自慢話と不幸話を同時にしてくる人はどういう人か?

心理学・精神医学

いつも一方的に自慢話と不幸話を同時にしてくる人っていますよね。

「いや、偉そうに自慢してくるのに、なんでそんなに自分を悲観するの?」
「つけ上がっているのに褒めても、のぼせた後に自分を悲観する。」
「鬱陶しすぎる・・・。」

彼・彼女らはどういう人なのでしょうか?

一言で言うと「転んでケガした人」です。

このようなイメージを持つととても理解できます。

私は彼・彼女らの気持ちにとても共感するので、とても慈悲深く見てしまいます。

自慢話は「転んでケガをしている最中」

例えば、人は転んで足を擦りむいた瞬間、その傷の痛みのことで頭がいっぱいになります。
激痛で血がダラダラと流れている状態で、「明日の夕食どうしよう」と悩む人はいないですよね。

それと同じで「自分の話」しか出てこないのは、「今は自分のことしか考える脳の余裕がない」からです。

ケガをしてしまっている最中なので、他のことまで考えられません。
このような状態のときは、物事を考える視野が狭くなっており、どれだけ口で頭が良さそうなことを言っていてもIQは低下しています。

どんなに地位や名誉やお金があろうとも、「自分の話しかしていない最中」は「転んでケガして傷口から血が流れている最中」と同じです。

なぜ自慢するのに不幸だと言うのか?

自慢話=転んでケガしている最中です。

しかしなぜ自慢するのに不幸だと悲観するのでしょうか?

それは「転んでケガしたこと」を、自慢話という「絆創膏(ばんそうこう)」で止血しようとしているからです。

そもそも自分が転んでケガしたという事実を受け入れたくないので「自分は失敗なんてしていない」と自慢話で埋め合わせようとしています。

そのため今が不幸な自分だ、失敗が大きいと感じる人ほど、過去の自分の武勇伝が誇大になっていきます。

【過去】
偉大な武勇伝


【今】
不幸な自分

ここでさらなる不幸として「ストーリーを繋げてしまう」という問題が発生します。

問題:ストーリーを繋げてしまう

人間の頭はとても賢いです。

賢いがゆえに悩みを作ってしまいます。

悩みとは、いくつかの一つずつ問題を、ストーリーとして一つに繋げてしまうことです。

さもすべての問題が因果関係があるように考えてしまいます。

例えば、
朝の出勤時に、家の前で転んでしまい、会社でも失敗して上司に怒られた。
「家で転んだので会社でも失敗して怒られた。今日はついてない日だ」

彼・彼女にプレゼントをもらった日に、宝くじにも当った。
「プレゼントをもらったので宝くじも当った。今日はついている日だ。」

出勤時に転んだことと、会社で上司に怒られたことは関係ありません。
プレゼントをもらったことと、宝くじに当ったことは関係ありません。

しかし「因果関係」があったかのように脳がストーリーを組み立ててしまうのです。

自分が今まで偉大な武勇伝を持っていると感じている人ほど、つまずいた時に「そんな失敗ありえない!」と、過去の自分を神話のように偉大に誇張して、今の不幸な自分を強調するのです。

なので自慢話をしながら、今の不幸話を同時にする。

おだててもがっかり、聞いていてがっかりさせるようなアンビバレンツ(両面性)なことになります。

自分が幸福になったら親への復讐にならない

自慢話の中には「悪い自慢話」があります。

悪い自慢話とはは、他人を見下す自慢話のことです。

これは
①今の自分が「私が無知で失敗などありえない。全知全能。」とあぐらをかいてしまうので、努力せずに現状維持で思考停止。
②未来もそのままでいようとする
③相対的に過去の自分を誇大に上げて、周りの他人を下げようとする。

というステップで起こります。

彼・彼女が極端に努力を放棄しようとする理由は「反抗心」です。

具体的には「親に対する反抗心」が反抗心があります。

なぜ共通体験として「親離れが唐突すぎた経験」があるからです。

パターン1として、
「親の呪い」が背景にあります。
①幼少期から「勉強しなさい」「頑張りなさい」「医者になりなさい」「野球選手になりなさい」と「あなたはこうなるべき」いう親が押し付けられてきた理想像です。

②子どもの頃はその理想像になろうと純粋に努力しますが、それを親や周辺の人に認めてもらえなかった場合、「骨折り損のくたびれ儲け」「無駄な努力」と感じて、「親の言うとおりにするなんてバカバカしい」と親の感情を満たすことを放棄します。

③しかし努力を放棄すると怠けて怠惰になり、社会で食っていけなくなります。

④なので、しようがなく努力しようとするわけですが、自分が努力しよう、行動しようとすればするほど、「親の言う通りに動いてしまっている」「自分は操作されている」「親の得した顔が見たいわけではない」と感じて、やる気を失います。

結果、自分は努力せずに、他人を見下すことに始終してしまうのです。

そして努力すればするほど悲観的に自分を責めてしまうので、努力を放棄します。

もっと深刻な自分を殺して「我慢」を続けてしまう

実はそこで放棄してやる気を失う方が「抵抗」できているので健全な方です。

パターン2として、

精神的に深刻化するのはそれを「我慢」して続けてしまう人です。

「親の言う通りになってしまっている・・」と自虐しながらも、周囲の期待もあるので「我慢」して続けようとしてしまう・・・

その結果、自傷行為に及んだり、アルコール中毒になったり、突然スイッチが切れたように燃え尽きて体が動かなくなり、うつ病になったりします。

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