸はカツ丼の話をしています。

本来は「どこの店が美味しいの?」「どんな味付けだった?」「どこでその店を知ったの?」などの疑問の投げ方です。

その上で「カツ丼といえばあの店が美味しい」とか「一味をかけると更に美味しい」とか中心の話題から外れないように話を乗せていくことです。

聴いて共感しながら「中心の話題に添えて重ねていく」とコミュニケーションが上手くいきます。

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