メンタルクリニック要件の改悪で、常勤精神保健指定医、24時間365日電話対応可、患者20人に1人以上は30分以上、毎月10人以上は60分以上診察となると、
急性期の精神科大病院しか残らず、小規模は10分診療で回せずジリ貧。

初診で精神病診断書を乱発する病院が増え、患者は身近で受診しにくくなり悪化。

今後起こるのは、オンライン診療で初診から精神病の診断書が乱発され、それで患者はアフターケアなく放置される。
高齢や心理的混乱により、ネットもよく分からず使えない人は、直へ精神クリニックへ行くが、現在の初診予約1ヶ月待ちから3ヶ月待ちとかになってしまう。

その間の悪化の懸念。


単に診察時間を増やせばいいわけではない

診療報酬に依存する結果、ラーメン屋のように回転率の向上が目的化し、5分〜10分診療の精神内科が増えてしまったことは問題ではあるが、それでも一ヶ月待ちの満員御礼の満席状態。

ではその解消に、単に診察時間を増やせばいいわけではない。時間の必要な疾患患者の鑑別が必要。一派一絡げだとマズい。

小規模な精神クリニックで24時間365日対応の無駄

24時間365日電話対応可は「入院設備のある大病院」なら意義あるが、それ以外の小規模な精神クリニックで必須にしても意味ないどころか過労する。
カウンセリングの時間を区切ってくるから意義があり、無限にアクセス可能にしたらクライエントも内在化されないので見捨てられ不安な依存症から脱却できない。

知的障がい者施設の年配利用者の孤立人生