「過干渉」の親から生まれた親が「無抵抗」となり「嘆き」をゴールにする

去年亡くなった祖母が良くも悪くも強烈に過干渉(過保護ではない)だったことで、親がそれに甘んじて「困ったらみんなで嘆けばいい」「うわーん困ったよーママ助けてよー」をゴールに目指す、「何も解決しない甘え全開モード」だったのが私は幼少期から嫌いだった。

問題は、「問題が解決してしまうと、シンデレラのように不幸な自分の物語が終わってしまう」(ママがかまってくれない)ゆえ、解決策が出てくると「それは世間様は許さない」だの主語をデカくして言って血眼になって選択肢を潰しにかかる親だった。

楽しみな旅行のドタキャンや、学校受験前のやめろやめろ運動など。

旅行は夢ではあるが行ったら楽しいので潰す、勉強で苦痛を嘆き続けるのがゴールなので合格は潰す。

夢が叶いそうになると「まずい!みんなで不幸を嘆くことがゴールなんだから、幸福は潰さないとまずい!」とすごい抵抗感で潰しにかかる。夢を潰すドリームキラーという。

幼少期は、なぜ意味不明なちゃぶ台がえしをするのか分からなかったが今は明確に分かる。

対処法として「親に情報を与えない」「事後報告だけする」と情報遮断した。

いくら親が要介護で障害者でもそれに釣られては不幸な夢に自己陶酔するだけなので、「自分たちで何とかできる必要最低限の環境だけ与える」という距離感にした。
また「私はあぁならないようにしよう」と自身を厳格に罰してきたが、この「人を頼らない」「一人でやる」「フットワークが重すぎる」気難しさが明らかに、私自身の生きづらさに直結していると自覚している。

なぜ不幸状態に戻ろうとしてしまうのか?~心のホメオスタシス(恒常性)~

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