なぜ宮崎市のマンホールカードが危ないのか?

 宮崎市は、受験シーズンを前に合格祈願のお守りとして、マンホールカード300枚を無料配布する。下水道整備課によると、マンホールのふたは丸いため穴に「落ちない」、凹凸があるため「すべらない」といった特徴があり、受験生にとって縁起が良いことからお守りにした。
 マンホールカードは縦8.8センチ、横6.3センチ。市が通常配布しているものと同様のデザインで、市花であるハナショウブの絵柄が刻印されたマンホールの写真が印刷されている。職員が昼休みの時間を使って作成した紙のお守り袋の中に入れ、同課や各総合支所などで1人1個直接配布する。

受験生に合格祈願のマンホールカード 宮崎市:時事ドットコム

無粋ながらかなり紙一重なアイデア商品で、
税金で運用される役所が、
これを仮に有料でやると憲法違反級の危険な宗教活動になり、
加えて宗教法人にやらせたら合法な宗教活動かつ非課税の巨大利権になる。

「公的機関」が「お守り」「祈願」がアウト

別にマンホールが悪いのではない、置物でもアクセサリーでも食べ物でも何でもいいが「お守り」「祈願」という出し方がアウト。

個人や民間が出すならなんの問題もない、公的機関が出しているのがアウト。

グレーどころかクロに近いが、
役場が「お守り」出して「祈願」したら「え?国教ですか?」となる。

「グッズ」として出すなら問題ないが「お守り」「祈願」として役所が出すと信条の自由にも政教分離原則にも反する。憲法違反。

水道課やデザイナーを教祖とした「マンホール教」として、市民がマンホール実物を具像崇拝する危険性があるわけで。

では宗教法人ならお守りは非課税なので…と役場がやったら更に国教化で危ない。

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