株や為替市場は操作されている!と言っても信じない人は多いでしょう。信じないのではなく「信じたくない」のです。

しかしHFT業者の存在を知れば一発で操作されていることが分かります。

HFT業者とは、超高速で売買を繰り返すHFT(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)をする業者のことです。

ジャパンネクストは第2市場で取引できるHFT業者の具体名を公表していないが、市場関係者の間では米バーチュ・ファイナンシャル、米シタデル・セキュリティーズ、米HRT、イスラエルのイストラ(ISTRA)などの名前が取り沙汰されている。

ちなみにバーチュは2016年にジャパンネクストを運営するSBIジャパンネクスト証券の34.1%の株を取得しており、現在はSBIホールディングス(持ち株比率42.8%)に次ぐ第2位の株主だ。

HFT業者が払う第2市場の取引手数料は第1市場の3倍の水準だ。通常よりも高い「入場料」を払ってでもHFT業者たちが個人が主要参加者であるPTSで取引したがるのはなぜなのか。

「自分たちは市場に流動性を供給するというプライドを持って取引しているが、個人投資家のオーダーを見ることで簡単にもうけられる仕組みになっているのはどうかと思う」。

日経新聞 2019年11月18日付
覗かれる株注文データ 高速取引、個人に先回り


株・為替市場は操作されている

株や為替市場は操作されている!と言っても信じない人は多いでしょう。信じないのではなく「信じたくない」のです。

これを心理的抵抗といいます。
新しい情報が上書きアップデートされないので脳が必死の抵抗をして、脊髄反射的に拒否・否定してしまうのです。
先入観が確固たる世界観になるアスペルガー的な人に多く表出します。

ただ株や為替を実際にやったことのある人であれば、全く根拠の乏しい上げや下げ、怪しげなストップロス狩りを身を以て体験して分かる人はいるはずです。

証券・為替アナリスト分析にみるバーナム効果の法則

ストップ狩りを間近で見るとトレード中毒依存から離れられる

アメリカのHFT業者しかないのはなぜか

日経新聞の記事で、SBI証券/ジャパンネクストは第2市場で取引できるHFT業者、米バーチュ・ファイナンシャル、米シタデル・セキュリティーズ、米HRT、イストラ(ISTRA)があると暴露しています。

しかも実質の株主です。

なぜアメリカのHFT業者しかないかというと、物の価格を決めているのはアメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)だからです。

日経平均株価が事前にCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)で決められてる仕組みと同じです。

注文に対して先回りして狩ります。

2010年にもHFT(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)の業者が100万回/秒でフラッシュ・クラッシュしています。

平たく言えば日本の株価はアメリカの気分で操作されています。個人投資家は最初からカモということです。


個人投資家はどう戦えばいいか?

個人投資家が投資市場できることは裏の情勢を察しつつ、たまに出る有益情報を元に少しだけ顔を覗かせて弱パンチ喰らわして2%くらい削ったらヒットアンドアウェイするだけです。

タックスヘイブンのダークプール市場でHFTしながらフラッシュ・クラッシュするとか金融取引の闇の中の闇。彼らは1秒で100万回以上も取引するのに個人で勝てるわけがないのです。