理系を宗教化する日本の学問体系の危うさ

政治が、徹底的に、「神(数学)」が最初から答えが決めているという過去に戻して「増税と規制」の「宗教的」な「権力の過去維持」するのに対して、 「科学」が、「人間(理科:社会科学、自然科学)」で仮説と課題を「上書き更新アップデート」していくと中世革命。近代以降リベラルアーツの歴史。

日本の教育がアイビー・リーグレベルに来ないのは、世界価値基準リベラルアーツの歴史的な枠組みに達してないから。前近代以前。 理系が人文学(ウマニスタ:神ではなく人が記述する)の系譜ではなく、 「理数系」と世界に存在しない分け方を作り「理科を過去崇拝の宗教」にして権力化してるから。

「学術」は元々「学術技藝」の省略であり、明治に幕臣哲学者・教育家の西周(にしあまね)が言ったように「学」と「術」に「技」「芸」の2つ。 学術は、Science(シオン=神の、エッセンス=流出物)で普遍的な真理探求とArt(技術、芸術)。 術は、技のMechanicalと芸のLiberalがある。リベラルアーツ。

なぜ「理数系 vs 文科系」の分け方が危険か?

政治が、徹底的に、「神(数学)」が最初から答えが決めているという過去に戻して「増税と規制」の「宗教的」な「権力の過去維持」するのに対して、 「科学」が、「人間(理科:社会科学、自然科学)」で仮説と課題を「上書き更新アップデート」していくと中世革命。近代以降リベラルアーツの歴史。

 

世界学問価値リベラルアーツの視点なら、大学4年の「基礎科学」(自然科学・社会科学。人の役に立つかは関係ない)の上に、 専門学校で習うような専門の「工学」(人の役に立つことに特化)が乗っかるので 医学部は6年に内含、心理学(理学の派生)なので2年の専門が必要になる。 これが日本人には分からない

火の玉ド直球に言えば、近代以降はリベラルアーツ学術は理系(自然科学と社会科学)しかない。そのリベラルアーツ基礎教育の上に、功利的な工学が乗っかる。 総合大学(リベラルアーツ)の上に、専門学校の資格(専門職)があるイメージ。 リベラルアーツ無視して、専門のみへ選択と集中すると間違う。理系科学の帰納的に積み上がらないから。

東京大学が江戸時代の導入時から「選択と集中」でモノ作りの奴隷養成所として利用されたように リベラルアーツ(自由学問)なき工学のみは奴隷の学問と揶揄される。 その技術(アーツ)を得るまでの、基礎研究の「新規更新性」がないから。生み出さない。

オレオレ詐欺ならぬ30年以上前からある「理系理系詐欺」「保守保守詐欺」の危険性

昨今、暴れまくってた「我こそ理系なるぞ。日本政府官僚様に逆らって問題視する奴は個人情報を暴いて、家族ごとプライバシー晒せ」と高校生を脅迫私刑して回った例の団体界隈。 もう20年以上もネットでいて、初見だとドン引きされるが、そんな理系宗教団体を生み出した。

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