東京医大学にて裏口入学の実態が明らかにされました。

しかしこんなのは氷山の一角、国公立・私立問わず、日本中のすべての小学校・中学校・高校・大学で行われています。

どういう仕組みなのか?

スポンサーリンク

東京医大、裏口入学毎年10人 東京地検特捜部がリスト入手

文部科学省の私立大学支援事業をめぐる汚職事件で、前科学技術・学術政策局長の佐野太(ふとし)容疑者(58)=受託収賄(じゅたくしゅうわい)容疑で逮捕=の息子を不正に合格させたとされる東京医科大学(東京都新宿区)が、数年前まで毎年10人前後の受験生を不正に合格させていた疑いがあることが14日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は不正合格者のリストを入手しており、裏口入学の常態化が事件の背景にあるとみて調べている。

引用元:産経新聞2018年7月15日付 https://www.sankei.com/affairs/news/180715/afr1807150002-n1.html

要するにコネを利用して忖度(そんたく)して合格にさせる。

各学校の上には、運営している文部科学省(文科省)があります。
各省庁の官僚公務員が自分の息子を合格にさせようとすればできてしまうのです。

親会社の社長が自分の息子を、孫会社に就職させるようなものです。

真面目に勉強している人は馬鹿馬鹿しく思える話です。

もともと義務教育の勉強は、各省庁の国家公務員一種の官僚が
「みんな俺みたいに一流大学出て、東京の霞が関の省庁で働けるように頑張れよ。まぁ俺を目指してがんばれよ。無理だろうけど。」
という「俺が一番頭いい」とあぐらをかいた人が、それを正当化するためにセンター試験や成績順位や偏差値をつけてレースさせて遊んでいるだけです。

他人に敷かれたレールに乗り、他人に有利な土俵で相撲を取るようなもの。

真面目に競争に乗る方がバカをみます。


校長になると神になれる

自分の知人に校長の親族がいる人は分かると思いますが、校長になると県内程度なら神扱いを受けます。

職員室の序列では、教頭先生という部下の先生にも生徒にも保護者にも板挟みにされる一番きつい役職を平均2~3年を経て、それを我慢すると校長になれます。

校長になるともう責任を被る必要はなくなります。教頭という最強の盾を手に入れるからです。

そして数年後には、校長の座から「人権啓発委員会」とか「青少年健全育成会」とかに天下って不労所得を得ます。

昔、学校で「人権啓発ポスター」とか「清い選挙をしようポスター」とか描かされたと思います。

あれは校長が天下って働かないで生きれる職場を守るために、とりあえず生徒にポスターを描かせて仕事している体(てい)を取っているだけです。

元校長は、そんな風に定年退職まで仕事しているフリをして不労所得で生きます。

そして校長関連の親族はどんなに不良でどんなに反社会的でも、県内の学校程度ならどこでも無条件で合格します。

推薦枠の地域格差がありすぎる

推薦枠、地域差5倍 沖縄最多、富山最少 1校平均

国が創設し、来春から本格実施される「給付型奨学金」について、高校などが実施機関の日本学生支援機構(JASSO)に推薦できる1校当たりの生徒数(推薦枠)に都道府県間で最大約5倍の差があることがわかった。

引用元:毎日新聞2017年8月2日付https://mainichi.jp/articles/20170802/ddn/001/100/002000c

ここでは給付型奨学金の推薦枠で地域格差がありすぎるという話がありました。

実は進学先の学校の推薦枠でも地域格差がありすぎるのです。

過去記事
杉原千畝ユダヤ人リストが世界遺産に選ばれなかった理由

世界遺産の推薦の話でも書きましたが、「推薦枠」とは「買うもの」だからです。

都市部の高校だと私立大学の推薦枠は10人~20人くらいあったりします。

都市部ではそれが普通と思っているかもしれませんが、地方の高校の推薦枠はそんなにありません。私立大学でも1~5人程度です。

給付型奨学金の地域格差と同じくらい。5倍くらい違うのです。

特にお金のある私立学校に通っていた人だと受験先に推薦枠の大学や高校がたくさんあって当たり前と思っています。

しかし地方の私立や公立と比較した場合、推薦枠は少ないです。

これも進学先学校と提携して「推薦枠を買っている」からです。

高校は進学率を上げるために推薦校の枠を買います。大学は売って儲けます。Win-Winな関係です。

都市部の中高生ほど進学率が高くなるのは、別に成績が良いわけではありません。

推薦枠が多いので進学率が高くなるからです。

例えば、地方でいくら真面目で成績の良い頑張り屋さんの学生がいても、都市部の遊んでいる成績の悪い怠け者の学生が優先して合格にされてしまうのです。


宗教系の学校ほど高学歴の理由

なぜ宗教関係者はもれなく無駄に高学歴なのか?

昔、週刊ダイヤモンドの宗教特集に書いてありました。

元より大学が無宗教では、唯物論で科学的な共産主義になってしまいます。
ゆえに共産党こそがバリバリの理科系で理系の牙城として今でも君臨しています。

世界的な学問基準ではリベラル・アーツで、神の存在が前提として考えています。
数学でいうと「点(神)」が実在する、と考えるのが前提です。
アダム・スミスのような「神の見えざる手」とした資本主義経済の基礎もこれが大前提になっています。

リベラルアーツまとめ~正しい学問体系を知ろう~

よって宗教的な神の存在を前提を考えないと、リベラル・アーツとしては通用しません。

・・と欧米基準で高尚なことをもっともらしく言いたいですが、実際は日本はそこまで考えていません。

日本は宗教的なヨコのつながりで進学率を上げている

本当の理由は、
宗教団体の横のつながりがあるからです。

高成績な高校にカネ出して、ヨコの繋がりを宗教で固めています。

その分を推薦枠で増やして集客すれば、大学側も高校側もブランドも上がって一石二鳥という仕組みです。

だから実は成績が良くなくても入学できて高学歴で固めることができます。

地方と比較すると、宗教団体の強い地域はそれが顕著に現れているので分かりやすいです。