重症化病床に向けて使われる治療薬についての現状

医学

サイントカインストームを抑制する意味ではレムデシビルよりパリシチニブやアクテムラの方が期待したいけど供給量が…

アビガンとレムデシビルやナファモスタットやシクレソニドやイベルメクチンは抗ウイルス作用はあるけどIL6サイントカインストーム重症化が懸念されるのでIL6阻害薬アクテムラかJAK阻害薬バリシチニブが期待

Covid-19の重症患者では、ヘパリンによる治療用量の抗凝固療法の初期戦略では、通常の治療の薬理学的治療よりも、退院までの生存の可能性が高くなった

Therapeutic Anticoagulation with Heparin in Critically Ill Patients with Covid-19
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2103417

選択肢は増えたほうが良い

レムデシビルが不足傾向だと、ナファモスタットかイベルメクチン、シクレソニド、デキサメタゾンとバリシチニブとトシリズマブのカクテルかRDTと供給も選択肢も少ないので選択肢は増えたほうがいいなぁ

いずれも元はコロナ専用ウイルス薬ではなく関節リウマチや痛風等の薬の既存薬。
なので抗ウイルスは期待できてもサイトカインストームが懸念されるのでJAKやIL6阻害薬が出てきている。https://twitter.com/tokeyneale/status/1426811271727357957

ロナプリーブは「抗体カクテル療法」と呼ばれ、2種類の抗体をまぜて点滴する。ウイルス表面に結合して増殖を抑える。軽症者が使える薬は初めてだ。

対象は持病や肥満などの重症化リスクがあり、酸素投与を要しない軽症、中等症の患者だ。デルタ型などの変異ウイルスにも効果があるとされる。臨床試験(治験)では入院や死亡のリスクが7割減ったとされ、重症化抑制が期待される。

新型コロナ: 抗体カクテル療法やECMO 知っておきたいコロナ治療: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQONA034G30T00C21A8000000/

病院にかかれないということは医師の処方箋が出ないということなので、個人レベルでは第二類医薬品かそれ以下で、EBM低くても対処するしかなくなる。

結果こうなって、ドラッグストアの商品で探して、批判にも晒されることを分かっていながらも他に合理的な手段や選択肢がないので頼るしかなくなる。
試験管実験で論文出てるクロルフェニラミンマレイン配合のナザール点鼻薬や柑橘系鼻スプレーや伊藤園の濃茶とかしか。

いつもなら「はよ病院行ったほうがええで」だけど整理券7万5000人待ちやし、
やっと入院できても、重症化病床の治療たどり着くまで、肺に管入れられて意識あるまま動けず待たされるのに、
よく平然と外を出歩けるなと思う。
何かあったら人生一発クラッシュで超リスク。
あと一ヶ月はひきこもり推奨。

患者に感染経路を聞くと、家庭内感染のほか「外食した」「親戚が遊びに来た」
大型商業施設のフードコートを利用した人が目立つという。
学校や学習塾で集団生活する子どもが無症状のままウイルスを家庭に持ち帰って感染

迫る満床、盆明け不安 浜松医療センター:中日
https://www.chunichi.co.jp/article/310788

火属性の敵に対して、半年効果の火属性軽減のバフをかけてるのが今の現状。火無効ではなくダメージは食らう。
さらに今後、水属性の敵が来たら、全員がワクチンの集団接種で火属性に変えられてるから、弱点つかれてみんな一撃でやられる。

たぶん効いてないけど、治療薬において先発した大手のギリアドのレムデシビルを主軸にそえながら、効果あったと採用されるために、レムデシビルさんコラボして権威を分けて下さいと後発の治療薬が忖度しないといけない悲しさ。

もう検査数の物理的限界で数値カンストしているからアテにしてないけど、毎週月曜日は病院も保健所も休日明けの関係で数値は少なくなる。火曜日にまとめてくる。
ただお盆休みだともっと報告数は少なくなるかも。
しかし現実には…ここを見抜ける人がどれだけいるかな。

トシリズマブではなくバリシチニブ版のRDT療法だけどまずこれができる病床が空いてない…

投与したのは、抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、免疫調整薬「バリシチニブ」

既存薬3種の同時投与でコロナ患者死亡率が2%に減少 日赤が発表 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20210817/k00/00m/040/176000c

コロナ治療薬の影でヘパリン勢力がつよい

2021年7月12日にREPORT OCEANが発表した新しいレポートによると、は、2020年のヘパリンの世界市場規模は6,535百万ドルで、2021年から2028年までのCAGRは6.6%を記録しています。

ヘパリン市場は2028年までに110億1500万ドルに達すると予測される:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=000002224.000067400&g=prt

現状のカクテル療法のコロナ治療薬でもサイトカインストーム、播種性血管内凝固症候群(DIC)が懸念されるのでヘパリンにシュートしていくしかないガードレール的なあれ

カクテル(ロナプリーブ:カシリビマブ、イムデビマブ)は抗ウイルス薬だが、当然サイトカインストームが懸念されるので早期介入で使用するならなおさらにヘパリンコントロールが重要になってくるはず。
しかしヘパリンが在庫不足なのですね…。

おそらくこの次に問題になるのはサイトカインストーム防止でのヘパリンコントロールだと思う
抗体カクテルもレムデシビルでさえ需要に対して在庫が少ないから

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