社会学者のダニエル・ベルの成熟社会までのプロセスの話。
ダニエル・ベルは、人間の社会の発展は、
牧畜・農耕社会→工業社会→脱工業社会→成熟社会
へと発展していき、成熟社会に向かうに従って、量よりも質を求めるようになると説きました。
例えば、発展途上国では子どもをたくさん授かって、1人でも多く労働の力とさせ、生き残らせようとするのに対して、
先進国では、なるべく少なく1人に対して思いを込めていくというような感じです。
量から質への変化は、つまり外面から内面を重んじる、物質的より精神的を重んじるという変化をも示しています。
色即是空。
つまり、この世にある一切の物質的なものは、そのまま空(くう)であるということ。
要するに万物は常に移り変わる(諸行無常)という般若心経の言葉です。
もう一つ、これ続く重要な言葉として「空即是色(くうそくぜいしき)」という言葉があります。
「一切の存在は現象であって空であるが、その空であることが体得されると、その現象としての存在がそのまま実在であるとわかるということ。」
・・という意味です。
「色即是空、空即是色」。
”この2つを理解すること”が、ほとんど正解の答えと言っても過言ではありません。
「魂がなければ何が因果応報で輪廻しているのか?」
この疑問を解決したことこそが仏教の最大の凄味であり、最大の難問です。
次回、答えを記載致します。