最強インデックス投資運用方法(株式/ETF/金/iDeCo/NISA/国債券/外国株式)

政治経済・近代学問

2020年のアップデート記事です。
2024年からのつみたて投資枠(長期投資)、成長投資枠(短期投資)に変わりました。

私の全資産の構成割合

■約10% 現金預貯金

■約80% 株・投資信託・債券
【長期】
iDeCo(イデコ)口座→長期インデックス投資(先進国・新興国)
NISA(ニーサ)口座つみたて投資枠→長期インデックス投資(全世界)
【短期・中期】
NISA(ニーサ)口座成長投資枠→短期・中期インデックス・ETF投資(国内外株式)

■約10% 現物資産
現物資産・・金銀などの現物積立(三菱マテリアルや田中貴金属工業や野口コイン)

その他・・イーサリアム、STO

この中で80%にあたる株・投資信託の中身を紹介します。

iDeCo(イデコ)口座→長期インデックス投資(先進国・新興国)

iDeCo(イデコ)は60歳まで出金でない口座です。NISA口座で余力があればやると良いでしょう。

なのでまず大前提として、もしパートやアルバイト雇用で年収が100万円台を長期間見込まれている人ならiDeCoをやることはおすすめしません。
NISA口座までにしておきましょう。

DCニッセイ外国株式インデックス(主な中身はアメリカのGAFAMTN、あればeMAXIS Slim先進国株式インデックスでも可)・・約70%
三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド(主な中身は中国BATH。台湾IT企業TSMC。)・・約20%
・あおぞらDC定期(1年)・・約10%

相変わらず10年間ほど積み立てています。

2020年コロナショックなど長期的な下落相場の時は、掛金配分割合を減らしたり、あおぞらDC定期(1年)の比率を90%にしてしのいだりします。

iDeCo(イデコ)とNISA(ニーサ)つみたて投資枠で買ってはいけない商品

iDeCoは60歳以降しか出金できません。iDeCoでは「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」と名前のつく長期株を買うべきです。

「国内株式」(日本のみ)、「米国株式」(アメリカのみ)と名前につく商品がありますが、これは長期投資枠では「その国と運命を共にしてしまうから」です。買ってはいけません。

例えば、60歳まで日本だけが上がり続ける、アメリカだけが上がり続ける。そんなことが起こるでしょうか?
ありえないでしょう。

長期投資枠では「先進国株式インデックス」「新興国株式インデックス」と名前のつく商品を買う必要があります。

これはNISA(ニーサ)口座つみたて投資枠でも同じです。

NISA(ニーサ)口座つみたて投資枠→長期インデックス投資

SBI証券でも楽天証券でも
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
の一択になります。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は発行母体が三菱なので日本国内では最も安定して運用でき、
手数料も業界の最安値に合わせてくれます。(*Slimと名前についているのにしましょう。ついていないのは別商品です。)

S&P500というアメリカの主要株を集めた利益率の高い人気商品がありますが、これも中身はアメリカ株式のみです。
30年~40年単位で見たとき、必ずしもアメリカが上がり続けるとは限りません。
世界で発展している企業はアメリカに集中する傾向があるので、結局はS&P500に組み込まれるのですが、それはアメリカ市場が通貨と国債ともに盤石である前提です。
長期投資ではアメリカ以外の全世界にまとめて分散投資しておいたほうが良いです。

NISA(ニーサ)口座成長投資枠

ここでは
株・投資信託:80%
債券(生):10%
コモディティ(金銀銅ETFや信託):10%
で運用しています。

情勢に応じて比率を変えて入れ替えます。

株・投資信託:80%

・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500)
・三菱UFJ国際-eMAXIS新興国株式インデックス

SBI証券のみで買えて手数料が安いのが「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」
純資産残高が高いのが「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
です。

SBI証券ならば「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」
SBI証券以外ならば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
です。

日本国内の株式インデックスを買う時は
・iFreeETF JPXプライム150 2017 東証
を買います。

日経平均株価は中身はアメリカ株です。Apple株の子会社とユニクロ株で構成され、アメリカのS&P500と連動しています。それならアップル株を買ったほうがマシです。

TOPIX(トピックス)の中身はトヨタ株です。トヨタの業績が良く、円安のときのみに上昇します。それならトヨタ株を買ったほうがマシです。

日本で悪いニュースが出たのに上がったり、日本株に良いニュースが出ても下がるのは中身が外国だからです。

日経平均株価や日経225が上がる時は、アメリカ株が上がっている時です。日本は関係ありません。

・iFreeETF JPXプライム150 2017 東証
は日本国独自の忖度がなく、PBR1倍の実績のある株式を集めたインデックスです。

ETFと投資信託でも買えます。こちらの値はウソがつけない商品のため長期的に向いています。

債券(生):10%

必要に応じて生債券を買います。
米国債が主です。
安定的に資産運用したいときに移します。

基本的に
「NISA口座で満額まで枠を使ってない人」なら
→利付債の10年-20年
です。

将来に向けてゼロクーポン債(ストリップス債)を買うのは「NISA口座で満額まで枠を使っている人」です。

なぜなら国債は株式より固いですが、「銀行預金より利息がついてマシ」というだけなので通常は長期的に持つものではないからです。
それだったらNISA口座で株を運用していたほうが良いからです。

「NISAで満額使っている人」かつ「50代未満の人」は
→将来に向けてゼロクーポン債(ストリップス債):利息はないが額面より安い(複利運用できる)
を買います。20年~30年の超長期債が検討されます。

「NISAで満額使っている人」かつ「50代以上の人」は
→50代以上は利付き債:利息を得る。定期的にインカムゲインを得る
を買います。

これは残りの寿命とリスクに対して利息を受け取った方が良いからです。

NISA枠を満額まで使ってない人は利付債

利付債はゼロクーポン債より購入価格が高いものの、米国債であれば日本円からドルへ収益が受け取れます。

その時に円高だったらドル持っていたら損するじゃないか?という問題がありますが、日本円へ円転するタイミングは自分で決められるのでそこまで問題ではないです。
ドルのまま持っておくことも出来ます。

長い30年債券ほどゼロクーポン債(ストリップス債)が手数料が高いです。
しかもゼロクーポンは将来の特定口座で召喚時に20%の税金が取られるのでそちらの方が一律で損失が大きくなる可能性が高いです。
日本のことなので将来的な増税される可能性のほうが高いです。

それなら最初からクーポン(利付債)があったほうが良いのです。

なぜ債券を投資信託で買わないのか?

国内の投資信託で、
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

iシェアーズ 先進国債券インデックス・ファンド
(両方ともアメリカとヨーロッパで半々の国債インデックス。ヨーロッパは主にフランスとイタリア。)

という商品がありますが買いません。

なぜ債券を投資信託で買わないのか?と思われますが、そもそも債券を投資信託で買うなら、
・直接に生国債を買ったほうがマシ
・国債投信を買わずにコモディティ(金銀銅ETFや信託)を買っていたほうが利益率が高い

国債が上がるということは、何らかの株式市場の危機により、株式が下がっているということ、つまりコモディティが上がっているということです。
それだったらコモディティ(金銀銅ETFや信託)を優先したほうが良いです。

コモディティ(金銀銅ETFや信託):10%

メインは現物なのでETFや信託はその時応じて買います。

【金地金・ゴールド】SPDRゴールド・シェア[1326]
【銀・シルバー】純銀上場信託(現物国内保管型) 1542
【銅】WisdomTree 銅上場投資信託 1693 東証
【小麦・綿花・トウモロコシ等】WisdomTree 農産物上場投資信託 (1687)

ゴールドや債券を投資信託で買うべきではない

そもそもゴールドや債券を投資信託で買うべきではないです。

・SBIのiDeCoで三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド)は運用しないほうが良い。
信託報酬が純金上場信託(現物国内保管型:金の果実)より0.5%高いので。収益率が下がるため。

それならNISA口座でETFを買ったほうが良いから。

・金のETFやファンドは現物資産とは違う。ペーパー(紙)だから。
→現物に交換できるという後ろ盾の論理もあるが株式が暴落して現物だけが残るという事態も想定できる。

万一の時にすぐ決済できないiDecoで長期的に運用するには不向き。NISAで短期や中期的に運用するか、長期的なら現物の純金積立をしたほうが良い。

国内であれば
・【1326】SPDRゴールド・シェア
海外であれば
・iシェアーズゴールドトラスト(IAU)

純金上場信託(現物国内保管型)[1540]の金の果実を買わないのか?

純金上場信託(現物国内保管型)[1540]という商品は、積み立てると現物で交換可能です。

しかし1kg以上からなので、1000万円以上の購入が必要なのに加え、100万円以上の現物地金の売却には税金がかかるので、それだったら最初から現物を買うか、投資保全目的でのゴールドETF保有したほうが効率がいいです。

まとめ

株・投資信託・債券 80%

iDeCo(イデコ)口座→長期インデックス投資(先進国・新興国)

【先進国株】DCニッセイ外国株式インデックス
【新興国株】三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド
・あおぞらDC定期(1年)元本

NISA(ニーサ)口座つみたて投資枠→長期インデックス投資(全世界)

【全世界株】eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

■NISA(ニーサ)口座成長投資枠→短期・中期インデックス・ETF投資(国内外株式)

【アメリカ株】SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500)
【新興国株】三菱UFJ国際-eMAXIS新興国株式インデックス

【日本株】iFreeETF JPXプライム150 2017 東証

【金地金・ゴールド】SPDRゴールド・シェア[1326]
【銀・シルバー】純銀上場信託(現物国内保管型) 1542
【銅】WisdomTree 銅上場投資信託 1693 東証
【小麦・綿花・トウモロコシ等】WisdomTree 農産物上場投資信託 (1687)

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