「ウイルス感染防御のない布マスクを配布する」という医学エビデンスに基づかない行為に多くの医療従事者は激昂しました。

また送料だけで40億円、布マスクを世帯2枚でも50億円程度で済むのに、税金から出す予算が466億円という意味不明な事態に「差額はどこに消えたのか?」ということが問題視されています。

なぜ日本政府の配布はマスク2枚だったのか?
なぜ布マスクを刑務所で作るのか?
「布マスク=ウイルス感染防御できない」は医学の国家試験の必修レベルの基礎中の基礎知識

私は「送料を水増しすることで日本郵政株式会社とアメリカのアフラックへのボーナスとして配る」と予想していましたが、事態はそれ以上に闇が深かったようです。


福島復興特別措置法の下でのペーパーカンパニーへ流れていた

2011年に福島県は東日本大震災を受けて、復興特別措置法の下で免税対象となっている地域がありました。
なんとそこに流れていたのです。
別に流れていただけなら良いのですが、それがペーパーカンパニー(社名だけあるプレハブ小屋)だったので驚きです。

ユースビオと横井定

アベノマスク(布マスク2枚)の受注先・金額・本社は

元の予算466億円
郵便代(日本郵政株式会社)・・約128億円
興和・・54.8億円
伊藤忠・・28.5億円
マツオカ・・7.6億円

残り
約247億円

横井定・・不明
ユースビオ・・不明

40億円程度で済むはずの日本郵政株式会社に128億円と異常に多くの額が流されることは予想通りでした。

しかし247億円という日本郵政株式会社よりも多くのお金が更に他の謎の会社に横流しされていたようです。

輸入代行のシマトレーティング

公明党と笹川財団が出てくると、もはや闇が深すぎて追いきれません。

布マスク2枚配布を口実に、日本人の税金から増し増しに増して出した税金は「誰かの財布のポケットに入った」のは間違いなさそうです。

要するに「火事場どろぼう」ですね。

→感染症対策でマスクが必要
→466億円の大量の税金の予算がある
→安くて低コストな布マスクを発注して配れば、差額をゲットで儲かるぜ!
→日本国民の納税してる人たちボーナスありがとう!


緊急事態宣言で日本どころか世界中が大変な時に、官僚は、よくもここまで姑息で卑怯な手を思いつくと感じます。

ユースビオ社長の証言

後日になって遅れてユースビオの名前が公表されたので怪しまれましたが、どうも社長は無自覚だったようです。

厚労省から指摘があった?
3月の発注を受ける時に、定款のところで引っかかったから、ウチのいとこの会社を使ったんだよね。
「もし4月も受注するようであれば、定款変更しておいた方がいいですね」という話になったので、(変更を)やっていたわけ。
シマトレーディングは「いとこの会社」

――「いとこの会社」とはシマトレーディングのことか。
そうそう。まあ義理のいとこですけどね。僕のいとこの旦那の会社です。資本関係はまったくありません。
問題は通関なんですよ。通関の受取人は輸入業者になる。
シマトレーディングは生花の輸入をしていて、その(事業目的の)なかには衣料品、布製品に関するものも入ってるので。
後で何かあった場合に「定款の目的が…」と言ってくる人もいるから、国も慎重になったんでしょう。

報道と厚労省の数字
――国とはユースビオがまとめて契約している?
いやいや、直接です。シマトレと厚労省が直接。ユースビオと厚労省が直接。

――それぞれ別の契約。
そう、分割契約。一体の取引ですけど、分割受注というのがあるんですよ。
――各社の報道によると、マスクの単価が135円で、

生産枚数が350万枚だから単純計算で4億7250万円ということになる。

この数字は…
2社合わせて135円ということです。シマトレが80円でウチが55円とか、それぐらいかな。

(中略)

「あくまで推察だが…」
――結局、社名の発表が27日になったことに関して、厚労省から説明はあったか。
ないです。
予想でいくと、名前が出ればこの騒ぎになるわけだよね、悪いことしてなくても。だから不良品も出してないのに、名前を出すことに対する配慮があったのかもしれない。

もうひとつは、今回の調達は経産省と厚労省の合同チームなんだよね。

経産省がどこから買うかという調達を担当して、調達してきたものをどこに配布するかを厚労省が担当してるんですよ。

で、ウチは厚労省さんが用意した倉庫に入れた段階で、その後どこに使われたかわからないんです。

この騒ぎになって初めて、「ユースビオさん(の配布先)は文科省関連と介護施設うんぬん」と言われた。そういうところに行ったんだなあ、というのは後から知ったのね。
メインがそっちで、余った分を今回問題になっている妊婦さん向けに出したらしいんです。
妊婦さん向けの中心は、ウチじゃなくて伊藤忠、興和、マツオカコーポレーションの3社で、ウチは別向けに調達したやつの余りを入れただけだったんですね。

ユースビオ代表が語った「創価学会との関係」「脱税事件」「ペーパーカンパニー疑惑への反論」2020/04/30 BuzzFeed
https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/mask2

自身も公明党・創価学会3代目と言っていて、「いとこの会社のシマトレ」と配慮なく暴露するリテラシーのなさそうな口ぶりを見る限り、血縁関係で代々続くボンクラの「お飾り社長」でしょう。

「待ち仕事していたら、コネで上から税金のカネが振ってきたので、割り振っただけ。」と言う口ぶりです。

ここで気になったのは「単純計算で4億7250万円」「経産省が調達担当、厚労省が配布担当」という点です。

約247億円から差し引いても少なすぎます。

いずれにしても240億円程度の最大の大口顧客はどこかへ消えているのです。

そして根底のところでは安倍政権(2020年現在)とコネクションの深い経産省からの采配があったということを示唆しています。

最終的には布マスク2枚配布を口実に、日本人の税金から増し増しに増して出した税金は「誰かの財布のポケットに入った」ということは間違いなさそうです。

(参考)
ひた隠しにされた「アベノマスク」発注先、ついに発覚。謎が深まるその発注先「ユースビオ」に行ってみた ハーバードビジネスオンライン 2020.04.30
https://hbol.jp/218064