八十亀ちゃんかんさつにっきアニメ化をなぜ予言できたのか

心理学・精神医学

4コマ漫画 八十亀(やっとかめ)ちゃん観察日

私はいつも地元のご当地アニメを応援しています。

これは私自身のパトリオットという本物保守思想によるものです。

今回、原作マンガの発売前に「八十亀(やっとかめ)ちゃん観察日記」のアニメ化を作者自身に予言して的中させてしまいました。

漫画発売前↓

2016年11月23日のツイート

2年後・・

名古屋弁の女の子4コマ「八十亀ちゃんかんさつにっき」のアニメ化決定。

2年前、1巻発売前にした当初の予言が当たって嬉しいです。

八十亀ちゃんかんさつにっきアニメ化をなぜ予言できたのか

ここでも私自身が書いた通り、「名古屋を舞台に取り扱った作品は数少ない」のです。

この名古屋という人口が多いのに聖地とされるような作品がありません。
このブルーオーシャンの市場で釣り糸を投げたのが「八十亀ちゃんかんさつにっき」の素晴らしさでした。

1年後には名古屋市の観光大使キャラクターに公認されました。

名古屋市は27日、漫画のキャラクター「八十亀最中(やとがめ・もなか)さん」を観光文化交流特命大使に起用すると発表した。八十亀は名古屋弁の「やっとかめ(久しぶり)」に由来する。愛知県出身で普段から「んみゃあ(おいしい)」など、名古屋弁を話す女子高校生という設定。そのような「八十亀ちゃん」を通じて、市は若者に名古屋の魅力をPRしたい考えだ。

原作者の安藤正基さんらが名古屋市役所で新開輝夫副市長から委嘱状を受け取った。安藤さんは「名古屋の魅力を漫画ならではの視点で伝えたい」と抱負を語った。

「八十亀ちゃん」名古屋市の観光大使に 漫画の女子高生キャラ 日経新聞 2017/2/27 付
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFD24H3X_X20C17A2CN0000/

あまり名古屋にこびてないキャラ作りが素晴らしい

多くの「ご当地です!」と推したい作品は、下手なテレビ通販番組のように持ち上げようとしてきます。

漫画「だがしかし」などがそうですが、大手お菓子メーカー駄菓子の商品を褒め称えて持ち上げて宣伝するだけで、あとは色気あるキャラクターで釣っているだけで見苦しいのです。
わざとらしすぎます。

「八十亀ちゃんかんさつにっき」は、最初から名古屋を下に見られているというキャラ設定されているので、こびる要素がないのでわざとらしくないのです。

「ご当地あるある」ネタで内輪で盛り上がるだけでなく、他県の人からディスりながら読みやすい作りになっています。

例えば、「鳥取県には砂丘しかない」「香川県にはうどんしかない」と言われたら、「いやそれは違う。鳥取県や香川県にはこんな素晴らしいところもある」ではダメなのです。

せっかくネガティブにも特徴的な個性があるのですから「いっそ鳥取は砂丘県、香川県はうどん県にする」といえば話題性は高まります。

「笑い」を作るときは必ずボケる側は相手より先に自分を下げなければなりません。
相手に優越感を持たせた上で、心の余裕のスキに長所を見せることで肯定的に評価されるようになります。

そしてネタとして名古屋自体を下げるのではなく、名古屋大好き狂いの八十亀ちゃんのキャラクターをネタにすることで直接的な批判を避けています。

当たり障りもなく、キャラクターもかわいい、安定して読める作りになっています。

4コマ漫画+Twitterという最強の組み合わせ

しかも作者の安藤正基氏は、描いた漫画をすべてTwitterでアップしています。
つまり4コマ漫画の内容はほぼすべて無料で公開していることになります。

画像において、匿名が強いTwitterは影響力が強いです。

FacebookやLINEはお互い顔が見えてしまうため漫画のような少し恥ずかしい趣味は表立って宣伝しにくいです。

漫画+SNSで最強の拡散力を利用しています。

すべて無料で公開しているのに私が買うのは、応援したいからと、製本で欲しいからです。
Twitter画像はすぐ流れてしまうので、見て追うにも限界があります。
結局、本を買うのです。

4コマ漫画 八十亀(やっとかめ)ちゃん観察日

タイトルとURLをコピーしました