昔、空き巣・泥棒被害に会って学んだことをまとめておきます。
泥棒と土砂崩れで、マジで家にある財産ゼロになった。
うちの祖父母は老齢基礎年金のみで月2万くらいで生活して、肺気腫で障害者の祖父の介護医療費で消えて、父は若年パーキンソン障害者で月収9万。俺は学生バイトで、福祉施設で働く母親の20万だけが頼り。これからどないしろっていうねん。
被災した上に盗難。福島県の方々の気持ちがリアルに分かった。まず率直に今の感想を一言で言うと「気持ち悪い」。
いつまた自然災害が起こるか分からんので気持ち悪い。 全く知らない他人が自室を荒らした場で寝るのが気持ち悪い。
こんな山奥だが常に誰かに監視されているようで気持ち悪い。
生存権と財産権は等価
「命が無事でよかった。」という意見を受けた。
確かに財産は盗まれたが、命は助かっている。
財産権は侵害されたが、生存権は侵されなかった。
・・と思いたいところだが、財産権と生存権は等価なほど、同じである。
身体そのものを財産と解釈することもできるし、生存のために最低限度の生活を営む権利を有することは財産権が守られることと直結している。
論理的にはどちらが良かったとは判断しにくいのだ。
リバータリアンが警察に頼るなという間違い~夜警国家とは何か~
「泥棒に入られて警察に頼ったのに税金や公務員批判するな」という意見を受けたが、これは大きな間違い。
こんなこというのは古典的な自由主義の基礎である【夜警国家】を知らない人だ。
どんな国でも、法で取り締まれる人がいなかったら無法地帯になる。
問題は、その権限が今のように強すぎる(当然、税金によって)こと。
ここまで増税して公務員を増やしてしまうと、経済循環が悪くなって雇用が少なくなるので、泥棒も増えて治安が悪くなる。
税金=貧困が治安を悪くする
「なぜ泥棒するか」という動機を考察すると分かる。
当然、相手も貧乏だからだ。それは経済が豊かではないから。働き口がないから。
なぜ経済が円滑でないかというと、公務員(官僚)の給与と保障が高すぎるから、税金が高すぎるから。経済循環を悪くさせて働き口を減らすから。
だから泥棒する。
【夜警(やけい)国家】とは逆に、法で取り締まる警察の権限が強い国家を【警察(けいさつ)国家】という。
中国共産党や北朝鮮、ナチスドイツなどをイメージすればいい。要するにファシズムの独裁。
税金で生きる公務員、つまり警察国家に近づくほど、泥棒も増え、治安が悪くなることは明白。今の日本。
最も手っ取り早く国民を貧困にさせる方法とは、つまりGDPを下げる手段は税金、増税である。
警察国家にすると治安が悪くなる
夜警国家ではなく、警察国家になると逆に治安が悪くなる。
「泥棒(犯罪)が増え治安が悪くなるのは、警察の権限が弱いからだ、税金が低いからだ。もっと増税して警察国家になれば治安が良くなる。」
というのは大間違い。
国が税金でお金の自由を奪い経済が衰退し、法の厳格化で国民から自由と財産も奪うので貧困し治安は悪化する。
中国や北朝鮮やソ連になる。
これらの国の方が警察の権限が強いので、「警察を買収するメリット」「ワイロを渡すメリット」が生まれる。
つまり警察がカネをもらって犯罪を見逃していくのである。
もし警察の権限が強くなければ、そんなことは起きないのである。
泥棒より先に税金こそ泥棒
そもそも一般労働者の最小限の補助の役割でいいはずの、公務員・官僚(一般労働者の税金で生きる)が、解雇もなく給与も保障も高すぎるという特権的な地位にいることで、自由経済を侵害し、一般労働者を貧困で苦しめ、治安を悪化させて、犯罪を増やす。
まず泥棒よりも先に「税金こそ泥棒」なのだ。
今回のように警察は犯罪が起こって法に頼られた時のみ動けばいい。
そうやって公務員の仕事は最小限にして、税金もない方(少ない方)が、自由市場を阻害せず経済循環を良くするので、人間にとって良い。
治安も良くなる。できることは民間企業とボランティアと地域住民に任せればいい。それが夜警国家。
なんでも物事を、論理的に、科学的に、深く洞察しないと、本質を見誤る。
思わしくないことが起こった時、感情に身を委ねると、自分が犯罪や嫌な目にあったから警察の権限を強めて疑わしきものは罰するべきとか、彼氏にフラれたからこの世から男を消すべきとか、目先だけの、極端で安直な二分法思考に陥って現実検討能力が低下する。
それは自分の首を確実に締めることになる。
税金と規制法が治安を悪くしていく負の連鎖
日本において少年犯罪(虞犯も含む)が一番多かったのは、戦後直後の貧困な時代であって、それ以降は大雑把に見ても、年々減少している。
諸外国に誇れるほど少年犯罪の治安は良い日本。
テレビが悪いところを、大袈裟に、拡張して、報道するようになって、多く感じているだけだ。
例えば、児童ポルノ禁止法やダウンロード禁止法なんて悪法そのもので、治安が良くなっているところに、公務員の天下りの利権のために監視機関を作った。
規制ということは法を作ることで、それは監視する機関も作ることになり、当然、国民の働いた税金で運営する。
公務員は働いていると見せなければいけないので、無駄に国民を逮捕しだす。
規制や禁止法で犯罪者のあら探しをする。規制する。
よって、児ポ法が施行された国というのは、年々犯罪が増加していくという傾向がある。
犯罪者が増えると分かっているのに、児ポ法を創価アグネスチャンは必死に作った。
こうして一般労働者の国民の働いたお金から、お金を税金という形で泥棒し、その泥棒したお金で生きる公務員が、安心・安全という名のものと、規制というナワバリを一般労働者の国民に張り、それで経済活動を阻害させ、貧困化させ、治安悪化させ、実際の泥棒を生み出す。国民は国に頼る。その負の連鎖。
「クニガキチント」の呪いにかかるな
徹底的に、税金は少なく(最小限もしくは無しでもいい)、公務員も議員も給与も少なく、警察も少なく、規制も少なく(緩和)して、民間企業に任せたほうがいい。
セイの法則で、全ての人が豊かになるから。
「クニガキチント(国がきちんと全て管理すべき)」の呪いにかかってはいけない。
なんてことを書くと、ケインズの有効需要の原理が興隆してきた今になって、セイとリカードの古典派が云々と、ケインズ学派に批判を受けて話題が逸れそうなので、ここまでにしておく。恒等式か方程式かの違い、ということだ。
仮想的有能感は「この世で自分ほど優れた人間はいない、自分以外はバカ。」という誇大妄想を通して外界を見るので、論理的で科学的な現実検討能力がない。だから極端に白と黒や善と悪だけの、二分法思考の持ち主で、排他的で嗜虐的で、精神病と相関が高い。
結局のところ、合理的判断、合理的選択論ができないのは、実際の経験と知識がない、つまり根拠ない仮想の有能感に依拠するせいで、主観的な独断と偏見の二分法思考で悪しきと思うものを、考慮もせず切り捨てるからだ。
合理的選択理論とは何か?
SNSIで流行ワードの「合理主義選択論(合理的判断)」とは、交通事故の過失割合が何:何と言うように、秤(はかり)をつり合わせる合理を通して、そのように平衡(へいこう)に判断しましょう、秤がつり合うように真っ直ぐな生き方を通しましょう、ということ。
ユダヤ人の根本的で基本的な考え方。
合理(近代科学ともほぼ同義である)は、行き過ぎると強欲(グリード)になる。だから拝金主義に帰結していく。このユダヤ教の合理の対極に、愛(感情)がある。これは釈迦やイエスやムハンマドが、慈悲や無償の愛(自己犠牲)という言葉でユダヤ教の対立として説いた。
公務員の労働生産性はゼロ
警察官も公務員で、公務員の国民一人に対する比率は最下位、官僚も公務員も仲間じゃないかという意見があるが、
公務員の「労働生産性」はゼロである。
「労働生産性」とはどれだけ価値あるサービスを生み出したか、どれだけ人の役に立ったかということである。
なぜ公務員がゼロかと言うと元々、他人の金で生きているからだ。
泥棒が100万円奪って、100万円の価値あるサービスをした、労働生産性が100万円あるとは言わないだろう。
他人から100万円を奪っただけなのだから。
「労働生産性」について民間と公員、諸税の総額の世界対比、雇用体制や年金・保障の違いも比較してみるといいだろう。
「頑張り平等論」に落ちるべからず
「でも公務員も官僚もみんな頑張ってるんです!」という「頑張り論」に転嫁する人もいる。
公務員や税金の批判すると必ずこういう平和ボケした無知な人が来る。
「頑張ってる」とは見た目の感情での判断あって、合理ではない。まして労働生産性と税金の流れを無視している。
頑張りという表面上だけですべてが平等と思ってはいけない。
部屋越しに母親が「宿題やってるー!?」「うん、頑張ってやってるよー!」と言いながら部屋の中でゲームやっているようなものだ。
見た目には何の合理性もないのだ。
Twitterを通して外部にいろいろ情報公開し続けて気付いたことは、批判コメント送ってくる人の大半が、
「自分が違うと思ったら違うんだ」とか「みんなやってないからそれは間違いだ」とか、
何の合理判断も根拠もないのに、自分の主観的な感情論を「科学的だ」と虚勢の張る人の多いこと。
やはり小室直樹氏の言った通り、日本人がユダヤ教の合理主義を知るには遠すぎる。
まだキリスト教の、愛の思想のある、二枚舌のカトリックから、合理の入り込んだプロテスタントにかけての合理主義を学ぶ方が取っ付き易い。
あまりに儒教と道教に毒されているので、徹底的に合理選択論を学ぶ必要がある。
また、一般労働者の労働で生まれるお金と、公務員のお金が、全く同じで「同じように頑張ってるから良いんです!」と勘違いしてる人が多すぎる。
公務員は一般労働者のお金(税金)で生きていることを知らない。
一般企業労働者(サラリーマン)と公務員は、常に「水と油」の関係で見ること
水と油が、民間企業と公務員の関係。油が多すぎると水が濁ってみんな不幸になる。それが今。
民が主の民主主義社会では民>公務員だが、日本ではなぜか民<公務員となっている。公務員は国民の下僕。国民が公務員を食わせているという感覚が無いので、税金を「納める」とか、「権利を主張する前に義務を果たせ」とか言い出す人が多すぎる。
頑張り論の人はテレビや漫画の見過ぎである。
頑張りとは個人的なことで、他人の感情で判断されるものではない。
他人に頑張りを強要する人が求めているのは相手の態度。
テレビのように「見せる」頑張りであって、本人の意志は無視している。また相手を自分の思い通りに啓発して動かして支配したいだけ。
この「見た目」の頑張りという感情で判断して、労働生産性も、税金も無視して、一般企業(民間)の労働者と公務員を、等価に「頑張っている」で片付けるとトンデモないことになる。
給与も労働時間も雇用体系も年金も身分保障も、公務員の方が高い(しかも自分で稼いだお金で無い)のに、正当化される。
綺麗な服を来て「頑張ってます」と言う金持ちな泥棒と、ボロボロの服を来て「頑張ってます」と言う泥棒被害にあって貧困な人を見て、見た目で「うーん、二人とも平等に頑張っている」と感情で片付けられてはいけない。
一般企業労働者(サラリーマン)と公務員は、常に「水と油」の関係で見ること。
本日の参考文献
リバタリアン宣言 http://t.co/EgndVdpo
自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 http://t.co/uhIAL7ZU
他人のカネで生きているアメリカ人に告ぐ リバータリアン政治宣言 http://t.co/t9JPsgHI
【本日の参考リンク3】なぜ公務員と税金が国民を貧困にするか
時ニール2011年01月29日http://t.co/4AaCS3sv
時ニール2011年01月30日http://t.co/pX91iGQd
時ニール2011年01月31日http://t.co/nKB4DX9V
税金を一万円課税すると、6千5百円も社会に損害を与える
http://t.co/QaZlxLC7
公務員の頑張り論は全て不純
2011年4月25日 http://t.co/tnXjLIGU
2011年4月10日 http://t.co/8zsTviBZ
2011年5月23日http://t.co/rUNDrSHX
2011年6月8日 http://t.co/aQksCnlb