離婚調停までの流れと時間薬

心理学・精神医学

森美術館1

カウンセラーの立場として離婚についてもよく相談を受けます。
まずは、もし最寄りに信頼できるカウンセラーの方(臨床心理士)がいらっしゃれば、一度でもお会いしてみることをオススメします。
個人的には、家庭裁判所に家庭内問題の相談を受ける臨床心理士の方がいらっしゃるので、そちらをオススメします。

家庭裁判所というと「いきなり裁判するなんてするの!?敷居が高い!」と思うかもしれませんが、いきなりそんなことはしません。

相談室だけなら普通のカウンセリングと何ら変わらないので、気軽に受け付けてみてください。

「家事相談の受付をしたいのですが…」と、連絡すれば丁寧に対応してくれます。

家裁の中で、月~金曜日まで、毎日担当の相談員の方が配置されています。
午前9時~午後4時(できれば午後3時くらい)までに受付を済ますと、時間に余裕を持って対応してもらえます。

ここで「調停離婚(夫婦の片方が離婚したがっている場合の離婚)」の話も詳細に出てくると思いますが、
まずは、お一人で家裁で家事相談のカウンセリングを受けてみることをオススメします。

離婚した人を調べた統計調査によると、基本的には、離婚当初「離婚してよかった」「仕方なかった」と答える人は50%近くで、
他の「してほしくなかった」「分からない」「無回答」が50%と半々です。

しかし後者の人も、最初は否定的でも、数年後の追跡調査では「よかった」「仕方なかった」の方に転じて、最終的には70%が「よかった」と答えるようになります。
これは「年齢をとるほど肯定的に捉えるようになるから」と、「見通しが立たない不安が消えて慣れてくるから」だと言う意見が多いです。

同じく、子どもに調査してみると、離婚前、「離婚は別に良い」と答えるのは60%、「離婚はしてほしくない」と答えるのは10%います。
残りの40%は「どちらともいえない」ですが、これは”心境が複雑であるため”です。
アバウトに見積もって、子どもも離婚に対して5:5の半々という心境です。

離婚後の、子どもとしては、
父に連絡できる手段や経済援助して欲しかったと答える人が多く、
母親には感謝して自立して罪悪感を持たないで欲しいと答える人が多くいます。

しかし、子どもも、生活が安定していくと現実を肯定的に受け止められるようになります。

よって、できれば、親の離婚は、子どもの年齢が高ければ高い方がいいです。

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