【日刊SPA!】「ブラックバイト」で学生生活が破綻。それでも抵抗しない学生たち https://t.co/nz7p42qNZI
私が昔バイトの時にやられたのは社員が出したレジ違算の埋め合わせや3時間超過労働。
他の別のバイトの子ではボロ自動車や売れ残り商品の強制購入も聞いた。
私が某全国チェーンの上場企業小売店でバイトしてた時は、店長が国立大学大学院で理工学部で遺伝子工学専攻だった。
それで毎日16時間労働(8時間はタダ働き:出勤前の4時間無償労働、出勤後の4時間無償労働)、土日祝休みなし(ボランティア出勤)、30代から徐々に減給。
それで高卒の上司から怒鳴られまくるわけ。新人も高卒も大卒も院卒まばら。
詳しくは
パレートの法則(2:8の法則)を逆手に取る方法 で書いた。
最初私がバイトしてた時の店長はひどかった。
事務所の机に足を上げてタバコふかしながら漫画読んで中指立てて人を呼んで汚言吐きながらゴミ箱投げつける30代の店長。
その時、一緒にバイトしてた清楚な女子高生が「卒業したら店長と結婚するんですよ!」と高校卒業後すぐ結婚した時にこの世の終焉を見た気がした。
可哀想に。
自己愛のアリ地獄にハマってしまって。
同情話で引き寄せてDVする二面性に気付かないまま、優しい子が餌食(えじき)にされる。
極めて非情な言い方すれば、ゴミがゴミと合わさってゴミを産むようなもので自業自得だと思わざるをえないが、
そんなことも見抜けないことの方が情けない。
あなたが女性ならば、外見が可愛い子にはトゲがあることくらい知っていよう。
可愛い可愛いと幼い頃から過保護に溺愛されて育った娘は、確実にどこか親あるいは周囲の嫉妬からその世界をぶち壊されているので、性格が独善かつ被害妄想的・攻撃的にねじ曲ってる。
その男バージョンがイケメンな男だと思うとよろしい。
「アリ地獄」とは私の尊敬する精神科医の教授の言葉である。
「小さな物語」という蟻地獄が大量にあって、
それぞれの中心にナルシスト(自己愛性パーソナリティ障害)がいて、
エサ(擬似メランコリー)になることを強要されて、
物語からの転落(うつ)へと向かう。
この精神科医の分析はよく出来てる。 pic.twitter.com/sxw6Z1jqIt— 時田憲一(本人) (@tokeyneale) 2015年6月12日
アリ地獄の自己愛性や反社会性が、やさしくて従順なメランコリー親和型人間をエサとして食い物にする構図を集団が無意識に共有する。
昔は幼児が一人で舞台で目立とうとすると「迷惑でしょやめなさい」と注意された。
しかし今はその幼児をみんなで守ろうとしてしまう。
しかも口先だけの同情話に騙される。
背景にある幼児性が分かればどれだけ情けないことか。
自己愛の独善をやめさせるには、舞台そのものを撤去しないといけない。
自己愛性の蟻地獄の「エサになった人が、メランコリー型のうつ病を強要される」のだ。
これを知ると誰とも接したくなくなる。本気で引きこもりたくなる。
蟻地獄が食べたあとのエサの死骸は邪魔なので、外に捨てるだけ。
無慈悲。
学校でも会社でも国家でも。
あなたが「弱い人」なら蟻地獄を避けて生きないといけない。
あなたが「強い人」なら自己愛の独善をやめさせるには、蟻地獄(舞台)そのものを撤去しないといけない。
なぜ自殺は減らないのか: 精神病理学からのアプローチ 大饗広之