随伴現象説で現象学的に物事を洞察する大切さ

政治経済・近代学問

随伴現象説というのあります。

随伴現象説とは?

よく「工場の煙」で例えられます。

工場の煙突の煙は、工場(原因)から出ているに決まっていますが、煙(結果)が多く出たからと言っても、工場の生産性が変わったかは分かりません。

しかし煙(結果)という現象は、工場と全く無関係なわけではないのです。

この考え方は、「脳」と「心」を二元論で切り分けて考えるので、近年は採用されることはありません。

でも事象洞察の導入としてとても大切な視点なのです。

どうして「無い」と断言できるのか

認知学者の下條信輔氏の「決定論的唯物論」(還元主義)という言葉が、語彙不足だった自分に効きました。

言葉を借りれば

「どうして彼らは”無い”と”わかる”のか。脳から分離できない非物質的な現象を反証する証拠もなければ、確証もない。」

と言っていました。
確かにその通りです。

なぜか「無い」と断言する人たちはニヒリズムで万能に完成して他者軽視するからです。

【科学の本質を探る㉝】脳科学の未解決問題(その2)「心と脳」に関する「心脳二元論」の発展と問題点 阿部正紀
https://www.christiantoday.co.jp/articles/19819/20160314/kagaku-no-honshitsu-33.htm

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