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人間関係の中でどうしても卑下や卑わい語(下ネタ)を言ってしまう人がいます。
周りは「嫌だなぁ・・」と思いつつも気を遣って真顔や半笑いで対応します。
大概、言ってる本人は気にしないか、周囲に冷められていることに開き直ります。

なぜこんなことが起こるのでしょうか。
障がい者や障がい児施設で務めた経験があると特によく分かります。

結論から言うと乳幼児期の体験が大人になって行動化されているのです。

  • 母音だけのクーイング・・例:「あっあっ」「あうー」(生後4ヶ月以下)
  • 子音も含む喃語(なんご)・・例:「ぴゅえーん!」「ぴゅっぴゅり~~」(乳児生後4ヶ月)
  • 汚言症・情緒障害・・他者卑下語や卑わい語を連発する。

汚言症・情緒障害のようなチックが出ている人は、往々にしてクーイングや喃語まで表出します。
そこまで脳が退行しているのです。

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チック・汚言症

語尾や会話の間に「シね」とか「コ口す」とか「バ力」「アホ」「クス゛」等の卑下語、
あるいは猥褻語(下ネタ)で「XXXーー!」と言ってしまうのは『汚言症』と言います。

幼児期の抑圧が抜け切れない発達神経症のうち、ストレス反応としてチックが加わります。
全身性チックに汚言も加わるとジル症候群と言います。
男性に多いです。

おおむねチック・汚言症は、幼児期の「抑圧」から表出されるものです。

ゆえに「下ネタを言うことが大人」「人を嘲笑して見下すことが大人」という劣等感を動機とした勘違いから、
「もっと自分に注目してくれ(ママ、僕だけを見て)」という「これ見よがし」が目立ちます。
そこが実に幼児らしいです。

情緒障害

「ウざイ、キモい、くさい、つまらん、シね、コ口す、バ力、アホ・・etc」などの罵詈雑言ばかりを吐き続ける人は
情緒障害】傾向が強いです。(自閉症、アスペルガー、LD、ADHDなどの発達障害とは異なります)

これ見よがしに大声で卑わいな隠語や話を連発したりする節操ない人も同様に情緒障害と呼ばれます。

また大人になっても「あっあっ」「えっえっ」「あうー」など母音を使用するクーイングを言う人もいます。
しかし突発的な場合、喃語(なんご)である場合が多いです。
喃語とはクーイングしていた乳児が生後4ヶ月頃から発する意味のない声(主に子音も含む)です。

大人で突然、意味不明に叫ぶ人というのはこれです。

抑圧していた幼児的願望が爆発するとき乳児期の喃語も表出します。

口癖のように、文頭語尾にバ力だのアホだの罵声をつけて相手に言わないと気が済まない人、舌打ちする人、そんなチック・情緒障害も同様に、乳幼児の頃の「自分を構ってよ、ママ。」という裏返しです。

どれだけ老いても表出させる甘え願望の行動化なのです。

幼児的欲求を出すことは悪いことではないが(抑圧するから表出するので)、
問題はそれを自覚しているか、自覚していないかということ。
これ見よがしに、誹謗中傷の他者軽視や、工口グ口バイオレンスで破滅的なことを言われても、
乳幼児のクーイングの延長線上に見えて周囲は「あーあ」としか思わないのです。

工口グ口バイオレンス(動物的本能=心理学ではエス/イドという)のアニマルスピリットを行動の動機付け(動力源)として、
理性(心理学では超自我という)に転嫁しないといけません。