人が向上心をなくすとどうなるかというと、他人を見下して引きずり降ろそうとします。
パワハラ・パワーハラスメント、いじめの典型例です。
他人を引きずり降ろす手順
先にまとめると
①本人の向上心・成長が止まる
②他人の評価を下げようとする
③他人の悪意の証明をする
④恩着せがましく言って賞賛と同情を集める
この順番で仕掛てきます。
①本人の向上心・成長が止まる
例えば、職場の先輩と後輩、上司と部下を想像してみて下さい。
先輩(上司)は「自分こそ最高である」と脳の成長をどこかで止めます。
先輩(上司)は脳の成長を止めてしまったので、後輩(部下)を育てようとはしません。
②他人の評価を下げようとする
ひたすらに「自分より評価を下げること」に邁進(まいしん)します。
どうやってやるかというと他人(弱者)の「公開処刑」と「悪意の証明」です。
自分は悪くないと言いたいので、他人を自分より悪者にするのです。
③他人の悪意の証明をする
血眼になって後輩(部下)の悪い部分を粗探し(あらさがし)して、
周辺の人物の前で公開処刑して
「お前はだめなやつだ」
「お前は悪人だ」
と悪意の証明をさせます。
④恩着せがましく言って賞賛と同情を集める
同時に彼・彼女らは何をやっているかと言うと
「私がこんなに苦労をかけているのに」
「私がこんなに育てているのに」
「私はこんなに善人なのに」
という賞賛と同情です。
恩着せがましくさせることで、相手に罪悪感を植え付けようとします。
「他人に感謝を欲求する人間は最低の人間」です。
最終的に「みんなでいじめてやろう!」というゴールに向かいたい
これを
「心理的操作」または「幼児的操作」
「甘え」
と言います。
幼児的操作と呼ばれるのは、本来は幼児期に親に対して「ママー!甘えさせてよー!ご飯たべさせてよー!」とやる行為だからです。
相手を責め立てるのが「甘え」なのは相手への好意を期待しているからです。
そして周りを操作させて導きたいゴールは、
自分の感情を満たさない!なんて悪人なんだ!みんなでいじめてやろう!
という結論です。
「心理的操作(幼児的操作)」に乗らないことが大切
こんな行為を20代、30代、40代、50代、60代、70代になっても人は続けていくのです。
これに乗らないことが大切です。
この例だと先輩(上司)は後輩(部下)に甘え欲求を出しているということは、後輩に甘え欲求を押し付けているのです。
母親に乳房を求めるように上司は部下をいじめることで甘え欲求を満たそうとしているのです。
本人は「教育」と綺麗事のように言うでしょうが、まさに「甘え」なのです。
他人の動力源であるガソリンを抜くことを教育とは言いません。
教育を、自動車で例えると「自動車のメンテナンスしろ」と指示されて、
自動車のガソリンを抜いて、自動車のタイヤや部品を奪い取って、車体に傷をつけて
「どうだ私はすごいだろう」「メンテナンスしているだろう」
と言っているようなもの。
根本的にメンテナンスの意味を知らないのです。
これと同じことを日本の職場では人間にやっています。
この本質が分かると見るに耐えないほど人間が見苦しくなります。
ガラケーで最強と10年以上前の価値観で止まってしまい、スマートフォンを持とうとしない高齢者と同じです。
同じ人間として情けなくて、泣けてきます。
職場に関係あることならまだ納得できますが、彼・彼女らはほぼすべてが職場での失態を理由に、職場と関係のない人格否定で責め立ててくるので墓穴を掘っていくのです。
「厳しい」と「理不尽」は違う
「厳しい」と「理不尽」は違います。
非合理的で理不尽を与える彼・彼女らには、合理的に「法の下の平等」に引きずり出して、社会のルールを再更生した方が良いと感じます。
治そうと思うと400年以上かかる【対処法】
彼・彼女らは一世代でこの悪習を身に着けたわけではありません。
親も同じような非生産的に他人を傷つけてきました。その親も同じことをしています。
遺伝的なものなのです。
彼・彼女らが遺伝子レベルで学んで、まともに改善するまで世代をまたいでも400年以上はかかる作業になります。
対処法として相手にしない、自分から距離を置くのがベストになります。
少なくてもこの話を納得できるあなたは、すでに学び終えています。
足し算をすでに履修して連立方程式まで解ける小学生が、まだ足し算ができない人に構う必要はありません。
助けを求められた時に助ける程度で良いのです。