日本学術会議の件で、何でも中国とつながっているとデマを流せば、真相はどうあれ、簡単に釣れて味方につけられることが分かりました。
「あなたの銀行預金は中国とつながってるので全財産私によこしなさい」と言っても「おのれ銀行め。中国とつながりやがって。」とたぶん釣れるでしょう。
感情を制御できず、妄想の仮想敵を勝手に作ってくれるので。
このような「中国の~」から始まるデマに乗っかって、結局は自国の国益を損なうような選択を国民自身がしてしまう。
乗せられないように注意です。
そもそもアメリカトップから中国企業の支援を受けている
事の発端は、2019年からのトランプ大統領の米中貿易戦争での反中国的な政策が世界で広まって、踏み絵にされたことがあります。
中国製品や中国企業へのバッシングが起こりました。
しかし中国企業が政治的理由でアメリカのニューヨーク証券取引所から上場廃止されて外される度に、
投資家界隈では「香港市場(イギリス)から中国企業の株をお買い得に買ってね」というメッセージとして受け取って買われています。
そもそも今のアメリカ市場をトップ牽引している自動車のテスラなんか中国資本の支援でブーストかけてるのにおかしな話ですね。
看板さえアメリカなら良い模様です。
日本ではアメリカの成功例と逆のことをして失敗させて損させる通例
アメリカで成功した経済政策と逆のこと、
日本で増税の緊縮財政をすれば不景気になって他国が儲かります、という論理で、外資系株主が多数の日本政府は動くという今の構図。
それが全ての学術分野までおりてきているのです。
日本での選択肢が規制なのが問題
アメリカは「アメリカか中国かどっちで研究するか選べ」でお金を積んで踏み絵するのに、
日本では「日本で貧困者になるか、中国行くな」とお金を支援せずに規制をしています。
日本で研究者を支援しない結果、大学院の博士でもスーパーのレジ打ちで一生終える話は本当です。
いやきっと私立だから、国立なら。文系だから、理系なら…。もっと高度なら…と、現状知らない人は理想のハードルを上げていくのだけど、残念ながらレジ打ち。
問題はそれ以上に、社会に出たら大学院博士が中卒以下の上司に従って研究機会すら与えられないことです。
日本は世界一の金持ち国で出せるお金は山ほどある
現状、日経平均バブル期超えの世界一の金持ち大国の日本。
うなるほど国にお金が貯まってるのに、国が研究にお金出す気もなく、それどろか叩いて潰そうとしているのがひどいですね。