カウンセラーとクライアントで性別は一致させたほうが良い理由

Client-therapist dyads and therapy outcome: Does sex matter? https://bmcpsychology.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40359-022-00761-4 Matching clients and therapist based on demographic variables might enhance therapeutic outcomes.

ジェンダーの予防線を張った上で
男性は父親的な「理想」存在を求める
女性は母親的な「共感」存在を求める。
これが基本。

しかし幼少期、家庭で
母親が心理的に死んで、父親的な「理想」を求められたり
父親が心理的に死んで、母親的な「共感」を求められたり
役割を引き受けて自分らしさを失う。

先行研究にもある通り、「療法」という形式的なものであれば性別は関係ないが、
「心理カウンセリング」の場合はカウンセラーとクライアントで性別は一致させたほうが良い。

親ガチャと言ったらアレだが、家庭でのマッチングの失敗が、学校や社会でのマッチングの失敗として投影してくる。
さも克服せねばならない自己課題のように錯覚させてくる。
この前提を理解しないと、カウンセリングで容易に転移・逆転移して性差でミスマッチングが起こる。

医師は女医の方が治療効果が高いが、カウンセリングは同性の方が良い理由は、治療法という形式的な行為に権威性がバフされるからだと感じる。

事実として、カウンセラー側が、自分のことを一切の内省も内観もせずに、本当は自分に足らないものをクライアントに求めてしまって自己啓発的に攻撃してしまう転移が起こりまくっていて、
これが儲けのノイズになるので、さっさと精神科のお薬に回して、根底の心理治療につながってケースが多すぎる。

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