初めての母の日のプレゼントを「気に食わないから返品してこい」と言う母

心理学・精神医学

resize0326

私の母と祖母は心底、仲が悪かった。

特に祖母は管理・支配的すぎた。

私の母(娘)は従順に従っていたが、叔父(息子)は高校の時に家出した。

結果、祖母のいる母の下に生まれた私は同じように祖母の管理・支配を受け続けた。

最も祖母と母がケンカしたのは、あまりにも傲慢な祖母に対して「少しでも喜んでもらえたら…」と、私の母が「母の日」に祖母にプレゼントのバッグを買ってきたことだ。

母が渡した時は「はい、ありがと」という感じに受け取った祖母だったが、数分後には「ちょっとこい!」と呼び出し、
「ちょっとなにれ、色も気に食わないし、サイズも合わない。早く返品してこい。」と言った。

これに対して母は祖母に対して大きくヒステリックに怒鳴り散らした。キレた。

横にいた私もさすがに「お前に人の心はあるのか!」と祖母にキレた。

それでも開き直って「気に食わなかったら返品する。世間の常識でしょ?そんなこともしらないの?お前ら二人でキ○ガイだな。」と言い出す祖母。

あまりの人で無しっぷりに呆れて物も言えなかった。

まさに恩を仇(あだ)で返す。
そもそも恩を売ったつもりすらない、感謝を期待したわけでもない、単純な動機でプレゼントをしただけだ。

その気持ちを地面に叩きつけて踏みにじる祖母。

祖母にとって、娘のプレゼントも、店頭のカバンも同じ価値だった。

同じ「モノ」でも「捨てられないモノ」がある。

大切な人からもらったモノ、思い出深いモノ、遺品・形見のモノ・・

他人から見れば「なんでそんなモノ大切にしてるの?」と思うかもしれないが、そのモノ自体ではなく「モノの背景にあるストーリー(物語)」を大切にしているのである。

その気持ちが祖母には欠片もなかった。

祖母が重度の認知症になり老人介護福祉施設に入ってからは、祖母にはお世話になったと思う一方、人として反面教師(悪い部分として真似しないこと)のエピソードとして残っている。

タイトルとURLをコピーしました