「自分が20歳として、10歳の頃にアレ流行ったなぁ、もう古いなぁ」という感覚を持ち合わせてないと、ジャネの法則で歳を取るごとに時間は加速して感じ、10年前が1年前に感じて取り残される。

取り残されてもいいのですが適用できなくなり、周囲は10年も経てばすべて忘却していくのです。


「モノに憑依する」現象

高齢になると「モノに憑依する」現象が起こる。風呂や冷蔵庫や電子レンジなど。共有物や公共物なのに自分を憑依させて「ワシの許可取れ」と他人を支配しようとする。

家の中だけでなく、道路に勝手に三角コーンを置き、自分を憑依させて、動かした他人を「ワシの許可とれ」と操作するおじいさんもいる

精神的な介護のほうが大変

身内の身体的な介護よりも、逃げられぬ職場での精神的な介護のほうが大変。

「自分以外にも気持ちをもつ人間がいる」と、自己愛(自分だけ)から対象愛(他人)への発達移行が達成されてない人は、高齢者になっても変わらない。
脳みそからの脱糞を、治療場面以外で相手にするのが時間の無駄なのです


60代になって「年上の人を比べて自分はまだ若い」という現象

65歳前後になってくると、自分より年上の人を「まだ若い」と言って、相対的に自分を慰める感じになる現象。

病院側から患者さんを見ていると確かに60代の患者は若いとは思いますが。

相対的に自分を省みて安堵や絶望するよりも、精神性と人生観の統合をしたほうが心理的に安定して頼られる。