小学生の頃に早々に発達障害の診断受けて特別学級だった子が、中学生になって成績が学年一位になりました。そういうものです。
幼少期の発達障害と愛着障害を見分けるのは、高齢者の認知症とうつ病を見分けるのと同じくらい難しいです。
子どもが落ち着きない原因を発達障害という診断で落ち着かせたい、私は悪くないという親は多々います。
気持ちはわかりますが、子どもが困ることもあります。
子どもが本当にそう思い込んで、あとの人生で自尊感情低くなって。愛着障害のようになることもあります。
なので私は本物の発達障害でないと察すれば「発達障害やめてもいいんだよ」と勧めています。
自分の落ち着きなく集中力の足らない行動に説明原理が欲しい、そう思い込みたいかもしれませんが、嫌だったらやめていいのです。
今回、学年一位を取った特別学級の子も自閉症でした。
私の医師や看護師仲間にも幼少期に発達障害診断された人はたくさんいます。
気落ちして立ち直った人もいれば、開き直って振り切れた人もいます。
知的障害もそうですが20代後半あたりから脳内伝達物質の関係で落ち着き始める傾向があります。
それでいい感じにバランスが取れたりします。
ただ今回の子の事例も、親子関係が良好だったからこそ可能だったと感じます。
基盤にあるのは良好な親子関係です。