ゲーム理論で人間関係を無双する方法~自然淘汰を逆利用しよう~

心理学・精神医学

「なんであんな性格の悪いやつが世間で生き残ってるんだ!」
「いずれ罰が当たるだろう!」
「なんで自然に淘汰されないんだ」

そう思ったことはありませんか?

もしそう思ったことのある人には嬉しいお知らせです。

ムカつく、腹がたつ、あなたの人生をめちゃめちゃにした・・
彼・彼女らを自然淘汰させて、あなたが人生で無双できる方法を教えます。

結論から言うと「自然淘汰を逆利用」すればいいのです。

ゲーム理論で最強になれる

まずゲーム理論の「囚人のジレンマ」を知っておきましょう。

過去の記事でも書きましたが、
囚人のジレンマになった時に自己愛の典型行動を抑止する方法

ゲーム理論の「囚人のジレンマ」とは、2人の囚人(AとB)がいて、
お互いに「相手を裏切ればお前だけは無罪。相手は刑期10年。」
「両方とも相手を裏切れば両方とも刑期5年。」「両方とも裏切らずに協調すれば両方とも刑期2年。」
と言われたとしたら?
・・という実験です。

これは集団心理のあらゆる場面で応用できます。

結論から言うと、両者が最大の利益を得るには「両方とも裏切らずに協調して刑期2年。」という「協調行動」が成功法になります。

いやいや、「相手を裏切ればお前だけは無罪。相手は刑期10年。」と言われてるのだから、それが一番得でしょ?

と思うかもしれませんが、実は違います。

「協調行動」が最強の理由

基本的なゲーム理論の「囚人のジレンマ」の実験はその場その場の実験です。

実はすでにコンピュータのプログラムで何百回ものテストが繰り返してどれが有効かは答えが出ています。

「長期的にどの戦略が有利か?」

は1984年のミシガン大学でのロバート・アクセルロッドのPCプログラム大会の何百回もの実験で検証されました。

結果は、数理心理学者のアナトール・ラパポートの

相手と同じ行動をする「協調」のプログラム

が2回とも優勝しました。

アクセルロッドはこの繰り返し囚人のジレンマの統計から

「寛容に協調する」最も有益な戦略をTFT(ティット・フォー・タット:しっぺ返し戦略)

と名付けました。

「しっぺ返し」とは基本的には協調行動を取って、裏切られたときも同じように「裏切り」という名の「協調」行動で返すということです。

これ以降、何度もこの戦略は検証され、その有益性が確認されました。

この戦略の弱点として「TFT同士で戦う(協調し続ける者同士で戦う)」「高いランダム性には弱い」ということはあります。
しかし現実世界では、協調しながら戦ったり、常に人が入れ替わったりすることは、滅多にありません。

なので対人関係にはとても有効なのです。

別に全員と積極的に「仲良くする」「協力する」というわけではなく「共感する」「裏切らない」という態度さえ守れば「協調」となります。

今では株やFXの自動システムトレードのメソッドに取り込まれています。
実際に「長期的な投資」に効果を発揮しています。

「目先の得」に目を奪われると負けて損する

なので「相手を裏切ればお前だけは無罪。相手は刑期10年。」という立場を取って、裏切り行為ばかりを繰り返すと、最初は裏切りで大きな得を得られるかもしれませんが、

あとで「信頼度」が落ちるので、情報が制限されて「騙されやすく、損しやすい」状態になります。

「情報に対して正直であること」も「信頼度」を高めて「得」をするための重要なことです。

過去記事
裕福な隣人がいるほど自殺率が高まる~アメリカのGDPのウソ~

なぜ裕福な隣人がいると自殺したくなるのか?~信頼はあるが安心はないアメリカ、どちらもない日本~

参考文献「日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代」

例えば、「自由」を「自分勝手」と取り間違えて、勝ち組だの負け組だのいいながら、
動物本能むきだしに他者軽視をしながら「カネを騙してでも奪い取れ!稼ぎ勝て!イヤッハー!」する「弱肉強食の申し子」のような人は、

最初から戦略的に「負けて損」することがプログラムされてることになります。

とても非合理的な行動なのです。

長期的なゲーム理論からしても調和行動の方が戦略的で合理的なのです。

例えば、昔、亀井静香と堀江貴文(ホリエモン)が選挙で争っていたことがありました。
結果として亀井静香が勝ったのですが、勝った亀井静香は負けた堀江貴文に対して「すぐ仲間に引き入れよう」としました。
堀江貴文もこの誘いは断ったのですが、体験談の中で悔しそうに語っていました。
これが更に「亀井静香の懐の広さ」という「イメージアップ」につながったのです。

また別の例で、元2ちゃんねる管理人のひろゆきと勝間和代が対立したことがあったのですが、同じようにすぐ二人は「仲直り」という売りを出してきました。
勝間和代が「ゲーム理論で敵対するのは効果的ではない」といつも言っているので自覚して戦略を組んでいたので感心しました。

(参考文献)

どうやったら嫌なやつは自然淘汰されるのか?

つまり協調行動を自分が取り続けると、裏切り行動を取る相手は、ハズレばかり引いて退場していくのです。

これは「弱肉強食の自然淘汰」でなく「予定説的な自然淘汰(均衡)」によって自然淘汰させていきます。

要するに自分が勝とうとして手をくださなくても、自分が協調行動を続けていれば、自然と消えていくということです。

しかし前述したゲーム理論でのナッシュ均衡(囚人のジレンマ)は、同じエートス(行動慣習)を集団内で共有(均衡の予定説)している、という限られた系の中での前提なので、例外(特称命題)があれば崩壊します。

環境によっては協調行動が効果的に作用しない場合があります。

どのような環境なら協調行動が最強になれるのでしょうか?

小規模の集団でないと勝てない理由

「利他的な人」が強く生き残るのは、相対的に小規模の集団内で協力的で敵対相手がいる場合です。

つまり協調行動が強く作用するのは「協力的な小規模集団で、敵対する相手がいる」という環境です。

「利己的な人」が生き残るのは相対的に大規模な集団で集団内で競争が激しい場合。

つまり裏切り行動が強く作用するのは「競争の激しい大規模な集団で、敵対する相手がいる」という環境です。

要するに、「協力的な小規模集団」でなければ「協調行動は最強」にはなれません。

大規模な集団の競争に巻き込まれると「裏切り者が最強」になってしまいます。

「25人に1人は良心はない」というサイコパス(反社会性人格障害)が最強になってしまうのです。
(参考文献)

どれくらいの人数がいいのか?

これに関しては過去記事でも書きました。

・認知科学でいうミラーの法則。「マジカルナンバー7(±2)」によって記憶できるメモリは7つ前後が人間の限界。
・集団でも同じように7つ前後の集団をまとめるのが大体の限界値。
・個別だと7人をまとめるのがぎりぎりで、それ以上はチャンクとして階層化しないといけない。

パレートの法則(2:8の法則)を逆手に取る方法

・社会心理学の社会的インパクト理論(Latane&Wolf)では、1人の個人の影響力の及ぶ限界は50人くらい

あなたの影響力はどこまであるのか?(社会的インパクト理論)

少数精鋭で最大パフォーマンスを発揮するには7人前後。

そこでの影響力は1人につき50人。

逆を言えば7人前後以上にすると利己的な者の「裏切り」が出てきます。

いくら協調の集団でも規模が大きくなると、利己的な裏切りが出て競争が激しくなって協調集団が崩れます。

協調集団が崩れるということは、競争の激しい裏切り集団になるということですので、他の協調集団に負けてしまうというループになってしまうのです。

かの有名な経営者の斎藤一人氏も、同じことを著書で書いていました。

斎藤一人 の 人生が全部うまくいく話
弟子は10人まででいいの。その1人1人がまた10人探せばいい。能力ばかり追求してると、能力あるけど性格悪い「明智光秀」みたいなのが殺しに来るんだよ。 P.156

8人以上の集団に属するのをやめること

よって利他的集団(協調集団)を維持するために、8人以上のグループには属そうとは思わないほうがいいです。

避けてください。

8人以上の集団に入ると利己的な者にスケープゴートされて、謎の冤罪を掛けられて淘汰されることが最初から分かってるのです。

逆に、そういう利己的な者を逆に淘汰できる小規模集団を選んでください。

行動分析学で見る合っている集団

人の性格に相性があるかもしれませんが、エゴグラム(行動分析学)で言うと、

権威主義的で自己中心的な人。
相対的にCPやFC(幼児的で自分勝手な人)が高い人は大規模な集団で競争の激しい所を選んだ方が合っています。

協調行動をする人。
つまりNPやAC(優しくて抑圧的)がMAXに近い人は協調を重んじる小規模集団の方が合っています。

(参考文献)

「他者軽視」する時点で精神病に近い

更にこの「競争的」「他者攻撃をする」という集団を心理統計学で細かく見てみます。

心理統計において「他人を裏切る」「他人をバカする」という他者軽視(仮想的有能感)に当たる部分は、

エゴグラムで言うとA(合理性)の「圧倒的な低さ」に相当します。

知能指数の低さ、情動指数の低さ、精神病圏との相関があります。

前述した
権威主義な人は「外向的な他者軽視」(全能型)、
抑圧的な人は「内向的な他者軽視」(仮想型)になります。

他者軽視する時点で精神病とも相関が高くなります。

(参考文献)

合理性が低下するときはどういう時か?

合理性(A)が低下するときはどういうときか?

それは「これこそ正しいのだ」と思った瞬間です。

固定観念ができてしまい、スコトーマ(盲点)といって別の現実が見えなくなってしまいます。

するとA(合理性、現実検討能力)が急低下します。

これは何か目標(ゴールを達成した)瞬間に、他の次の目標がない場合にも起こります。

「他のものはもう必要ない」と「過去で時間停止」してしまうからです。

自己愛性人格障害とは「過去で時間停止した人」

この時点で「次は大失敗する」ということが必然的に自動プログラムされるのです。

そのためには「達成不可能なゴール設定」をしていかなければならないのです。

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