iDeCo(イデコ)の「12月の罠」とは?

政治経済・近代学問

前記事
長期下落iDeCo(イデコ)の掛金最低限で損を減らす方法
の補足です。

よって私は米国株中心なので、米国株は6月、5月、2月の下落時期に投資できるように
1月26日引落(前年12月分):掛金額0円→つまり2月中旬約定
5月26日引落(4月分):掛金額25000円→つまり6月中旬約定
8月26日引落(7月分):掛金額5000円→つまり9月中旬約定
12月26日引落(11月分):掛金額20000円(12月引き落としは絶対最低額掛金必要ルール)

に設定しました。

なんで1月26日引落(前年12月分)は0円なの?
12月26日引落(11月分)は最低額の5000円にしないの?

私も1月26日引落(前年12月分)を15000円にして、12月26日引落(11月分)は最低額の5000円にしたかったです。

ここでiDeCo(イデコ)の「12月の罠」に気づきました。

iDeCo(イデコ)の「12月の罠」とは?

一言でいうと
・12月は必ず最低額の5000円を掛金として出さなければならない
というルールです。

一見、何の問題もないようで素直に12月だけ5000円と書けばいいじゃん?
と思うかもしれません。

それが無理なのです。

iDeCo(イデコ)は全体と各月で上限額・下限額がある

全体と各月で上限下限を意識しなければなりません。

例えば上限額。

最低掛金5000円だと年の上限は12ヶ月で60000円です。
ここまでは分かると思います。

しかし私の場合、
掛金の上限が1万2000円なので月に5000円掛けると残り7200円は掛けられる余剰は生まれているのです。

例えば
1月から3月までなら4月に掛けられる額は4月分を合わせて最低20000円になります。
そして最高は48000円です。
年の上限が60000円だからとその月に50000円掛けたりすることはできないのです。

あくまで全体60000円枠内でその月までの「0の回数」と本来の上限金額を意識する必要があります。

なぜ12月は最低額の5000円ではダメなのか?

本来は1月に引き落としたかったですが、
12月に必ず掛金を拠出しないといけないルールがあります。
しかし9月から11月までは拠出したくないのです。

つまり9月から11月までで0円が4回。これで15000円。
そして12月は最低5000円が必要なので、前月まで0の回数を合わせると最低20000円を掛金にしなくてはいけません。

こうなるとやむなく1月は見逃すしかないのです。
0にして5月の下落に合わせるしかなくなります。

よって12月は固定され、本来は翌年1月に掛けたいが掛けれないのです。
仮に9月から年をまたいで1月まで0にしようとしても
・12月は必ず最低額の5000円を掛金しなければならない
のルールにより、強制的に掛金が発生します。

1月に掛けれない分、5月に集中させて、8月にも騰落率の期待で掛け金をつけました。

12月の高い時期にスイッチングや配分掛金割合変更を

これらの対策として12月頃の株価の高い時期に事前にスイッチングするか配分掛け金割合変更をするようにしたほうがいいのです。

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