年功序列した人がその思想を個人の信仰だけでなく、モノにまで憑依させて他人に強要するのが厄介で。

例えば

・古いセロテープほど強いと解釈→しかし一度貼ったのを再利用しても付かない
・もう一度同じ昔のセロテープ業者のを買おう→なぜなら昔のはスゴイから→現実はすでに生産終了
・年功序列で終身雇用で継いでないのは業者が怠けていたから
・昔から伝統的な業者が正しい(はず)
「探偵を使ってでもセロテープ家の長男を探し出し、セロテープ業の後を継がせるのじゃ〜皆のもの、動けーい」
・生産性ない過去のやり方を他人へ分担業務する

この謎指示により、実際はネットや100均でセロテープをすぐ買えるはずが、
膨大な時間と何百万円の人件費とコストを掛けてしまうパターン。
嘘のような本当の話で、こんなしょうもない仕事に家族や会社が巻き込まれる。

自分の承認欲求である年功序列の信仰が強すぎて
「自分が若い頃に使ったセロテープのメーカーは長男がセロテープ家を継いでいるはずだ」
「自分が若い頃のトイレのスッポン業者はスッポン家の長男が継いでるはずだ」
→「そうなってないのは怠けていた証拠だから家の長男を探して継がせよう」とする。

本人は「何たら商事」で年功序列したかもしれないが、
「セロテープ家」や「トイレのスッポン家」もあって、年功序列で長男が相続していると誤解釈している。

問題は今生産終了していたら「そうなっていないのは怠けていたからだ」「長男を探して継がせよ」と行動すること。

まだローカルな職場でも年功序列信仰が強い
「シャーペンは新しいから管理職以下は鉛筆を」
「エアコンは新しいから管理職以下は扇風機を」
「パソコンは新しいから管理職以下は電話のみ」
と差別をやるが上世代が使いこなせるわけもなく、下世代を骨抜きして全体の労働生産性をダダ下がりさせてる

この25年間、バブル崩壊すら気づかずに、インターネットにすら触れずに、携帯電話もスマホも使えずに年功序列で終身雇用でやってきた人には、こんな人もザラにいる。

何となく刺さったのは「セロハン・テープ家」「スッポン家」「ハサミ家」「カッター家」「ホッチキス家」「ガム・テープ家」とか、
カタカナの文房具等に家を付けると、まるで実在した中世ヨーロッパ貴族のファミリーのように聞こえることであった。