閉じ込もりで起こる精神的な問題

心理学・精神医学

緊急事態宣言が長引き、家庭に長く閉じこもること物理的な問題と同時に精神的な問題があります。

物理的は前記事で書きました。

ネガティブな条件を考えると、
家族成員で
・在宅に障がい者・高齢者で要介護者有り
・学費支払い中の学生有り
・持ち家等で借金ローン返済有り
・パート・バイト非正規雇用(業務自粛、学生もバイト禁止されている)
・預貯金なし

等々で、
・失職あるいはその恐怖。

前記事
教育費破綻、医療福祉現場の困惑、社会資源サービス停止で最悪の条件

では精神的な問題なんでしょうか。

最も大きいのが、児童の育児や、高齢者の介護負担です。

①児童・学童・高齢者が休校で家にいる
→②親(支援者)が日中仕事ができない
→③孤立して閉じこもって育児・介護負担増
あるいは
世話を託そうと実家で強制サザエさん家族化
→④いずれにしてもストレス増。

このようになります。

どこに相談すれば良いのか?

③になる段階で、
・お住まいの市町村の役場の健康福祉課
・地域活動支援センター
・相談支援事業所
・精神保健福祉センター

等に相談しましょう。

窓口は違っても公的なフォーマスサービスなので、あなたへの助けを提供してくれます。

先祖返りする社会福祉

公式の制度等に基づく医療福祉サービスをフォーマルサービス、非公式をインフォーマルサービスといいます。

通常はフォーマルで支えきれない部分を地域福祉の社会資源(インフォーマル)を活用して回します。

しかしフォーマルのみならずインフォーマルさえも休止しているので地域包括支援ソーシャルワーク(社会福祉)がボロボロなのです。

地域福祉のコミュニティワーク(元はコミニティケア)の系譜の源流はセツルメント運動のようなプロテスタント系ヒューマニズムが基盤です。

今ではコミュニティ・オーガニゼーション(住民組織化)を手法とした「コミュニティソーシャルワーク」にまで発展していますが、今後は先祖返りしていくでしょう。

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