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家庭裁判所の調査員・相談員だった教授が、離婚について「なんで離婚するする言いながら家庭裁判所に相談に来ないの?」と言っていました。

本当にそうです。

まず配偶者が男女問わず、解決法を書きます。

それはまず

「家庭裁判所に離婚調停の相談しに行くこと」

です。

家庭裁判所の家事相談は部署として全国しっかり設置してあります。

家事相談について

もし自分が離婚したい立場ならまず家庭裁判所へ相談へ行きましょう。

あなたが離婚したいと思うけど…と相談された友達なら、家庭裁判所の相談を勧めましょう。


離婚したい人へ

いきなり警察や弁護士に相談するものではありません。

いくら配偶者の悪愚痴や暴力や普段の悪行を言ったところで、証拠もなければ取り合ってもくれません。
泣き寝入りするだけです。

まともに取り合ってくれたとしても、落ち着く先は「家庭裁判所に相談」なので遅かれ早かれ辿り着く場所は同じなのです。

家庭裁判所に家庭内問題の相談を受ける臨床心理士の方がいらっしゃるので、そちらをオススメします。

家庭裁判所というと、
「いきなり裁判するなんてするの!?敷居が高い!」と思うかもしれませんが、いきなりそんなことはしません。

相談室だけなら普通のカウンセリングと何ら変わらないので、気軽に受け付けてみてください。

「家事相談の受付をしたいのですが…」と、連絡すれば丁寧に対応してくれます。

家裁の中で、月~金曜日まで、毎日担当の相談員の方が配置されています。

午前9時~午後4時(できれば午後3時くらい)までに受付を済ますと、時間に余裕を持って対応してもらえます。

ここで「調停離婚(夫婦の片方が離婚したがっている場合の離婚)」の話も詳細に出てくると思います。

「離婚するする詐欺」に巻き込まれている人、「離婚したい」と相談されている人へ

はっきり言えば、あなたは優しすぎます。

それを利用されているのです。

彼・彼女らがやっているのは、
ひったくりに会う→「ひったくりに会ったー」と友達に相談する→友達に相談する→友達に相談する・・
というのと同じです。

「はよ警察いけ!!」

というのが正解です。

火事になった→「火事になったー」と友達に相談する→友達に相談する→友達に相談する・・
というのと同じです。

「はよ消防署に電話しろ!!」

というのが正解です。

家庭裁判所の相談ならもっとハードルが低いはずなのです。

それが出来ないということは彼・彼女らの「離婚したい離婚したい」と言うのは「本当はウソ」なのです。

もし彼・彼女のためを思うのなら、すぐ離婚調停を勧めなければなりません。

離婚したいと相談し続ける人の心境

彼・彼女らにあなたを頼られることで、あなたは「恋愛関係があると錯覚」するかもしれません。

体の関係まで求められて、それでも「離婚するなら・・」と信じているかもしれません。

はっきり言ってそれも彼・彼女らのウソです。

「離婚したい」と言っている相手と恋愛関係ということであれば、普通の不倫・浮気なので警察は動けないのです。

民事責任として不貞を働いている配偶者が離婚を申し立てても許可される場合はまずありません。
それどころかもう片方の配偶者の方が有利になって不倫慰謝料を請求できます。

知ってか知らずか、離婚しないまま恋愛関係を作ろうとしているのです。

「恋愛関係があるといえるのは離婚後のみ」です。

離婚する前に「相手と恋愛関係がある」と言ってしまうのは
「離婚する気はさらさらないけど、憂さ晴らしにお前を利用してやる。」というだけなのです。
なのでそれに巻き込まれないように距離を取る必要があります。

しっかり恋愛したいなら、しっかりと離婚した人を選びましょう。

気持ちに感情移入しすぎないように

彼・彼女らの被害者的な悲痛な話を聞いて共感したくなる気持ちはわかります。

しかしそれなら尚更に離婚調停を勧めなければなりません。

ひったくりに会った人を、火事になってる人の、悲痛な嘆きの話を聞く前に、まずは通報することです。

彼・彼女らは夫婦で「共依存」してぐだぐだと「蛇の生殺し」のように関係を延命しているだけなのです。

夫婦ともその話題を元に周りを巻き込んでいく「スタイル」なのです。

それに巻き込まれてはいけません。

内輪もめの「操作」に巻き込まれないように距離をとっておくと良いです。

離婚離婚と言って話を掻き立て、実際には離婚調停にも行かず、自分の被害話をして周りの人を操作し、その人が動かないと分かったらスッと身を引いて、また違う人に同じことをする・・。

終わった頃には「結局あの人のあの騒ぎはなんだったの・・?」と周囲の人が思う
・・という共依存の神経症のパターンがとても多いです。

自分の問題解決ではなく、他人を巻き込みたい

彼・彼女らがやりたいのは「自分の問題の救済・解決」ではなく
「自分の夫(や妻)の傲慢な行動で、同じように困る人間が増えて欲しい」
「どれくらい私のことを配偶者は思ってくれているのかな」
という「他人の巻き込み・操作」と「配偶者への愛情確認」です。

私も今まで何度もメールでその類の相談を受けました。

提出していない離婚届の紙だけではまだ信頼できません。

本気度を知る意味で「本人が実際に家庭裁判所に行くかどうか」というのは良い秤(はかり)になります。

家庭裁判所の家事相談は部署として全国しっかり設置してあります。

家事相談について

無料調停相談開催のお知らせ(大阪市の場合)
https://www.courts.go.jp/osaka/saiban/tyoutei_soudan/
離婚調停の流れと有利に進めていくための方法について知っておくべき4つのこと
https://best-legal.jp/divorce-mediation-flow-280