岐阜県高山市には「えびざかの でんきのしたの おかめいし」(えび坂の 電気の下の おかめ石)という川柳があります。
これはとても怖いです。
何が怖いといえば、この川柳は、「石」だけで周辺情報のエピソードが何もないからです。
何があったとか、何がどうなったとか情報がないのに言葉と石だけ残っているのです。
例えば、RPGゲームなら「何か古い隠し財宝の在り処か?」とかなりそうです。
しかし「電気の…」と付くので、期待するほどそんなに古くはないのです。
単純に「ジオタグの位置情報」だけ俳句されて「おかめ石だよね」という「心底どうでもいい情報」で話が閉じています。
暴力的なほど純現実なのです。
単純に住所でも何でもないような「人の顔に似た石がある」というだけの情報が「歌」として口伝で伝わり続け、後世の人が勝手に解釈して意味付けをしているのです。
これは
プロのカウンセラーに「すごい俳句がある」とおすすめされた俳句
並みにやばい俳句です。