日本企業は姑息(こそく)なので「いかにして労働力を安く買って、使い捨ててやろうか」と「長期的に社員を育てて、その社員が社員を育てる」という会社を育てる視点が今はもう少ないです。
上が「自分だけトップで稼げればいいや」と傲慢になっているためです。
だから姑息な表記をするブラック企業が多々あります。
ハローワークなどの求人募集でも「ブラック企業」には特徴的な「典型ワード」が入っているのでまとめます。
【危険で避けるべき条件表記】(ブラック企業)
【危険で避けるべき条件表記】(ブラック企業)
・固定残業代(違法残業ありきで最初から書いてる。)
・有給取得率100%(国の決まりで当たり前。1年間5日は有給を消化するため。見るなら平均所得率を見ること。)
・離職率が掲載してない、直近3年間で30%以上(載せている会社は珍しいが、逆に掲載していたら安全と言える。直近3年間の離職率が30%以上はブラック企業。)
・平均年齢20代・30代(若すぎるため数年で倒産リスクが高い。「成長できる、やりがい、業界未経験者多数、一年で責任者になれる、アットホームな職場」などの広告。サイトに頻回な社員旅行の様子や、20代の集合写真を載せてる。)
・年間休日が5日以上異なる(求人記載と口頭で言われた年間休日の日数に5日以上誤差がある場合。夏季休暇や年末年始の確認を)
・基本給が低い(社員の給料を少なくするために、わざと手当で手取り金額を多く見せているので。業績が悪くなると手当から手取り給料を下げられる。)
・派遣雇用(アルバイトと変わらない。仲介手数料を取られる。正社員だと思ったら派遣会社の正社員でしたというのもあるので企業名と派遣会社番号の有無はチェックしよう)
・非正規雇用(社会的信用が低く、2年目から正規雇用になる前に会社が不当評価で評価下げて解雇にしてくる)
・正規雇用可能・正規登用可能(”可能”と書いてあるだけで、正規雇用する気は微塵もない)
・試用期間◯ヶ月後に正規雇用可能(最初から解雇するか非正規にするつもり)
・週休2日制(基本土日は休めない。ひと月に土日休みが一回以上という意味)
・有期雇用契約(正当な理由なく雇い止めしてくる。「期間の定めあり」「契約更新する場合があり得る」の表記。3回以上契約更新した人、1年以上の雇用がされている人。契約更新の度に月所定労働時間を増減させてくる。3回目の更新前、あるいは1年未満で契約満了退職させてくる)
・無期雇用契約可能(移行”可能”と書いてあるだけで、移行する気は微塵もない)
・無期雇用契約(解雇はされないが正社員待遇や福利厚生はない)
・給与のレンジがやたら広い(18万円~35万円など。通常なら「◯歳 〇経験◯年以上◯万円」など年齢と役職年数と年収が書いてある)
・36協定特別条項つき(1年につき6か月まで2~6か月平均80時間以内の範囲内で月100時間未満、年720時間まで労働させる)
【良いので選ぶべき条件表記】(ホワイト企業)
【良いので選ぶべき条件表記】(ホワイト企業)
・正規雇用
・完全週休二日制(毎週土日休み)
・年間休日が120日以上
・直近3年間の離職率が30%未満
・基本給が高い
・36協定を結んでいる(特別条項なし)
・労働組合がある
逆にホワイト企業は姑息に手段を回避しなくていいので書き方がシンプルです。