「香り」は心理的に安定の効果をもたらします。
日本では古来より「沈香(じんこう)」という香木が皇族や貴族や僧侶などに重宝されてきました。
元をたどれば当時の覇権国である中国、その他インド・東南アジアなど仏教の伝承地で重んじされてきたものです。
日本の最古の沈香(じんこう)は、東大寺正倉院にある蘭奢待(らんじゃたい)。
沈香・蘭奢待(らんじゃたい)とは
東南アジアに生息するジンチョウゲ科ジンコウ属の植物である沈香木などが、風雨や病気・害虫などによって自分の木部を侵されたとき、その防御策としてダメージ部の内部に樹脂を分泌、蓄積したものを乾燥させ、木部を削り取ったものである。
東南アジアで産出される沈香と呼ばれる高級香木。日本には聖武天皇の代(724年–749年)に中国から渡来したと伝わるが、実際の渡来は10世紀以降とする説が有力である。一説には『日本書紀』や聖徳太子伝暦の推古天皇3年(595年)記述という説もある。
奈良市の正倉院の中倉薬物棚に納められており、これまで足利義満、足利義教、足利義政、土岐頼武、織田信長、明治天皇らが切り取っている。
引用元:Wikipedia 蘭奢待
・・です。
このように時の権力者にとっても最高級の香りでした。
これを嗅ぐことで「なるほど・・これが天皇や織田信長の愛用した香りか・・」という
時空を超えた気分
に浸れるわけです。
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例えるなら「高級なお寺っぽい香り」という感じです。
やはり改めて線香として原木を直接嗅ぐことで臨場感が高まります。
リラックス・座禅・瞑想のおともに使っています。オススメです。
かゆらぎ 沈香(じんこう)