研究中の経口薬。通風薬コルヒチンと寄生虫薬イベルメクチンが注目されています。

イベルメクチンは効くのでしょうか?

結論から書くと「効くかどうか分からない」です。

効くのか効かないのかは結論は出せない

イベルメクチンの新型コロナへの効果 現時点では不確実
https://www.asahi.com/articles/ASP8N6WWNP8NTIPE02M.html

「効く」断言の一方で「効かない」の断言もデマになる。ワクチンも同じ。
治療薬は効果なし、ワクチンは効果なしとその逆もしかりで、断言してる人がいたら、無知か、裏があります。

なので「効くor効かない」の語尾に「言われている」「認められている」「報告された」「傾向がある」「らしい」「確認した」と一歩離れて書かないといけません。


そもそもなぜ賛否ある薬剤に頼らなければならないのか?という視点が大切

そもそもイベルメクチンを推奨しよう、叩こう、ではなく、
なぜ賛否あるイベルメクチンのような薬剤に頼らなければならないのか?
ということが大切です。

その理由は
満床で病院にかかれない
=処方箋が出ない
=個人輸入かドラッグストアの第二類医薬品以下で探す
で自然帰結しているからです。

だからここで自宅放置させられるので、
在宅ではステロイド、病院で使うレムデシビルや抗体カクテルが限られるから、大規模医療施設や薬剤使用範囲を拡充しないとと提案が向けられる人が本物なのです。

とはいえどんな薬が他にもあるのか気になるので一応知っておきましょう。

実は密かに注目されるコルヒチンだが…

ただ一方でコルヒチンの方もEBM高い、北里大学と興和はイベルメクチン。

特にコルヒチンは承認されても副作用が重篤で使いにくそう。イベルメクチンは都合良すぎて薬事法云々で別の方面から政治的に叩き落される懸念

二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験のデザイン
コルヒチンは軽症COVID-19の治療薬になるか?
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t344/202101/568873.html


あるだけマシ程度

どうやってもまだ一年程度という経時的制約で、長期縦断の因果関係が推定希望観測でしかできず上の段階へ上がりにくい、ワクチンも治療薬もEBMピラミッド下の方で溜まるしかない。試験管上での伊藤園のお茶や点鼻薬や柑橘スプレーも。変な民間療法よりは論文あるだけまし程度。

コロナ治療薬として期待されるイベルメクチン、コルヒチン、ファモチジン、フルボキサミン、フルチカゾン等々応援したい。
ただ既存薬品や第2類医薬品以下で手頃に治ってしまうと困るのと、米製薬会社が囲い込んで病院で薬価点数つけて医師が処方箋で出したいので、「効果なかった」のスキャンダルで政治的に潰された後、大手製薬会社がさも似た成分の新薬プロモーションに塗り替えられそうなのが今後の不安。

EBMがわりと高めに来てるコルヒチンも軽症向けだけど、男性に対する副作用の方が重篤なので、承認されたとしても軽症な若年層に使うのはためらうだろうなぁ

病院にかかれないということは医師の処方箋が出ないということなので、個人レベルでは第二類医薬品かそれ以下で、EBM低くても対処するしかなくなる。

イベルメクチンにもたくさんある

コロナ治療薬として期待されるイベルメクチン、コルヒチン、ファモチジン、フルボキサミン、フルチカゾン等々応援したい。


しかしイベルメクチンは潰される末路にある

イベルメクチン、日本はノーベル生理学医学賞の大村智博士の開発の威光もあって北里大学病院で成果出して興和で売りたい流れだけど、
コスパ良すぎてものすごい火消しのスピードで否定論文を出されて政治的に潰されてるので、最終的に補助薬程度の優先度の低い立ち位置にされそうで悲観するしかない。

この調子でワクチン万能論が、なぜか予防薬であるワクチンをワクチン以外はすべてデマと断罪警察しながら、
国内外問わず治療薬への可能性を潰していって感染拡大させ、アメリカの大手製薬会社が同じ成分の治療薬出したら万歳三唱すると予想。

本当に悲しいことですが政治的なバックの力が弱いのです。

例えるなら、コミケの大手サークル以外は潰せとか、大手企業以外の商品以外は潰せをやるのと同じ。
需給ピラミッドの土台が育たないので、開発も研究も発展せず、逆に産業も市場も衰退してしまう。
結果的に、大量の恵まれない犠牲者だけが生まれる。

アビガンの時みたいにアメリカと中国と日本の夢の共同制作で、そんな東スポの芸能人の浮気スキャンダルみたいなことは政治的に都合が悪いので早々にナイナイされて消されたのと同じ流れを感じる

イベルメクチンの論文も弱いが批判の論文ももっと弱い

イベルメクチンは査読もやってメタ分析までやって論文不十分の不透明性云々の方向性の指摘は分かるけど、
「効果ない」と断言してる引用元いったらカナダの医師の個人的な体験の感想文で、
一年前に「コロナ単なる風邪」という医師の個人的な感想を寄せ集めたのと同じものを感じた。

おそらく将来的にコルヒチンが使われてくる

イベルメクチンだけかと思うだろうけど、この一年でスタンダードに使われてきた治療薬は非推奨されてお取り潰し。関節リウマチや通風等の既存治療薬でコロナが治っては困るんですかね。

おそらくイベルメクチンとコルヒチンが選出される場面が来て、イベルメクチンが政治的な理由で払い落とされて、副作用が重篤なはずのコルヒチンの方が優先されるとかなりそう


コロナ感染症を第5類に引き下げようとする人たちに利用されている

イベルメクチン自体は賛否両論あるが今は選択肢が減ってる中で選択肢が増えるので良いけど
一方で5類に引き下げようとする人たちが、イベルメクチンで治るから5類に引き下げよう(患者の公費の補償なくして実費負担にさせて儲けよう)としていて、
善人と悪人が混在していて判断つきにくいんよな…。

ワクチン万能論で日本政府崇拝のこびナビが「ワクチン以外はデマ」とイベルメクチンも叩いていた一方で、
日本政府崇拝のネトウヨがまだ「コロナは単なる風邪」の予定説を成就させるため、イベルメクチンを奇跡の特効薬として推し5類感染症にコロナを引き下げて制度的に単なる風邪にしてやろうとする。
政府崇拝教徒の中で対立しながら、イベルメクチンを叩きながら推そうとする、イベルメクチン王位継承戦みたいなおもしろ構図。

コロナ軽視派が「コロナは単なる風邪」を予言的に成就させるため
「感染症を5類に下げよう、制度的に下げて実費負担にして儲けよう」という悪しき目標に向かって、
ワクチンは万能薬、イベルメクチンは万能薬として政治的に宣伝しているので、
純粋にワクチン予防薬や治療薬の効果を見定めたい人にとってとても迷惑。

なぜか5類落としの話が出た時に、イベルメクチンを特効薬にする謎の担ぎ上げが出てきたのだけど、
日本政府なら、それがイベルメクチンではなく、ギリアドやロシュ等のアメリカ株主の治療薬だったら治験なしでも最速で承認されていただろう。

ワクチンや治療薬の選択肢が増えるほどコロナのリスクも薄まるので良いのだけど、治験でも最低5年は時間的な縛りでかかる(あと4年)ので、治療法が未確立の状態で一つだけの方法に絞ったり、それを根拠に治るから実費負担にさせようとするのは本当に危険。
入院したら負担割しても100万円以上はかかる

私が悪い人だったら、治療薬が未確立でコロナの恐怖が収まる前に、わざとコロナ感染症5類に引き下げて公的補償をなくすと同時に実費負担させて儲ける。
実際は感染リスク上げて、その恐怖をコロナ専用保険として海外保険会社を仲介させてキックバックもらって二度儲ける。
…のでその手に乗らないこと

消されているのはイベルメクチンだけではない

コロナ治療薬はイベルメクチン限った話ではなくこの1年で順に消されてる
レムデシビル(2020年7月非推奨)
アビガン(同時期に蒸発)
シクレソニド(2020年12月非推奨)
イベルメクチン←今ここ
デキサメタゾン
ナファモスタット
コルヒチン
カシリビマブ、イムデビマブ
バリシチニブ、トシリズマブ

治療薬はウイルスとのイタチごっこが起こりやすいので当たり前ですが、選択肢が多いことには可能性があるので希望を持ちたいです。

このラインナップを見ると、
最終的に効いても効かなくてもどうでもよく、アメリカ株主のロシュ中外製薬とギリアド以外は無慈悲に政治的に消される傾向


申し訳程度の地位で残るであろうイベルメクチン

イベルメクチン、効果の有無問わず
「まぁ日本ではノーベル生理学医学賞の大村智博士が開発推進したこともあるし、北里大学医学病院の権威と、興和と明治の販売案件もあるし、条件付きで非推奨の補助薬の位置付けにしてやるか。」
みたいな良くも悪くも首皮一枚残すようなオチになりそうなんよな。

2021年8月現在、選択肢としては多い分には良い

現状で、重症化するのに重症化病床が満床で入れない、つまり自宅療養で抗体カクテル療法にたどり着けなくて悪化しているので、
軽症中等症以下に対応できる手頃な経口薬を探してもコルヒチンとかイベルメクチンとかファモチジンとかまだ研究評価途中の薬で選択肢が少なすぎる

病院で使った医師はよほど覚悟がいる

そもそも臨床のEBMが低い薬を処方したところで、あとで指導医や上級医にカンファレンスで吊るし上げられるか、後々患者に変な副作用が出て訴訟されても自分も誰もフォローしきれないので、最初から「お墨付き」がない薬は避けたいというのが傾向だと思う


ドラッグストアで売るレベルになってほしい

ドラッグストアで手に入るレベルで経口薬や点鼻薬の選択肢が増えて、病院へは「試したけど無理だった」くらいのフィルターがほしい。
そのフィルターを通すためには治療薬の選択肢が増える必要がある。

ワクチンの副反応よりは副作用が少ないイベルメクチン

イベルメクチンは賛否両論あり、治療薬の選択肢が増える分にはフラットに対応すべきと思うけど、
ワクチン万能論者が「イベルメクチンは副作用が未知だから危険」と言うのは鏡を見てから言ってくれと思う。