2020年夏から2021年冬までのトランプ大統領再選ブームがありました。

最終的にはアメリカの議事堂まで突入して死亡者が出るという悲惨な結果になりました。

これはどこかで「終わらせ方」を考えなくてはいけません。


議事堂突入は警備手薄のやらせ

議事堂は警備がとても手薄でした。はっきり言えばやらせであったと思います。

議事堂にとりあえず突入させて支持者のガス抜きさせて、粘って不満をしぼりきったところで、ペンス副大統領がトランプ大統領に釘刺して終わる・・
このシナリオを作るためには一度、支持者のガス抜きをさせる必要があったのです。

混乱するネット右翼

減税=保守(右翼)、増税=左翼というアメリカ国際政治の基本を知らないせいで、
「デモするのは左翼であって保守派はデモしたり国会を妨害しない」と勘違いしている日本の自称保守派やネトウヨが混乱していました。

例えばネトウヨ的には、
安倍=自民党=アメリカ支持=トランプ=保守で、政策真逆でも勝手に整合性つけていましたが、
今度は菅=自民党=アメリカ支持=バイデン=左翼
で脳が大混乱していました。

最終的に「中国や朝鮮が攻めてくるぞ」のいつもの仮想敵国作ってアメリカ以外に代理戦争してもらうアメリカ左派の作る設定にハメられて乗せられる末路でしょう。

日本のトランプ支持者の末路で、あれは違う派、裏切りスパイがいる派、俺は関係ない派とか、必死に合理化の理由を探しています。

しかし最後は「そんなことより中国と北朝鮮が攻めてくるぞ」というバイデン派の代理戦争の戦略の罠にまんまとハマって狩られるでしょう。

恐怖で不安な人ほど権威主義に狩られるのです。


まだ残党がいる新興宗教団体

「コロナとインフルエンザが同じだから大したことない」と一年前の情報不足の頃の情報を絶対普遍の聖書にして、
次に「だから指定感染症を外しても大丈夫なんだ」と宗教的な教理にしている変な新興宗教団体には注意する必要があります。

未だに今年インフルエンザが減ってコロナが増えた明確な違いが認識されていないのです。

トランプ支持者はキリスト教ファンダメンタリストも取り込んでいたので「感染症は神の愛」と語っていた妙な新興宗教団体が教祖の敗北により行き場を失って迷走しました。本当に妙な動きをしています。

「GoToは感染しない」という謎の新興宗教団体

経済と並行して見る2020年

コロナショックから2020年秋の2番底は投資家界隈の共通認識で警戒されていました。
しかし大統領選前の慣例の不安の一時暴落に折り込まれ、追加金融緩和でフォローアップされて埋められたのです。

そこから感染者数と比例して株価も現在に至るまで上がり続けました。

第2波が分からなかったのは、第3波の山ができるまで前後比較ができないので第2波と分からないことに起因します。

しかし2020年10月頃に減ってきた段階で、終息しただのGoTo感染しない集団免疫万歳マスク外せと順張り、
株為替チャートで言う「だまし」で有頂天。

2021年冬は見事にだましで狩られて大損した人々の墓標が乱立しました。

政治情勢と経済が真逆のことになって離れすぎているので、これからまたワクチンや感染者減のポジティブニュースで経済がネガティブになる逆現象が起きそうです。


興冷めした日本のトランプ支持者

日本的にはトランプ大統領の方がいいので応援していました。(私も)
しかし11月にキッシンジャーがバイデンに動いた時点で決して諦めました。

問題はその後も不正選挙とかコロナは風邪とかマスク外せGoTo感染しない、マスコミ病とか、付ける薬のない残党らしき怪しげな教団がデマ撒き散らしていました。

その反動で興冷めしてしまい更に支持する気を失いました。

トランプ不正選挙問題だけなら日本ではあまり関係ないのでエンタメ的で無害ですが
それに「コロナ少ない単なる風邪GoTo感染しない集団免疫最高」という
生命に関わる話題を乗っけて日本でデマ拡散していた人々は本当に実害性が高かったです。

TwitterよりFacebookの方が荒れるという「珍しい出来事」はなぜ起こったのか?

正直、秋頃までなら本当に減少してるのか不明瞭な点もありました。
しかしそこで「もう感染者は減り続けて終息する」と全額掛けてた人達が根拠なさすぎて当時から胡散臭かったです。
その「だまし」に乗らず、リスクヘッジで意見を乗り換えられた人と、損切りできず大損する人の分かれ目でした。

トランプ大統領は聖徳太子になる

今後トランプ大統領は聖徳太子になります。

例えですが、法隆寺の夢殿に巻かれて封印された救世観音像のように。

聖徳太子や平将門や菅原道真や崇徳天皇的な荒ぶる呪いの神みたいな祀られ方になるのです。

いつもアメリカは他の国にちょっかいを出して戦争を起こしてきた国です。
自分たちは手を汚さず、他国同士で火を付けることで戦争を誘発して、両国にアメリカの軍需産業が武器を売って儲けるという手法を繰り返してきました。

皮肉なことですがアメリカ本土が混乱していてくれれば、他の国は安泰なのです。

トランプ大統領は良くも悪くも愚直に自分がアメリカの悪役を引き受けることで、他国での戦争が最小限に抑えられていました。
その功績はノーベル平和賞ものでした。

あと数十年後には「トランプ大統領は素晴らしかった」とアメリカで再評価される日が来るでしょう。