VRカウンセリングルームを作りました~最高に話しやすい部屋を目指して~

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心理学・精神医学
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VRでカウンセリングルームを作ってアップロードしました。

Just Counseling(相談室)

VRであればunityを使用して現実ではできない理想のお部屋が作れるので楽しいですね。

元々私も社会福祉士の視覚勉強で福祉住環境論を専修していたこともあり作り出すとハマりました。

(参考にした本)
安らぐ家は「間取り」で決まる

折角なので最強に話しやすい部屋を目指しました。

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自閉症・発達障害が心理的に落ち着く空間設計

NHKのハートネットTVにて”発達障害アバター”大集合! と題して「心地良いVR空間」が特集されていたので参考にしました。

発達障害の落ち着くVRワールド作成参考。

・広い場所、白い内装は嫌。
・隅っこがいい。
・図書館みたいな隔離される個人スペース。
・少人数。居場所を示す床マークがあると役割が分かっていい。
・視覚より文字コミュニケーションがいい。

前記事
自閉症・発達障害のVRアバターの抽象性

できるだけ狭い空間、隠れる場所を作る、文字コミュニケーションを設置しました。

木のウッドテイストは心理的安定が高い

白い部屋、黒い部屋というのは人間は落ち着きません。
寒々しさを感じるためです。

暮らしを意識した場合、フローリングや柱が木製のデザインにするのが望ましいです。

現実であればαピネン(アルファ・ピネン)という素材が癒やし効果が高いので利用します。

電気は暖色系

電気には蛍光灯のような白色系と、オレンジの暖色系があります。

暖色系のライトにはその名の通り、暖かみと心の落ち着きを与える効果があります。

壁や床や家具をウッドテイストのデザインにして、ライトを暖色系にするだけで、家庭的に幸せになるので是非やってほしいです。

自動で電気を点灯・消灯してくれる電気が素晴らしい

創造性は天井の高さに比例する

特に「天井の高さ」は「創造力」に影響があります。

天井が高い部屋に住む子どもは創造性が高いという研究データがあるからです。

なので部屋は天井が高いことに越したことはありません。

これはリアルの話ですが仮に部屋が狭くても、やりたいことで部屋を充実させることが大切です。

子育て失敗・家庭不仲は、部屋のインテリアで決まる

自分を操る集中力とは

視線移動の重要性

よく話すために対面で目の前で話せる環境を作ろうとする人がいますが、これは間違いです。

取調室ではないので話しにくく、相手も話してくれません。

基本は、
・イスはテーブルに対して斜めに配置する→カウンセリングにおいてのポジションは丸机に両隣か、四角机の右斜前同士か2つです。
・イスよりソファーのほうが良い→イスを意識して疲れてしまうからです。あえてソファーにしました。
・相手の右手側に位置する→人間は心臓のある左側にあるものを無意識にも警戒してしまうため。
・片目で相手が視界に入る程度→正面で目を合わせるのは良くない。緊張を緩和して本人のエンパワメントを引き出すために、相談相手は片目で補足する程度でいいです。
・隅っこにする→ど真ん中では落ち着きません。広い場所でも隅っこにします。
・出口が見られる環境にする→クライエントは必ず「外」が見えなくてはなりません。出口がないと閉塞感があるためです。なのでどこに座っても常に外の風景が見られるようにしました。

その他、工夫した点として、

・正面に鏡を置く→自己覚知と自己一致を測るためです。自分で話していて自分であると自覚させる事が大切です。
・目の前に花を置く、目線を外しても花があるようにする→相談相手と話していなくても花となら話しやすい環境を作るためです。
・本棚(花壇)を設置する→図書館をイメージして「隠れる空間」を作れるようにしました。

空間的な結界を作る

住居空間においてプライベートな結界は必ず必要です。

よく家のインテリアで「家族がどこで何やってるか分かるように、扉をなくしました、カギをつけませんでした、覗き窓をつけましました、仕切りは布で作りました。」と言う人がいますが、絶対にやってはいけません。

なぜかというプライベート・プライバシーがないからです。

親から見ると「監視しておいて安全!」と思うかも知れませんが、その環境の子どもは必ずグレるか家出します。

自然に起こる反抗期が避けられないからです。

親を恨み、家出して夜の街で非社会行動や反社会行動をするようになります。

「鍵のある子ども部屋」は絶対に必要です。

それはカウンセリングルームでも同じです。結界が必要です。

カウンセリングや相談をする場合、VRの時点で入室にインバイト(招待)が必要なのでプライベートは守られます。

同時に私のVRカウンセリングルームの場合は「植物」で空間的な結界を作りました。

入室時にいきなり机と椅子があると緊張するので、視線をずらして、植物の苗木でカウンセリング空間を仕切りました。

加えて話せる場所も複数にすることで意思決定を与える自由度の幅も持たせました。

ヒーリング音楽をわざと低音量にさせる

音楽は鳴らそうかは迷いましたが、スイッチON/OFFで鳴らすことにしました。

本来、カウンセリングにおいて音楽を鳴らすとそちらに気持ちを引っ張られてしまうので好ましくはありません。

ただ逆にヒーリング音楽であれば心理的侵襲が少ないだろうと判断しました。

ヒーリング音楽の場合、かろうじて聞こえる程度の低音量が理想的です。

音楽を無意識下では意識させてリラックスさせ「リラックスしている」という意識をあえて顕在的に上げてこないようにするためです。

「音楽聞いてリラックスしてください」はその命令が入っているので緊張していまいます。
本当のリラックスとは意識しないで自然な状態がリラックスであるはずだからです。なのでリラックスに誘導させていることはあえて言いません。
それと同じでヒーリング音楽も意識されない程度の音量で流すことが大切です。

人に聞こえる音を「可聴音」と呼びます。
人の耳に聞こえないほど高い音を「超音波」と言います。
ヒーリングでクジラやイルカのような癒やし効果のある超音波音を低音量で流すことで無意識下での安定効果を期待しました。

【Unity/VRChat】ワールドに入った時(join時)にBGM音楽を流す方法

【Unity/VRChat】ワールドにBGM音楽を流す方法[ON/OFFスイッチを作る]

空気伝導による超音波がヒトの脳波に与える影響 EFFECTS OF INAUDIBLE HIGH-FREQUENCY SOUNDS ON SPONTANEOUS ELECTROENCEPHALOGRAM

安定感のあるスカイボックスの風景

「宇宙すぎず、地球すぎない空間」を選びました。

・安定した思考をする時に地面は必ず必要。
・自然の雄大さを見せることで自分の悩みを相対的に見る効果を得たい。

この考えが根本にあります。

最初は花畑の草原で良いだろうと感じたのですが、想定される自然の雄大さが足らなかったので止めました。

完全に宇宙では暗く、不安定で漂ってしまいます。

人間はビル程度の高さだと「怖い」と感じます。
落ちる自分が想像できてしまうからです。
しかし逆にビル以上の高さ、飛行機やスカイダイビングの高さだと落ちるとどうなるかが想像できません。
なので雲海以上の高さにしようと思いました。
「高さが意識できなくなる程度の高さ」が丁度いいのです。
なのでカウンセリングルームでは成層圏を採用しました。

なぜ自然でなくてはならないかと言うと心理学研究で人間の心理的安定の要素としてスピリチュアリティがあるからです。

スピリチュアリティとは何らかの信仰を持つという意味合いだけでなく「誰かが見守っていることを意識する」「自然への畏敬の念」が持てればいいです。

海や山壮大な自然を見たり、宇宙を見たり、登山体験などをすると自分の存在を小さく感じ、自分の問題を小さく感じます。
ナショナルジオグラフィック、NHKの自然ドキュメンタリー、プラネットアースなどでやっているような番組を見るとリラックスするのはそのためです。

落ち着ける心理環境を作るため、

スカイボックスの風景に関して、草原や空など青や緑の自然系が良いのは言うまでもありません。
また夕焼けや雨降りもネガティブな自分の心象風景を投影してしまうので避けます。
ぼんやりと明るいか、いっそ夜にしてしまう方が良いです。

現代アートのようなとらえどころがなかったりする絵も避けます。
赤色の絵も避けます、赤色は最も眼球の奥まで届いて脳にダイレクトアタックするからです。
落ち着く要素が何一つないので避けました。

悩みを視覚化させて消す技術

具体的な実装方法は、私の別サイトの前記事で書きました。これを実装するやり方が分からず悩み続けて4ヶ月かかりました。

【Unity/VRChat】スイッチ押すと爆発+音+オブジェクト消す+書いた文字を消す方法

なぜこんなことをしたかというと「悩みを視覚化」させるためです。

通常のカウンセリングでは、カウンセラーサイドでメモをとることがあります。
それは話を忘れない理由もありますが、悩みを構造化させて、連想的に出てくる話題をつなげていく抽象思考の手助けにも使うためです。

これをクライエントと共有したいと思いました。

共有するだけでなく、悩みそのものを爆破させて消すロールプレイングをすることで心理的緩和に繋がるのではと考えました。

実際に催眠的に悩みを消す技術として、悩みをダイヤル式の旧型のテレビに映し出すイメージをして、ダイヤルを回すとそのテレビの画面にノイズが入り、そして白黒になり、だんだん見えなくなって、画面端まで小さくなって小さくなり、くちゃくちゃと丸くなってゴミ箱に捨てて消える・・というイメージをすることがあります。

同じことをVR上で実践できる妥当と考えました。

また文字盤があることで投影法(バウムテスト・風景描画法など)を実践するにも有意義です。

カウンセラーなんて必要ないと言える人は健常~カウンセリングの矛盾~

時計を設置

時計の設置は最後まで迷いましたが取り付けました。

通常、心理カウンセリングのセッションは50分~60分程度。

VRで話し込むと時間が過ぎるのが早くなってしまいます。

またあえて時間を区切って終わらせることで、クライエントへの内在化を測る効果もあるため時計を設置しました。

「内在化」の重要性を知っておこう

何らかの参考になれば幸いです。

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