世界遺産を決めているフランスのユネスコ本部。(私が訪れた時に撮影したもの。)

2017年11月にユネスコ(UNESCO)から世界記憶遺産の発表があり、第2次世界大戦中に多数のユダヤ人の命を救った外交官の杉原千畝(ちうね)の資料「杉原リスト」が「世界の記憶」(世界記憶遺産)への登録を見送られました。

有識者でつくる日本ユネスコ国内委員会は2015年に杉原リストを国内候補に選定した際「杉原の人道的業績について世界的な重要性を説明する」と評価していた。国内委の担当者は「理由開示がなく、なぜ不登録となったか全く分からない」と話した。
杉原リストを申請した岐阜県八百津町によると、ユネスコ側から審査過程で資料への問い合わせはあったが、登録の可否に影響するような不備の指摘はなかったという。
【世界の記憶】登録見送りの杉原リスト、「ユネスコから理由説明ない。なぜ…」関係者困惑 – 産経ニュース(2017年11月1日付)
https://t.co/6QDZcAq1v7

正直「やっぱりな」という感想でした。
実は半月前の10月にアメリカとイスラエルがユネスコを脱退した時点でユダヤ人とフランスのユネスコとの間に衝突があったと察して「これは無理だな」と確信していたからです。

この裏には何があったのか?

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私のツイート↓

その翌日にイスラエルもユネスコ脱退。

アメリカのトップにいるのはユダヤ人が多いです。そのユダヤ人の本拠地が中東のイスラエルです。
つまり親子関係のようなものなので基本セットでアメリカとイスラエルは動きます。

アメリカとイスラエルのユネスコ脱退。この二ヶ国が限定的に怒ったということはユダヤ人絡みしかありません。

ユネスコ世界遺産登録の事前審査の段階で、アメリカ最大のユダヤ人団体ブナイブリスが推した「杉原千畝」を登録候補から外したのです。

世界遺産はどうやって決まるのか?

そもそもノーベル賞にしても、ユネスコ世界遺産登録にしても、オリンピック開催国にしても、審査なんて形だけです。
事前にどれだけその国がカネくれたかで優先「枠」を決めます。賞をカネで買っているのが現実です。

これは日本の受験での「推薦枠」と似ています。
お金のある私立学校に通っていた人だと受験先に推薦枠の大学や高校がたくさんあって当たり前と思っていますが、地方の私立や公立と比較した場合、推薦枠は少ないです。
これも進学先学校と提携して「推薦枠を買っている」からです。
高校は進学率を上げるために推薦校の枠を買います。大学は売って儲けます。Win-Winな関係です。
都市部の中高生ほど進学率が高くなるのは、単に成績が良いと言うより推薦枠が多いので進学率が高くなるためです。

世界遺産も同じです。
2012年からのアベノミクスで外務省を筆頭に世界遺産登録ビジネスを始めました。
今まで散々跳ね除けられてきた富士山や、ノーベル章の連発。その他毎年のように日本の各地が世界遺産に登録されました。
アベノミクスでお金を刷りまくってユネスコにお金を配って「枠を買った」からです。

今回の場合、表向きの審査前に露骨に問題が起こるというのは金くばったのに裏切ったということが分かります。

なぜこんなことをするかというと外務省や文科省の公務員官僚の出世コースとしてユネスコ理事があるからです。

いかに増税して日本人を過労と自殺とストレスで苦しめて多く殺した財務省の官僚が世銀IMFの理事になれる出世コースがあるように、
外務省と文科省もいかに日本人の税金を外国に配ったかでユネスコ理事に出世できるコースがあります。

世界遺産登録ビジネスで潰される日本の地元

世界遺産登録により地域振興されれば良いですが、現実には地元の商業を一気に潰します。

例えば、岩手県の平泉の世界遺産・中尊寺金色堂の周辺だと、世界遺産登録された途端、周囲の地元商店街は「景観を崩す」という理由で、国から規制されてお取り潰されました。
看板ダメ、装飾ダメ、ネオンダメの規制で商売をできなくさせ、補助金でカネ出して黙らせて撤去させました。
おかげで閑古鳥が鳴く殺風景な地元になるわけです。最寄り駅から世界遺産までの商店街はシャッター街となり、官製で公務員が天下るお土産屋だけが並びます。
(地元住民 談)

JR東海で行く伊勢志摩の熊野古道も同じです。
(伊勢神宮や出雲大社は日本の最高峰神社の固有であり、世界遺産とは基本的に変化のないもの、変化させないもの、変わらないものが対象なので式年遷宮があるものは駄目なため)

世界遺産は日本国としてめでたいような反面、日本国民の大切な税金を海外へ貢いで、推薦した外務省官僚のみが出世して、元の日本の地元の景観を崩していくという負の側面があります。

杉原千畝の出生地疑惑は関係しているのか?

杉原千畝ビザ世界の記憶・世界記憶遺産と出生地疑惑まとめ
https://libpsy.com/sugihara-chiune/3920/

CBC(TBS系列)で杉原千畝の出生地疑惑をスクープしてスキャンダルにした職員は出世しました。
私自身もこれはTBSの独自スクープだと感じました。
しかし上に行けば行くほど外務省や自民党にとって都合が悪くなる上に、ユダヤ人脈にとっても都合の悪い話なので、握りつぶされるだろうと感じていました。

しかし今回の杉原千畝が世界遺産登録から外された件はこんな規模の小さい話ではありません。

なぜかというと世界遺産登録にするためのロビー活動がハンパなかったからです。

前年まで何の問題もなかった日本のロビー活動

一年前からの日本ロビー活動の動きを見ると、アメリカ最大のユダヤ人団体ブナイブリスが杉原千畝のユネスコ世界遺産登録を快諾しています。

さらにシカゴ・マーカンタイル会長のレオ・メラメドと、ワシントンDCのネイサン・ルーウィンや米国最大のユダヤ人団体「ブナイ・ブリス」までロビー活動してユネスコに杉原千畝を推しているのです。

その推薦が潘基文・国連事務総長まで手紙として届いているのです。

もうここまで来たら世界遺産登録は確定です。最優先で確定してもおかしくないほどのことをしています。

しかしその国際金融資本のトップみたいなユダヤ人たちを、フランスのユネスコは平然と蹴った可能性が高いのです。

ネイサン・ルーウィン弁護士。アメリカ合衆国最高裁判所の人。国務省・司法省司法長官。
杉原千畝の記憶遺産申請の一件で、岐阜県の八百津町長がシカゴのレオ・メラメド以外にもワシントンDCでロビー活動しているようだ。
シカゴ・マーカンタイル名誉会長のレオと同じく杉原千畝に助けられたユダヤ人。(2016年5月21日付 八百津町広報誌)

「杉原リスト」世界記憶遺産登録、米国最大のユダヤ人団体「ブナイ・ブリス」が快諾。
岐阜県・古田肇知事と八百津町・金子政則町長。ダニエル・マリアスティン副理事長は「潘基文・国連事務総長あてに登録の手紙を書いた」と。(2016/09/10付 中日新聞)

アメリカとフランスの対立を大炎上させてしまった日本の外務省と文科省

フランスのユネスコ(UNESCO)へはアメリカだけでも22%ほど出資しているので、アメリカとイスラエルのユダヤ人が抜けて終わりです。

外務省と文科省でユネスコ絡みのルートの人たちは悶絶したでしょう。
日本から税金を外国へバラまくことでのロビー活動、世界遺産登録ビジネスを通じて日本お得意のアメリカ様へ「忖度(そんたく)」したつもりが、対立に火をつけて大炎上させてしまったからです。
杉原千畝リストの世界遺産登録を通じてウォール街のユダヤ人まで焚き付け、ユネスコを怒らせてユダヤ人と対立させてしまったということ。

アメリカとイスラエルが10月14日に突如ユネスコから脱退した理由。

それはユネスコ本部が杉原千畝のユダヤ人リストの世界遺産登録からの落選させたことと見て間違いないです。

「特定の民族のみを優遇できない」という理由でフランスのユネスコがユダヤ人を蹴った。

当然、アメリカと親であるイスラエルは怒ります。

まさかの日本の外務省がアメリカとイスラエルをユネスコ脱退させた張本人だったのです。

逆にこれで杉原千畝が世界遺産登録されていたら、フランスのユダヤ人への譲歩か、日本の外務省どんだけカネ配ったんだという話になります。

正直、フランスがアメリカやイスラエルへのご機嫌取りのために世界遺産登録してくれるんじゃないかくらい思いました。
しかし容赦なくユダヤ人を落としてきたので、アメリカとイスラエルのユダヤ人(アシュケナージ、スファラディ)からすればフランスからの「宣戦布告」とみなされるのも当然です。

日本は安倍政権において外務省から税金でお金を配りまくって世界遺産登録ビジネスやりまくっていましたが、ここでパイプを潰えたことになります。
外務省にとって痛手でしょう。

これはアメリカとイスラエルのユネスコ脱退の話なのに、今後なぜか日本の外務省からも世界遺産登録の話が出なくなるはずです。
日本は頭から爪先までアメリカの属国だからです。

アメリカンスクールの系列しかいない外務省にとって、フランスのユネスコ通じての文化的ソフトパワーでの国際ルートの開拓が一つの生命線でした。
今後もお上のアメリカ様の意向を忖度することになるでしょう。

いくつか分かったことは、ユネスコの世界遺産登録は審査とか言いながら形だけで「半月前には結果が出ている」ということ。ロビー活動で金を配った国にくれているということ。

そしてユネスコにロビー活動してきたアメリカ最大ユダヤ人団体ブナイ・ブリス、シカゴ・マーカンタイル会長のレオ・メラメド、ワシントンDCの最高裁判所長官ネイサン・ルーウィンというアメリカ最強の国際金融資本たちを足蹴にするだけフランスのユネスコ本部の骨太さには驚かされました。

そもそも杉原千畝のユダヤ人リストを世界記憶遺産登録する話はどこから出てきたのか?

元々杉原千畝の話は80~90年代に鈴木宗男と佐藤優が外務省でロシア外交に利用したもので、ロシアとドイツの両方にパイプがあって(というかスパイで)ユダヤ人まで助けた杉原千畝はユダヤ人イスラエルルートの開拓者としてうってつけでした。

ソ連との外交とイスラエルとの外交において、杉原千畝は担ぎ上げるには逸材です。

かつての外務大臣・外務官僚の鈴木宗男や佐藤優の判断は的確であったと思います。

しかし今回の場合、外務省がもう一度その利権にあやかろうと杉原千畝を再度持ち上げたのです。
地元の八百津町が持ち上げたわけでもありません。(官僚関係筋からの情報)

酷いのが日本の外務省で、世界遺産登録される気満々で杉原千畝を口実にアメリカとイスラエルの国際金融資本ユダヤ人を引きずり出しておいて、公然とフランスのユネスコ本部で足蹴にされて事を悪化させてしまったことです。

一緒に世界遺産登録候補になっていた中国や韓国の従軍慰安婦リスト

もっと言えば、中国韓国の従軍慰安婦リストという(実に信憑性の低い)ものも杉原千畝のユダヤ人リストと一緒にユネスコ世界遺産登録に提出されていたので「同類」として比較された可能性が高いです。
どちらも「特定の民族のみを優遇はできない」という結論に帰結するからです。
その「特定民族に差別」という「特権の既得利権」を与えることになります。

世界遺産登録は半月前には結果が知らされている

杉原千畝のユネスコ世界遺産棄却の件で分かったのは、半月前には結果が知らされていること。
半年前まであれだけユネスコと仲良かったアメリカとイスラエルのユダヤ人が、一瞬で大統領どころかアメリカ一国をユネスコから脱退させるほど影響力を持ち、そして直情的すぎるということ。

地元の岐阜県では杉原千畝のオペラ劇場まで練習していました。
杉原千畝ビザが2017年秋に世界記録遺産する大前提で用意していたのに、まさかロビー活動していたフランスのユネスコが蹴ってきて、アメリカとイスラエルが怒ってユネスコ脱退し、それを焚き付けたのがそもそも日本の外務省だったのです。一連の流れが赤っ恥すぎます。

まさか杉原千畝も死後にこんな利用のされ方をされるとは想像していなかったでしょう。