日本精神科病院協会は15日、精神科病院に入院中に新型コロナ感染が確認され、転院できずに死亡した人が235人に上ったとの調査結果を公表。精神科病院では、転院を要請しても転院しにくい状況があり「極めて由々しき事態」としている。
転院できず死亡235人 精神科病院でのコロナ感染
https://nordot.app/810701483907006464?c=39550187727945729
精神病院転院と聞いたら、すぐ認知症のワードが繋げられる人はよく現場を知っている人だと分かる
例えば、コロナを5類に落として地域の小病院の町医者がコロナ対応すればいいと言う、いかにも現場を知らない意見の末路がこの縮図で、同じ結果になる。
おそらく精神科病院からの紹介だったので陽性者の重症者でも断られた可能性。
精神科では(当たり前だが)ICUのような適切な呼吸治療設備が拡充できるわけもなく重篤化して死亡するに至った。
うつ病なのか認知症なのか鑑別が見た目だけでは難しいことを前提に、精神科病棟へ認知症患者をうつ病診断して受け入れざるを得ない背景もある状況で、看板は精神科なので「きっと意思疎通ができる人なんだろう、感染防御も自分でできる人なんだろう」と、実際には寝たきり重篤患者なのにノーガード。
高齢化する精神病院では寝たきりの高齢者が多数。精神以外に重篤疾患も合併しているけど、看板が精神のせいでノーマークに軽視された傾向。
たとえば認知症を安易に入院させると精神科病院が「終の棲家」になる可能性がますます高まっている気がする。ちなみに日本は認知症を精神科病院で収容治療しているとても珍しい国。
— 斎藤環 3.15発売「まんが やってみたくなるオープンダイアローグ 」 (医学書院) (@pentaxxx) September 16, 2021