「局所解の罠」
ディベートの詭弁ほど高尚なものではなく、ASD思考にみられる、会話が成り立たない「固着」の症状が近い。おそろしく限定的な解で一を全とする。
一言でいうと「今そんな話はしていない」「論点がズレてる」
何が問題かと言えば、先に必ず「誤った意思決定」で損するから。
思考補完の典型に「認知バイアスによる権威追従」がある。
例:
・メルトダウン→炉心融解と名前が違うからヨシ
・殺人事件→法律に殺人はダメと書いてあるからヨシ
・児童虐待→人間の何兆かの細胞の一部が傷付いただけだからヨシ
・プリウス母子殺害→プリウスはすごい技術だからヨシ
・血税でオスプレイやトマホーク購入→オスプレイやトマホークはすごい技術だからヨシ
・mRNAワクチン副作用死亡→ワクチンの技術はすごいからヨシ
・マイナ保険証漏洩→機械は問題ないからヨシ
・汚染水海洋放出「トリチウム以外」は大丈夫なの?→トリチウムは問題ないからヨシ
これらが何一つ問題の根幹に触れようとしない。
その現実逃避を「私すごいし問題ないからヨシ」の自己愛性でカバーし、
そこに「政府や大企業がやっているから正しい、文句言うな」と、自分は影響ある庶民サイドなのにも関わらず、上から目線の権威主義バイアスを付与してしまう。
・「合ってる」と「正しい」を混同している
・自分中心の直線的因果律、他との相互因果関係がない
・自分に先行入力された「合っている」が「自分特別専用フォルダ」の「正しい」に保存され照合されない
・他との「関係性」はすべて新規作成でツリー構造がなくバラバラの「違うフォルダ」に入れる認知
・ゆえに単発的な自己中な局所解で話が止まって出力結論される
これをやるので現実と解離する。
会話が意味不明で成り立たなくなっていく。
「レモンとビタミンCは関係がない、名前が違うから」
「殺人は起こったことがない。なぜなら法律で禁止されているから」
なので例えば、レモンの成分が禁止の患者へレモンを食べさせて
「レモンは黄色だからヨシ」と意味不明なことをしてしまう。
レモンも成分も色もバラバラに認知されているから。その整合性も局所解してしまう。
「これとこれは関係してるんだよ」と、なんとか可視化できれば違和感に気付けるだろうに。
会話の中で、カテゴリとタグの樹形図がマッピングされてツリー状に構造下されていくので、
本来は、それで外界との整合性を取るだけの作業が、
更新のかからない「新しいフォルダ」という名前の、新規でファイル1つしか入ってないフォルダを大量に見せられているような。
どうなってんだこれ?と。
2023年10月上旬に仙台駅で硫酸が漏れたときも「濃硫酸だから問題ない」と。
したり顔で「俺、薬品のこと知ってるぜ(ドヤァ)」という人もまさに「局所解の罠」でして。
そんな手前の幼い自己愛を満たす話なんて誰もしれいないのです。どうでもいいのです。
管理業務上の運用と運送の大人の話をしているのです。
「局所解の罠」にハマる人見て浮き彫りのように感じたのは、
・発達障害の三つ山実験のように「自分視点でしか見れない自己中心性」
・自己愛が「自体愛→自己愛→対象愛」の他人への分化まで発達していない
・→の一方通行の単純因果律のみで、↔の相互関係因果律まで想像できてない
3点。
この発想の人に賛成したり、従ったりすると、高確率で巻き込まれて失敗します。