仕事のストレスの1位は「人間関係」です。
仕事を辞める理由の1位も「人間関係」です。
「人間関係」というと「具体的にどんなの?」と感じるかもしれません。
上司、部下、同僚、恋愛関係、人事関係、いろいろ考えられます。
しかし実は原因は一つです。
それは「他人をコントロールする人」のせいです。
「いやいや、他人のせいにするのはよくないよ。」と思うかもしれません。
実はそういう「他人を悪く言いたくない」という「後ろめたい思い」を持たせることでコントロールしている可能性があります。
あなたが「今の職場の人間関係が嫌だ」と少しでも思うなら、確実にコントロールされています。
他人にストレスを与えることでコントロールしてくる人
「他人にストレスを与えることでコントロールしてくる人」の行動は、「通常の仕事の指示」とは違います。
どう違うかと言うと「操作的、侮辱的、感情的、服従的」なのです。
例えば、コピーを取るという指示を出されたとします。
通常の仕事の指示であれば「コピー取ってもらえるかな?」で終わりです。
しかし「他人にストレスを与えることでコントロールしてくる人」は、
「さっさとコピー取るべき。いや、なんで事前にコピー取ってもよろしいですか?と私に聞かなかった?教育で習ってきただろう。社会では常識。みんなやってる。お前はその程度のこともできないのかー!」
という典型的な言い草になります。
「他人にストレスを与える」というのは「症状」である
- 語尾に「べき」と決定事項で多用する「Must(マスト:すべき)」という「べき思考」
- 自分のことなのに事前に他人が私に聞いて動けという「非現実的欲求」
- 「その程度のこと」という「他者軽視」
- 私の考えることだけが「全人類が知るべき唯一の現実」となる「自己中心性」
- 「私」の一人称が「みんな、社会、常識」の複数形になってしまう「過度の一般化」
これらは「神経症(ノイローゼ)」(不安障害)と呼ばれる初期の精神病の典型的な症状です。
行動がわがままで自己中心的で幼稚なので「幼児的願望」とも呼ばれます。
風邪になって咳を出すのと同じくらいの心理的な「症状」なのです。
「他人にストレスを与えることでコントロールしてくる人」は、無自覚にもすでに精神病か、その方向へ向かっています。
馴染みのない人にとって他人を「精神病」とレッテル貼りするのは抵抗があるかもしれませんが、病気は本人がそれで困っていない限りは病気とは認められません。
表立って指摘することはできませんが、そういうものだと知識として知っておいてください。
感情的に自律が欠如しているから他人に強迫的に欲求する
彼・彼女らが「他人をコントロールする」の根底は、「感情的な自律の欠如」からきます。
他人をコントロールしようとする人は自分の感情がコントロールできてないのです。
具体的には感情は脳の両サイドの「側頭葉」が司っていますが、それがコントロールできないのです。
自分の感情をコントロールできないと、動物的本能の感情をそのまま外に出すことになるので、結果として他人をコントロールしようとする行動に出ます。
これを「強迫観念」「強迫的操作」と呼びます。
他人を見下すことで幸せにはなれない
彼・彼女らは往々にして「他人が未熟だ」と言っていますが、実はそういう本人こそ感情的に自律できていないのです。
見分ける方法は上述した「べき思考」「非現実的欲求」「他者軽視」「過度の一般化」という「幼児的願望」が出ていることにあります。
自分が確立していないと、「他人の評価を下げる」ことで自分が「努力している」「頑張っている」「認められている」と「錯覚」します。
背伸びをして、自分の身長が周りより高くなったと錯覚するのと同じです。
これが「他者軽視」。
心理学では、実証に基づかない仮想的な有能感なので「仮想的有能感」と呼ばれています。
他人を見下す「仮想的有能感」で幸せになれればいいですが、精神病ほどこの傾向が強くなります。
なので幸せにはなりません。
ずっと背伸びをしているのは疲れるので、被害妄想が膨らむと同時に自分の自己愛妄想がインフレーション(膨らんで)して、いずれ破綻します。
自己愛の「幼児万能な過去のまま時間停止」する能力~自己愛インフレーション~
神経症から人格障害までの典型順序~「~すべき」発想→脳の時間停止→他人見下し→精神病へ~
「他人をコントロールする人」は本当に脳みそが5歳児で停止している
驚くべきことに、自分よりどれだけ年下でも、どれだけ年上でも、どんな地位や学歴があろうとも、脳に血流が回っていないので本当に「5歳児で脳みそが停止している」のです。
MRIで見るとわかりますが、具体的には「脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)」と呼ばれる部位に血が回っていないのです。
脳の前頭葉にある「前頭前野」は「想像」をする力を司っています。
つまり「他人を想像」することができていないのです。
もともとチンパンジーなどの「猿」と「ヒト」との違いは、前頭葉の発達が「ヒト」のほうが優れているからです。
火を起こしたり、モノを作ったり、弓矢で遠くのものを射る空間演算をしたりと、そこには「想像」がありました。
それが「全くない」と言っていいです。
逆になぜ学歴や地位の高いのに「他人をコントロールする人」がいるかというと、「記憶」の部分は大脳皮質や大脳辺縁系という別の部位だからです。
「頭がいい」=「脳がいい」と解釈すると間違ったことになります。
なので「他人をコントロールする人」に学歴や地位も関係ないことが分かります。
「他人をコントロールする人」は自然と出てくる
不思議なことにどのような集団であっても「他人をコントロールする人」は自然と出てきます。
「いや今の集団は居心地がいい!」という人もいるかと思います。
そう思っているうちはまだいいです。
実はどんな集団であっても「他人をコントロールする人」は自然と出てきます。
ただし出てくる条件があります。
・人数が7人以上であること。
・職場がマニュアル的で創造的でないこと。(新しいことをやっていない)
です。
人数が7人以上だとコントロールされる
例えば、心の許せる友達同士で出かけたとしても「他人をストレスでコントロールする人」は出てきません。
なぜなら「心の許せる友達同士」で出かけているからです。
最初から排除されているからです。
しかし学校のクラスや職場が7人以上いた場合、「他人をストレスでコントロールする人」が出てきます。
これは組織において束ねられる人数の限界が「7人」であることが原因です。
7人以上の集団になると、別集団になって「他人を攻撃する人」が絶対に出てくるのです。
職場がマニュアル的で創造的でないとコントロールされる
もう一つは、職場がマニュアル的で創造的でない(新しいことをやっていない)ことです。
例えば学校で、4月の桜舞う入学式の頃は先生のことを「先生」と尊敬します。
しかし卒業する頃には「あいつ」とか「センコー」とか見下すようになります。
これは3年近くも長期間、一緒にいたために「相手の嫌な部分」「相手の弱点」まで見えてしまい、見下すようになってしまうからです。
これを「恒常性(ホメオスタシス)」と言います。
暑い場所なら脱いで暑さを体温調節し、寒い場所なら服を着て寒さを体温調節するように、
「慣れて」しまうのです。
慣れると「大したことない」と考えるので見下すようになります。
学校のように規制が強くて、カリキュラムでマニュアル的な場所だと分かりやすいです。
職場でも、仕事に慣れてしまうのも早いので、人間に対して攻撃的になるスピードも早いです。
前述したように「記憶の大脳辺縁系」は使っても「想像の前頭葉」は使っていないのです。
「想像」しないということは「創造」しないということです。
創造的で新しいことを常にやっていれば、問題は対人関係に向かわず、問題解決へ向かうので人間関係が悪くなりにくいのです。
いいや!私は標的にされない!
と言っても、実は「他人をコントロールする人」にとっては「自分以外」がすべて消え失せるまで嫌がらせ行為を続けるので、順番待ちだけで、そこで耐えても意味はありません。
なぜあなたは集団の中で運が悪いのか?(悪運を引き寄せるホットポテト)
「他人をコントロールする人」の末路
「他人をストレスでコントロールする人」は、いうなれば「自分を無条件で満たしてくれる人」を求めています。
いわば「聖母」です。
ただそれは「自分が持つ問題」であって、他人に求めたところで一生解決しません。
まさに「非現実的欲求」なのです。
あなたが「聖母」になろうとしても、その人は一生満たされないので何も変わることはありません。
仮に本物の「聖母」が出てきたとしても、そもそも人間不信なので殴ってくるでしょう。
彼・彼女らの行動は、コントロールすることから「奪う」ことが最優先になってきます。
どんどんと「べき思考」「非現実的欲求」「他者軽視」「過度の一般化」という「幼児的願望」がエスカレートしていき、
最後は妄想が拡散して統合失調症になるか、収束してうつ病になるか、いずれにしても精神病に向かうのです。
それで本人がつまずいて「反省」して「内省」するまで気付かないのです。
本人は兎も角、これに「巻き込まれる」ことが、あなたの人生において最も「時間の無駄」になります。
基本的には「避ける」「逃げる」「相手にしない」ことが最大の対処法になります。
私自身は、日本の職場環境・人間関係は明らかに精神病者を作り出すような環境にしかないと考えています。
精神病の彼・彼女らに追いやられた人が精神病になり、また次の精神病者を生むという、感染的な負の連鎖をしているようにしか見えません。
この「他人に搾取される生き方」から脱して「自由な生き方」をすることが幸せに繋がります。
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